医学講座
形成外科医の使命
昨日の院長日記、
看護婦時代の思い出に、
元日本産婦人科医会 会長
故寺尾俊彦先生のメッセージを引用させていただきました。
産婦人科医の使命は、
お母さんと赤ちゃんの命を守ることです。
そして、
「元気ないのち」を次の世代につなぐお手伝いをすることです。
とても素敵なお言葉です。
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私は学生時代に、
産婦人科医になろうか?と思ったことがありました。
産婦人科講座講師の郷久鉞二さとひさえつじ先生が、
本間くん来ないか?と誘ってくださいました。
郷久先生は、
婦人科で心身症を研究されていました。
穏やかな先生で、
かなり産婦人科に魅力を感じました。
■ ■
学生時代は風邪ばかりひいていて、
体力に自信がなかった本間くんは、
産婦人科医になるのを諦めました。
あの時に産婦人科を選んでいたら、
私の人生はどうなっていたのかなぁ~?
…と62歳になってから考えたりします。
産婦人科学は魅力がある学問です。
■ ■
形成外科医の使命は何かなぁ~?
…と考えてみました。
産婦人科学に比べると、
形成外科医の使命はなぁ~
日本形成外科学会HPには、
形成外科とは、
身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、
あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、
より美しくすることによって、
みなさまの生活の質 “Quality of Life” の向上に貢献する、外科系の専門領域です。
…と書いてあります。
難しい言葉だなぁ~
■ ■
簡単に言うと、
外見を変えることです。
外見を変えることによって、
コンプレックスを解消したり、
他人と同じレベルにしたり、
自信をつけたりする、
お手伝いをする専門科目です。
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命にかかわることは、
めったにありません。
でも、
毎日の生活で困っていることを、
ちょっと改善するお手伝いをしています。
子孫繁栄という、
国家百年の大計はできませんが、
子孫が快適に暮らせるお手伝いをしています。
少しでもお役に立ちたいと願って仕事をしています。