昔の記憶
雪がとけたら春になる
今日は2022年1月23日(日)です。
札幌はとても寒いです。
一年で一番寒い時期です。
今朝の札幌は快晴でいいお天気でした。
降ったばかりの雪で真っ白です。
北国の宿命です。
真っ白な雪がじゃまになります。
■ ■
雪が解けたら何になるか知ってる?
2013年3月26日の院長日記です。
2013年北海道新聞朝刊、朝の食卓のコラムです。
雪が解けたら
渡辺貞之
あれは確か、1年生の理科の時間。
「雪が解けたら何になるか知ってる?」と聞いたら、みんな張り切って「水になる」と答えました。ところが遅れて後ろの方から「春になる」って声が聞こえたのです。みんなドッと笑いました。私も思わず一緒に笑いました。
「やっちゃん、またー」。声の主が分かり、みんなやっちゃんの方を振り向きました。そう言ったのは、やっちゃんは何かにつけ、ちゃかしてばかりだからです。
ところがその時、やっちゃんはいつになく真剣な声で、「だって、雪解けたら春になるんだべや」と、むきになって言い返したのです。「何言ってるんだ。雪解けたら水になるんだべ」。みんなも私も、笑いながらやっちゃんをからかいました。
後になって、私はその時の言葉が妙に気になってきました。「雪が解けたら春になる」。なんとすてきな言葉でしょう。
「どうして春になるって言ったの?」と後日、やっちゃんに聞いてみました。するとやっちゃんは「納屋で父さんが、やっとあったかくなってきたなあ。さあ、雪が解けたら春だ。そしたら仕事が忙しくなるぞと言ったんだ」と話してくれました。父さんの言葉をしっかり覚えていたのです。
私はそんなやっちゃんのすてきな言葉をエラーしてしまったのです。いつの間にか忘れていました。「心を育てる教育を」
(元小学校教諭・深川)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
このコラムにあるように、
北国の人たちは
雪が解けたら春だ。
そしたら仕事が忙しくなる
って思って冬を過ごしていました。
私が子供の頃は、
長靴をはいて、
雪が靴の中に入らないようにカバーをつけて、
雪の中で遊んでいました。
■ ■
下の写真は60年以上前の私です。
今の札幌市手稲区金山ていねくかなやま
昔は札幌郡手稲町字金山でした。
北国に生きる子供たちは、
雪の中で遊んでいました。
雪がとけて春になるのは、
あと3ヵ月後です。
寒い冬はしんぼうです。
その後ろが妹のはるみちゃん
最後尾が私(ケンちゃん)です