医学講座
集団的個別指導2015
2015年11月4日にこんな文書が届きました。
保険医療機関にとって大切な、
厚生労働省の集団的個別指導という指導のお話しです。
12月の予定を決めた後だっでした。
12月にするんだったら、
もう少し早く知らせてくれたらいいのに、
出席しないと、
個別指導の対象なんて、
脅し文句までつけて、、、
…と私は怒っていました。
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北海厚発1102第26号
平成27年11月2日
各保険医療機関 開設者様
厚生労働省北海道厚生局長
集団的個別指導(集団部分)【医科】の実施について(通知)
健康保険法第73条(船員保険法第59条において準用する場合を含む。)、国民健康保険法第41条及び高齢者の医療の確保に関する法律第66条の規定に基づき、下記のとおり、北海道庁(北海道保健福祉部健康安全局)と共同により集団的個別指導を実施しますので、出席されるよう通知します。
なお、正当な理由がなく欠席した場合は、個別指導の対象となることを申し添えます。
記
1.目的 保険医療機関及び保険医療養担当規則等の理解を更に深め、保険診療の質的向上及び適正化を図ることを目的としています。
2.日時 平成27年12月16日(水)午後6時30分から午後8時まで(予定)
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今まで何回もこの集団的個別指導に出席しました。
はっきり言って、
わかっていることを、
何回も聞かされているという指導もありました。
ひどいのになると、
原稿棒読みの指導もありました。
あまりひどかったので、
札幌コンベンションセンターの壇上に上がって、
あんたね~
もっと真面目にやれよと怒ったこともあります。
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その時、私は、
札幌市医師会役員の司会者に、
壇上からひきずり下ろされました。
会場から、
私の文句にたくさんの拍手もいただきました。
こんなところで文句を言った医者は、
私以外には聞いたことがありません。
職を失って13年という院長日記に書いてあります。
私は医師名義貸事件を告発して、
厚生労働省に大きなインパクトを与えました。
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昨夜は北海道庁の偉い方と、
札幌市医師会理事の先生もいらしてました。
私は前のほうの席に座り、
指導をしっかり聞いていました。
昨日の指導は、
私が今までに聴いた指導の中で、
最高の指導でした。
厚生労働省北海道厚生局医療課、
指導医療官の佐野先生がすばらしかったです。
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約1時間の佐野先生の指導は、
医師としての優しさや、
国民にいい医療を提供したいという、
医師としての情熱にあふれていました。
こんな先生が指導官になられて、
厚生労働省に対する見方が変わりました。
居眠りしている先生もいませんでした。
佐野先生のこれからのご活躍をお祈りしています。
ためになるお話しをありがとうございました。