二重・眼瞼下垂
眼瞼下垂症手術のダウンタイム
私が聖路加国際病院形成外科で、
大竹尚之先生から、
眼瞼下垂症手術をしていただいて、
今年で丸7年になります。
おかげ様で快適です。
何の不自由もありません。
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自分で手術を受けたので、
患者さんへの説明にも使っています。
実際に私のキズを見ていただいています。
ちょっと見ただけでは、
どこにあるかわかりません。
大竹先生の技術は素晴らしいです。
感謝しています。
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手術を受けたいという患者さんから、
よくご質問をいただきます。
質問:私は仕事をしています。
仕事に復帰できるまでの期間はどのくらい必要ですか?
私からの回答です。
お仕事の内容によります
目の印象が変わるので、
不特定多数の方に顔を見られる職種の方には、
難しい手術です。
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一週間のお休みで無理な方
2015年10月24日の院長日記です。
航空機のCAさん、
ホテルのコンシェルジュさん、
不特定多数のお客さんに見られる職種の方、
デパートで化粧品販売をなさる方、
高級ブランドの販売員さん、
会社の社長さん。
ご自分の顔が商売道具です。
目が腫れているので仕事ができない職種の方は、
一週間のお休みでは無理です。
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私はよく次のように説明しています。
ばりばりお仕事をなさっていらっしゃる方は、
最低2週間以上のお休みが取れる時期に
手術をおすすめします。
デパートに買い物に行けるようになるまで
最低1ヵ月はかかるとご説明しています。
手術後1ヵ月でも腫れている人もいらっしゃいます。
切る長さが長いと腫れも強くなります。
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眼瞼下垂が重度で、
切る長さが4㎝以上になると、
近所のスーパーにサングラスで行くにも、
2週間以上はは必要だと思ってください。
キズが落ち着くまで3ヵ月くらいかかります。
私は7年前の12月1日に手術をしていただき、
桜が咲く頃に
触っても違和感が少なくなりました。
(つまり半年はかかりました)
かぶれやすい方は腫れが長く続きます。
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簡単に手術で治ると思っている方には、
手術はおすすめいたしません。
私が手術をしても、
治りが悪い患者さん、
腫れが予想以上に長く続く患者さん、
左右差が出る患者さんがいらっしゃいます。
手術後に目をこすると、
再発して再手術になることもあります。
大変な手術なので毎日苦労しています。