医学講座
おむつをされる側になったら
うちの親父が亡くなって、
3月29日で一年になります。
うちのばあさんいわく、
いい死にかただった。
確かに、
肺炎になって一週間で天国に行きました。
自分が若い頃に働いていた場所で亡くなりました。
いい病院でした。
■ ■
大腿骨骨折で入院してからは、
おむつをしていました。
病院では、
ほんとうにお世話になりました。
おむつ交換は大変です。
赤ちゃんのおむつと違って、
大人のおむつは大変です。
くさいです。
■ ■
うちの親父は大丈夫でしたが、
おむつでかゆくなる人がいます。
かゆいと手が行きます。
うんこがついていても、
本人はわかりません。
うちの親父は、
最期まで比較的はっきりしていました。
■ ■
それでも、
夜になると、
病室に小鳥がいました。
どこにいるの?
…と聞くと、
あそこの天井にいる
こんな具合でした。
■ ■
FaceTimeという便利なTV電話で、
孫の顔と声を聞かせました。
♡おじいちゃ~ん♡
これにはよく反応していました。
私の弟のこともよくわかっていました。
最期は、
母親と弟が看取りました。
いい人生でした。
■ ■
うちの親父がおむつをしたのは、
90年の人生のうちで、
約3ヵ月です。
それでも大変でした。
私の切なる願いです。
おむつをされる側にはなりたくないなぁ~
もしされる側になるなら、
できるだけ短い期間がいいなぁ~
贅沢な願いです。