医学講座
貧乏だった経験
あと千円しかない…
2014年2月18日の院長日記です。
私は1954年生まれ。
安倍首相と同い年です。
私が育ったのは日本の高度成長期。
高校生の時に、
田中角栄さんが日本列島改造論という本を出しました。
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私の両親は…
子どもの教育にはお金をかけてくれたと感謝しています。
でも…
その分、家は貧乏でした。
貧乏とは言えなくても…
裕福ではありませんでした。
■ ■
私は酒もタバコもやりませんし、
すすきのにもめったに行きません。
父親がヘビースモーカーだったおかげで、
賢一少年はタバコ嫌いになりました。
非喫煙者を守る会にも入会しました。
札幌医大の学生だった頃です。
■ ■
酒を飲まないのは…
アルコールに弱いせいもあります。
ちょっと飲んだだけで真っ赤になります。
もう一つの理由は…
お酒代がもったいなかったからです。
学生時代の同級生が…
『昨夜は3時まで飲んでいた』とか、
『今朝帰って来た』とか言っているのを聞いて…
よくお金が続くものだなぁ~
…と思っていました。
■ ■
私はケチな男なので…
昔から無駄遣いはしませんでした。
…というより…
無駄に遣うお金がありませんでした。
財布にあと千円しかないのに…
一週間どうやったら…
お腹いっぱいになるだろう…
こんな思いをしたことがありますか?
■ ■
私が『良いものを安く』にこだわるのは、
自分が貧乏だった経験からです。
同じことを…
あの㈱ニトリの似鳥昭雄社長さんからお聞きしました。
お金がなくて…
インスタントラーメンしか食べられなくて…
『似鳥がとり目になった』と友人に言われたそうです。
札幌美容形成外科もおねだん以上を目指しています。
■ ■
62歳になっても、
長年の習慣は消えません。
デパートの地下で、
半額になったお惣菜を買って帰るのが好きです。
一年に一度くらい、
患者さんとばったり会うことがあります。
ちょっと恥ずかしいです。
貧乏だった経験を生かして、
これからもがんばって仕事をします。