院長の休日
札幌駅新幹線ホーム、300メートル西に
平成27年7月3日、北海道新聞朝刊のトップ記事です。
新幹線ホーム、300メートル西に 札幌駅、
JRが新設検討 利便性低下の懸念も
2030年度までに全線開通予定の 北海道新幹線 で北海道側の終着・始発駅となる札幌駅ホームについて、JR北海道が当初計画していた現在の駅構内ではなく、約300メートル西側(函館方面)での新設を検討していることが7月2日分かった。現駅の線路の一部を新幹線専用にすると、ホームを増やしても、技術的な問題で運行できなくなる在来線列車が多数発生する恐れがあるため。ただ、在来線やバスなど他の交通機関への接続が悪くなるなど乗客の利便性が低下するのは必至で、議論を呼びそうだ。
国が2012年6月に発表した札幌延伸の工事計画認可では、札幌駅の位置は現行の駅と「併設」としている。JRも当初、11番線まである現駅構内のうち、南側にある1、2番線を新幹線用のホームとし、北側に在来線用の12番線やホームを増設する計画だった。
だが、今年に入り、現駅に新幹線ホームを設けた場合、在来線に使える線路が1~2本減る上に、線路の交差回数が増える関係から、乗り入れられない普通列車などが最大約100本に達する恐れがあることが分かり、代替案の検討に着手した。
JRは新幹線ホームを現駅より東側か、地下に新設するなど他の案も検討しているが、建設主体となる鉄道建設・運輸施設整備支援機構には西側案を軸に打診しているもようだ。
ただ、西側案では、在来線だけでなく、都市間バスや市営地下鉄との接続が悪くなるのは必至だ。用地確保のため周辺ビルの移転補償など工事費が増え、工期が延びる可能性もある。
札幌市は現駅への新幹線ホーム併設を前提に、バスターミナルの拡張など札幌駅周辺の再開発構想を進めている。このため、西側新設案には「乗客の利便性が損なわれ、駅前再開発の前提が崩れる」(同市幹部)と困惑しており、今後、事実確認を急ぐとともに、従来案を堅持するよう国や機構など関係機関への働きかけを強める構えだ。
(以上、北海道新聞より引用)
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今朝の道新(北海道の人はどうしんと呼びます)を見て、
驚きました。
正直な感想は、
『これはないでしょ!』
北海道弁では、
『こりゃないしょ!』です。
はっきり言って、
そんなところに新幹線のホームを作ったって、
喜ぶのは伊藤組のマンションだけです。
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今のJR札幌駅だって、
札幌市営地下鉄のさっぽろ駅からは、
ちょっと歩きます。
すすきの方面から来ると、
列車の先頭方向にJRの駅があります。
すすきのから乗る人は、
地下鉄の前の車両に乗ります。
だから夜は前の車両が混みます。
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道新に掲載された場所は、
私の通勤路です。
ふじ棚がある近くです。
どう考えたってむちゃくちゃです。
新幹線は5分とか10分の時間が大切です。
札幌駅の新幹線ホームに着いてから、
タクシー乗り場に10分も歩かされると、
観光客は怒ります。
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北海道新聞の写真を見るとわかりますが、
新しいホームを作ったところで、
周辺にタクシー乗り場を作る場所もありません。
少し西側に作ると、
建設費が何十億円か減るかもしれませんが、
お客さんはそれ以上に減ります。
私だったら、
あの場所には作りません。
JRさんにはよ~く考えていただきたいです。