医学講座
原発事故は現在進行形
今日は2017年3月11日です。
札幌は雪です。
早朝はかなり降っていました。
道路も木も真っ白です。
東日本大震災から6年です。
札幌は地下歩行空間開通から6年です。
私たちの生活は6年前と大きく変わりました。
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平成29年3月11日、朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
原発事故は現在進行形なのです
会社役員 新妻宏明(福島県 57)
東京電力福島第一原発事故から6年が経過しました。
事故の前、地震や津波があっても原発は自動停止して冷却が続けられ、放射能漏れなど決して起きないと思っていました。東電や国の説明からは、こんな大事故があるとは想像できませんでした。
国は多くの交付金を出して、原発建設を進めてきました。確かに出稼ぎに行かなくても地元で働けるようになり、交付金で町が整備されました。良いことがあったのは事実です。
しかし、引き換えに原発事故でふるさとを失いました。あまりに大きな代償ではないでしょうか。いまだに多くの人が避難生活を送っています。
被災地以外の人々は、原発事故は終わったものと思ってはいませんか。避難指示の解除で元の生活が送れると思っていませんか。そうではないのです。原発事故は過去形ではなく、現在進行形だということを忘れないで下さい。
(以上、朝日新聞より引用)
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私も原発は安全だという説明を信じていました。
震災直後の報道も信じていました。
今になって思うと、
信じてはいけない報道でした。
日本という国が、
残念なことです。
福島の方がほんとうにお気の毒です。
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原発に深くかかわってきた企業が、
存亡の危機です。
福島の原発は、
私が生きている間には終わらないと思います。
福島から避難生活を送る人は、
まず避難先で車のナンバーを、
福島から変えるそうです。
それほど気を使うのは大変なことです。
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私は、
日本から原発を無くするべきだと思います。
北海道にも泊原発とまり原発があります。
現在も稼動していません。
原発が稼動していなくても、
6年間ふつうに生活できています。
将来に負の遺産を残すべきではないと、
私は考えています。