医学講座
私立医大寄付金3000万円
昨日の院長日記、
いい先生の見分け方に、
私の高校時代の同級生、
すみれさんからコメントをいただきました。
私の友人の娘が私立の医学部を受験したとき、
まず、親の面接でいくら寄付出来るか聞いたそうです。
そこのうちは、金持ちだったので、3千万位出したみたいだけど。
医者になってからが、
大変でしょうが、
そのとき、医者もいろいろだな、と思いました。
■ ■
私たちが高校生だった、
50年近く前から、
私立医大に入学するには、
寄付金が数千万円もかかると言われていました。
当時は、
私立医大で寄付金がないのは、
超難関の慶應大学医学部くらいで、
新設医大は多額の寄付金を積まないと、
合格できないと言われていました。
■ ■
実際に3000万円払ったとか、
6000万円かかったとか、
いろいろなうわさを聞きました。
本間家には、
とてもそんなお金はなかったので、
私が受けたのは、
お金のかからない札幌医大と、
お金をもらえる自治医大でした。
■ ■
今日の院長日記で私が言いたいことです。
3000万円の寄付金を払って、
私立医大を卒業した先生でも、
♡とてもいい先生♡がいます。
腕のいい外科医もいます。
卒業した大学で、
先生を評価しないでください。
いい先生を見逃す可能性があります。
■ ■
私も昔は、
寄付金を積んで医学部なんてなぁ~
…と考えていた時代もありました。
でも、
学会発表を聞いていると、
私立医大すごい
…と思うことがよくあります。
特に形成外科は、
私立医大で先に講座になった大学が多いのです。
■ ■
国立大学医学部には、
2017年4月でも、
専任の形成外科教授がいないところがあります。
特待生で合格したのか、
3000万円の寄付金で合格したのか知りませんが、
私立医大の卒業生に、
♡とてもいい先生♡がいます。
卒業した大学で先生を選ぶと、
大はずれになることがあります。
注意してください。