二重・眼瞼下垂
ミューラータッキング法と腱膜固定法
手術をやればやるほど、
難しいと感じるのが、
眼瞼下垂症手術がんけんかすいしょう手術です。
100人の目を手術すると、
200通りの目があると感じるくらい、
同じ人の目でも左右で違います。
それを治すのが先生の腕でしょ!
…と患者さんから言われます。
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自由診療の美容外科も、
保険診療の形成外科も、
満足度UPのため、
苦労しています。
日本の先生も、
台湾の先生も苦労しています。
西洋人とアジア人の目は違います。
アジアの先生は同じように苦労しています。
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私が札幌美容形成外科を開業した13年前は、
日本の眼瞼下垂症手術は、
①横浜の西條先生が開発されたミューラータッキング法と
②信州大学形成外科の松尾清先生の腱膜固定法に
大きく分かれていました。
急速に広まったのが、
信州大学形成外科の松尾清先生が開発された、
腱膜固定法です。
NHKのためしてガッテンの影響も大きいです。
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札幌美容形成外科で行っている眼瞼下垂症手術も、
松尾先生の腱膜固定法に近い手術です。
厳密に言うと松尾先生とまったく同じではありません。
健康保険の眼瞼下垂症手術、
眼瞼挙筋前転法という手術です。
使う糸や、
糸を固定する位置、
糸を固定する方法は、
私が考えた独自のものです。
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二重埋没法が、
術者によってやり方が違うのと同じで、
健康保険の眼瞼下垂症手術も、
先生によってやり方が違います。
両目で20分の先生も、
片目で20分の先生も、
私のように両目で2時間以上の先生もいます。
一つ言えることは、
ミューラータッキング法は手術時間が短いです。
いろいろな先生がいろいろな手術をしています。
ご自分に合った先生を選んでください。