昔の記憶
公立高校入試2017
今日は平成29年3月8日です。
北海道新聞朝刊と、
朝日新聞朝刊に、
北海道の公立高校入試問題が掲載されていました。
昨日、平成29年3月7日に学力試験が実施されました。
平成29年3月7日、北海道新聞夕刊の記事です。
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春へ最終関門_道内公立高217校で入試
道内公立高の2017年度一般入試の学力検査が3月7日午前、全日制と定時制合わせて217校で始まった。道教委によると、午後1時現在、荒天による開始時間の遅れなどのトラブルはなく、3万623人が学力検査に臨んだ。
学力検査は、全日制(市立札幌開成中等教育学校後期課程を含む)で実施予定の217校のうち、一般入試の出願者がいなかった1校を除く216校と、定時制の市立札幌大通が行った。
午前9時20分からの国語に続き、数学、社会、理科、英語の順で試験を行い、午後3時半に終了する。応用力を重視した「 学校裁量 問題」は43校が採用した。
全日制の受験者は3万381人で、倍率は0.99倍。定時制40校の出願者数は877人で、倍率は0.44倍となった。市立札幌大通を除く定時制39校は7日に面接試験を行う。
3月8日は一部の高校で面接、実技、作文を行う。合格発表は全日制、定時制とも3月17日午前10時。
札幌市中央区の札幌西高(小野弘貴撮影)
(以上、北海道新聞より引用)
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私が札幌西高校を受験した昭和45年(1970年)は、
入試日が吹雪だった記憶があります。
北海道の山奥、
今はダムの底になってしまった、
大夕張の鹿島中学校から、
けんいち少年は札幌に出てきました。
入試はなんとか合格できました。
西高の受験番号は319番でした。
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62歳になって考えると、
親は、
子供にいい教育を受けさせてやろうと、
自分たちの生活を犠牲にして、
子供を進学させたと思います。
札幌と大夕張の二重生活で、
家計は大変でした。
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当時から、
お父さんが地方で働いて、
子供とお母さんが札幌という家庭がありました。
今は、
中高一貫の全寮制の進学校もあります。
確かに、
いい学校には、
いい先生と、
いい同級生がいます。
すみれさんも同級生です。
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夕張の山奥では、
それなりに成績優秀者だった私も、
札幌に出てきた途端に、
一気に成績下級者になりました。
中の下くらいでした。
北大現役合格は絶対に無理な成績。
英語は赤点ぎりぎりでした。
そんな私でも62歳まで働いています。
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高校入試や、
大学入試が、
人生で役立つことは、
残念ですがあまりありません。
役に立つのは、
人生ではじめて味わった挫折感です。
自分の実力を知った時でもありました。
人生にはさまざまな、
失敗、挫折、失望があります。
楽しいことよりも…
つらいことが多いようにも思います。
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そんな、どん底から這い上がるには、
受験生で身につけた忍耐力が役立ちます。
人間の一生なんて短いものです。
どんなに偉い人でも
どんなにお金持ちでも
一生を終えて死ぬ時は同じです。
がんばる力とか、
耐える力を養うのに、
受験勉強で努力することは、
決して無駄ではないと思います。