医学講座
年齢とともに
私の高校の同級生、
すみれさんから、
綺麗な奥様で院長夫人という感じです。
喧嘩するほど仲がいい、といいますから
…とメールをいただきました。
思わず笑ってしまいました。
院長夫人ではなく、
ふつうのおば(あ)さんです。
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昔は、
♡きれいなお姉さん♡でした。
私は気付いていませんでしたが、
20歳代から左ほほにしみがありました。
化粧品コーナーの美容部員さんに、
奥様、今この化粧品をお使いにならないと
シミがどんどんひどくなりますよと言われ、
その一万円以上する化粧品を購入したそうです。
ところがその化粧品を使用しても
改善の兆しが見られません。
私が診るとどう考えても化粧品では取れないシミでした。
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家内の同窓会
2006年11月25日の院長日記に書いてあります。
家内は私より2歳年下で今年50歳です。今日は家内の同窓会です。美容外科の先生の奥さんはどんなことをしているのだろうと興味津々だと思いますので少しご紹介します。
私は26歳の時に結婚しました。北大形成外科の研修医でした。その時、家内は24歳でお互いに若くはつらつとしていました。大学病院の研修医ですから特別裕福でもなかったですが幸せでした。最初に住んだのは2DKの公団住宅です。家賃は4万円ちょっとでした(管理費含)。北大の人事異動で北海道内を転々として今まで10回以上引越しをしました。上の子供は釧路→函館→札幌と幼稚園を3回も変わりさすがに親として申し訳なく思いました。
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10年前の奥さんは50歳、
若いです。
今は60歳になりました。
年齢とともに、
いろいろ大変です。
困っているのは髪です。
札幌美容形成外科で育毛剤を扱いだしたのは、
風呂掃除で奥さんの髪がつまって、
大変だったのがきっかけでした。
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左ほほのしみと、
眉間にあったしみは、
私が悪性ではないことを確認して目立たなくしました。
髪はパントガールという内服で治療中です。
お風呂掃除係りの私の感覚では、
抜け毛が減りました。
排水口につまる髪の毛を掃除する回数が減りました。
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20代から、
シワを気にしていました。
私が北大病院で、
コラーゲン注入剤の治験担当になったら、
わたし実験台になると、
真っ先に皮内テストを受けました。
残念なことに、
コラーゲンにアレルギーが出て、
赤い虫さされのような発赤が半年近く残り、
ずいぶん文句を言われました。
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昔は若かった奥さんも60歳ですから、
当然しわはたくさんあります。
何かイベントがあると、
数週間前にボトックスを注射しています。
ボトックス注射は、
アレルギーが出る人はまずいません。
血管がつまって壊死になることもありません。
安全な治療だと思います。
年齢とともに増えたシワは、
医学の力で目立たなくしています。
高価なプレゼントは買っていませんが、
弁当を作ってくれる奥さんへの♡感謝♡です。