昔の記憶
本間酒田市長が辞意
さくらんぼさんから、
今朝の山形新聞の記事を知らせていただきました。
市長さんの声2014
2014年12月19日の院長日記です。
咽頭腫瘍の手術で声帯を失い、
辞職勧告決議案まで検討されたのに、
がんばっていらした市長さんです。
同じ本間姓ですが親戚ではありません。
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平成27年7月18日、山形新聞朝刊の記事です。
本間酒田市長が辞意
腎機能障害悪化で治療に専念
2015年07月18日 07:42
腎機能障害のため今月11日から日本海総合病院(酒田市)に入院している本間正巳酒田市長は17日、自らの後援会の本間清和会長と同病院で面会し、市長職を辞任する意向を伝えた。本間会長が市役所で同日、記者会見を開き、明らかにした。症状が悪化し、胸部などにがんの転移が見つかっていることから、体力の回復が難しく、公務復帰は厳しいと判断したとしている。
本多茂市議会議長は現在、ロシアに出張中で帰県は21日夜。本間会長は22日に、本多議長に辞表を提出するとしている。
本間会長によると、本間市長は咽頭部腫瘍の摘出手術のため昨年5月、宮城県名取市の宮城県立がんセンターに入院する際、日付の部分を空欄にした辞表を託していた。その後、治療を続ける過程で山形新幹線庄内延伸の実現に対する思いが強く、公務継続を希望していたが、本間会長が17日午後3時に面会して辞任を問い掛けたところ、うなずいて了承したという。
本間市長の病状について、本間会長は「緊急的に腎機能障害の治療に当たるべきで、転移したがんの治療に専念すべきだと判断した」と説明。現在の容体に関しては「医療チームが必死に当たっている」と述べるにとどめた。
本間市長が市長に就任して以来、今回の入院は4度目で、本間会長は「4度目と辞任がイコールということは(本間市長も)分かっていた。入院に抵抗していたが、最後は同意した」と述べた。
会見に同席した丸山至副市長は「公約を実現すべく頑張ってきた。本間会長から辞意の話を聞き、非常に残念に思う」と語った。
市によると、本多議長に辞職願いの申し立てをした日から20日で自動的に本間市長は辞職。市議会臨時会を開けば、20日以内にすることができる。市選挙管理委員会が辞職の通知を本多議長から受けた翌日から50日以内に市長選が実施される。
◇本間正巳氏 1947(昭和22)年3月、酒田市生まれ。酒田東高―東北学院大法学部卒。70(昭45)年4月に県職員採用。健康福祉部長、農林水産部長、総務部長を経て2005年に県企業管理者。県企業振興公社理事長を務めた後、2009年12月に酒田市副市長に就いた。阿部寿一元市長の衆院選出馬に伴う2012年10月の酒田市長選で初当選し、1期目。任期は2016年10月27日まで。自宅は酒田市北今町。
(以上、山形新聞より引用)
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形成外科は、
耳鼻咽喉科といっしょに手術をします。
再建手術です。
咽頭部腫瘍では、
私たちが咽喉食摘いんこうしょくてきと呼ぶ、
咽頭いんとう、
喉頭こうとう、
食道しょくどうを
ひとかたまりで摘出する手術をします。
■ ■
大変な手術です。
手術後に、
顔はぱんぱんに腫れます。
声も出なくなります。
食事もできません。
その大変な手術を乗り越えて、
市長さんをなさるのはすごいです。
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私が学生の時に、
耳鼻咽喉科の形浦教授が、
よく食道発声で市長を続けられた、
辻一三(つじいちぞう)佐世保市長のことを話してくださいました。
今は気管食道シャント法という方法もあります。
朝日新聞では、
与謝野馨さんのことが取り上げられていました。
本間正巳酒田市長さんが、
少しでも快くなることをお祈りしています。