院長の休日
終活セミナー
平成29年3月15日、北海道新聞夕刊の記事です。
終活セミナー
終活カウンセラー協会_上級インストラクター樫木泰子かしきたいこ
「自分らしい人生」考えて
「終活」という言葉がこの2、3年、かなりのスピードで浸透してきました。
認知度は上がったものの、「終活は死ぬための準備」と誤解され拒絶反応を示す方もまだ多いようです。連載の締めくくりに、今をよりよく生きる終活の意味を あらためて整理します。
①誰のための終活か
高齢の方は「子どもに迷惑をかけたくない」とよく口にします。エンディングノート、生前整理、遺産相続、葬儀、お墓など終活の主な項目を並べると、自分の死後に残る人が困らないようにするものと思われて不思議ではありません。
そういう側面もありますが、私は「自分のためにする終活」という視点がもっと大事だと思います。平均寿命が延びて高齢でいる期間が長くなりました。終活で自分の人生を振り返り、悩みを多少なりとも解消することで、これからの人生を自分らしく大切に生きるきっかけにしてほしいと思います。
②いつから始めるか
終活をする時期は弾力的に考えていいと思います。例えばサラリーマンなら定年退職を迎える時期。定年後の農業など田舎暮らし、喫茶店やコミュニティーカフェ開業、高齢者の見守り、子育て支援など、ビジネスにボランティアに第二の人生のメニューは限りなく広がっています。
人生のターニングポイントの時期に自分史をエンディングノートに書いたり、これまでの人生でたまった不要な物を片づけてはどうでしょう。心の整理、身辺の整理で次の人生に乗り出していく気構えができるのではないでしょうか。
③人との絆の確認
核家族化や少子高齢化が進み、人と人との関係の希薄さが問題になっています。終活の効用の一つは信頼できる人との絆の確認です。自分の死後、「形見の品をこう分けて」「葬儀はこうして」「遺骨は海に散骨してほしい」といった希望は子どもはじめ信頼できる人々に託すしかありません。
自分が信頼できる人を選び、大事な希望を託すことを通じて、世代を超えた絆も強まるでしょう。お金では買えない大切なものが見え、人との絆の確認で未来に希望を見いだせるのではないでしょうか。
(終活セミナーの筆者は4月から冠婚葬祭会社「あいプラン」ヒューネラル部シニアマネージャーで、一級葬祭ディレクターの大塚周雄おおつかちかおさんに代わります)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
うちの奥さんが熱心に読んでいました。
私も、
これまでの人生でたまった
不要な物を片づけてはどうでしょう
ほんとうにそう思います。
親の家を片付けるのは大変で、
親父のがらくた遺品は
まだ放置したままのものがあります。
■ ■
私の息子や娘には、
私の遺品整理は無理だと思います。
ケチなので、
遺品整理をしていても、
現金が出てくることはありません。
書類やら、
論文やら、
古い医学雑誌がたくさんあります。
■ ■
信頼できる人を見つけて、
絆を確認するのも大切です。
クリニックの経理のことは、
東京のアトラス総合事務所にお願いしています。
とても信頼できる会計事務所です。
私の遺産についてもお願いするつもりです。
まだ死ぬつもりはありませんが、
いつでも身辺をきれいにしておこうと思いました。