医学講座
保険診療の制限
ヒルドイドローションの記事では、
私の院長日記が原因で、
一回処方量の制限
…といった事態になることを心配しています。
私が何回か書いたことを、
今さら訂正するつもりはありません。
ご批判は真摯に受けとめます。
申し訳ありませんでした。
■ ■
私が推奨したのは、
ご高齢で皮膚の乾燥で困っている人です。
正直に言って、
若い人への処方が増えるとは考えていませんでした。
それは、
保険診療にはルールがあり、
処方量にも制限があるからです。
査定という厳しいチェックがあります。
■ ■
都道府県よって違いますが、
保険医療機関の診療内容は、
厳しくチェックされています。
北海道では、
ローション5本とクリーム3箱など、
量を指定して処方してもらうことは、
無理だと思います。
必ず審査でチェックされます。
■ ■
医療機関は、
療養担当規則という決まりに従って、
保険診療をしています。
カルテには詳しく症状を記載して、
それに見合ったお薬を処方します。
患者さんがどんなに希望しても、
ローション5本とクリーム3箱などはもらえません。
インフルエンザで病院にかかった時に、
薬を3ヵ月分くださいと言ってももらえないのと同じです。
■ ■
保険医療機関は、
厚生労働省からの指導もあります。
健康保険組合連合会(健保連)が調査され、
年間約93億円の医療費無駄遣いと書かれていました。
申し訳ありません。
医療費抑制は急務です。
私が院長日記に書いた記事で、
健保連に教えてあげたいことがあります。
これが解消されると93億円以上の効果があると(私は)考えます。