医学講座
薬疹の経験
私は幼稚園の時に、
ペルテスという病気になりました。
大腿骨の骨頭が壊死になる病気です。
北大整形外科で診断をしていただき、
愛育病院に約1ヵ月入院しました。
手術はしませんでした。
ベッドの上で脚を牽引していました。
トイレにも行けませんでした。
■ ■
一番嫌だったのが、
ベッドの上でうんこをすることでした。
子供でも、
うんこはくさいです。
けんちゃんくさい
…と言われたかどうか忘れました。
自分自身が一番嫌でした。
11月に入院しましたが、
うんこの時は窓を開けてもらいました。
■ ■
他にもたくさん病気をしていました。
よく学校を休んでいました。
私の父親が薬剤師だったので、
私の薬は父親が病院から持ってきてくれました。
小学校1年生だったと思います。
風邪で学校を休んだ時に、
父親が持ってきてくれた薬で、
口唇が腫れました。
■ ■
たらこのようになりました。
腫れて痛いのと、
口唇の粘膜が白くがさがさになりました。
父親の話しによると、
ピリンか
サルファ剤が原因だろうとのことでした。
私も自分の息子に処方した軟膏で、
息子がかぶれたことがあります。
■ ■
私はあまり薬をのみません。
必要のない薬も出しません。
できるだけ、
安全・安心
…な薬を選んでいます。
私が他の先生より、
薬に対して慎重なのは、
小さい頃に自分の口唇が、
かさかさになった経験からだと思います。