昔の記憶
人生なかなか思うようになりません
酒田の本間正巳市長さんが亡くなってしまったり、
尊敬する荻野利彦先生が急逝されたり、
すし処さっぽろの山口政友さんが亡くなったり、
どうも人生は思うようになりません。
こころざしなかばで、
さぞ無念だったと思います。
■ ■
60代で亡くなると、
まだ若いのにと思います。
70代でも若いと思います。
JR北海道は、
歴代の社長さんが2人も亡くなっています。
中島尚俊社長は64歳で、
平成23年9月18日に遺体で見つかりました。
坂本眞一元社長は73歳で
平成26年1月15日に遺体で見つかりました。
坂本さんと義父は東京の鉄道学校で知り合いだったそうです。
■ ■
義父は、
家にお金がなかったので、
島根県の小学校を卒業して大阪に出て、
国鉄の保線区で働きながら、
定時制高校を卒業ました。
大阪工業大学の夜間部にも通いましたが、
残念ながら卒業はできなかったようです。
それでも、
保線区長にまでなって定年を迎えました。
私が尊敬する人です。
その義父も64歳で心筋梗塞で亡くなりました。
■ ■
私が子どもの頃は、
お医者さんの家はお金持ちで、
裕福で、
なんでもあって、
いい家庭だと思っていました。
実際にお医者さんになってみると、
休みは少ないし、
いつでも緊張しているし、
奥さんと喧嘩になることもあるし、
貧乏な時代もあったし、
そんなにいいものでもありません。
■ ■
私の父親は来年90歳になります。
昔、父親といっしょに働いていたお医者さんは、
ほぼ全員他界されてしまいました。
やはり医者は短命なようです。
私は、
大学を首になったり、
信じてはいけない人にだまされたりしましたが、
ひ弱だったケンイチ少年にしては、
上出来な人生だと思っています。
人生なかなか思うようになりませんが、
自分なりに精一杯がんばって生きようと思います。
亡くなった方のご冥福をお祈りしています。