医学講座
北海道公立高校国語の問題2021
今日は2021年3月5日(金)です。
大雪で延期になった公立高校の入試が昨日終わりました。
今朝の北海道新聞朝刊に、
問題が掲載されていました。
なかなか難しいです。
高校受験でも落ちると思います。
■ ■
漢字の問題がありました。
読み方はすぐにできますが、
書くのは?
一瞬考えてしまいます。
PCやスマホで変換するくせがついているので、
一瞬、考えてしまいます。
■ ■
札幌市内版に札幌西高校の写真が出ていました。
試練に負けず春を待つ
公立高入試管内1万2000人受験
大雪により1日延期となった2021年度公立高一般入試の学力検査が道内一斉に行われた4日、石狩管内でも全日制と定時制の計44校で1万2311人が受験した。新型コロナウイルス感染予防のため、会場では座席の間隔を空け、換気するなどの対策が取られた。
札幌市中央区の札幌西高では午後3時半の試験終了後、受験生たちが次々と外に出てきた。空知管内栗山町在住で、春以降は千歳市から通学予定の栗山中3年桜井万作さん(15)は「緊張したが、手応えはある」と笑顔。入試の延期で札幌市内のホテルの予約を変更し、3日は暗記科目の最終確認に集中した。「今は友達と遊びたい」と話した。
道教委によると、石狩管内の試験会場で大きなトラブルはなかった。5日は一部の学校で面接などが行われ、合格発表は16日午前10時。新型コロナ感染などで受験できなかった生徒を対象にした追検査は17日、合格発表は19日。(山村麻衣子)
試験を終え、マスク越しに晴れやかな表情を見せて会場を出る受験生たち-4日午後3時50分、札幌西高(浜本道夫撮影)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
北海道新聞の写真に、
浜本道夫撮影を見つけました。
私の恩師、
濱本淳二先生の息子さんです。
先生が生きていらしたら、
満面の笑顔で道新をご覧になっていると思います。
■ ■
私は北海道新聞の購読をおすすめします。
内容がいいです。
共同通信との協力でいい記事がたくさんあります。
特筆すべきは、
道新電子版です。
紙の新聞を購読していると、
追加料金なしで電子版を読めます。
販売店を大切にする北海道新聞社の姿勢が好きです。
これからも北海道新聞を購読します。
昔の記憶
父親の誕生日2021
今日は2021年3月4日(水)です。
私の父親、本間寛ほんまゆたかの誕生日です。
2016年3月29日(火)午後0:49に亡くなりました。
5年前です。
生きていれば95歳です。
■ ■
あまりいい親子関係ではありませんでした。
よく喧嘩もしました。
くそおやじ
くそじじい
ひどいことも言いました。
死んじゃったけどごめんなさいです。
■ ■
私の父親はタバコを吸い、
酒も飲みました。
お行儀の悪い人でした。
私は父親のタバコが大嫌いでした。
だからタバコを吸わないのかも?です。
そんな親父でしたが、
いい思い出もあります。
■ ■
親父の名言です。
横暴な医者になるな!です。
日野原先生のお言葉を引用された、
塩谷先生…のお言葉です。
医者はともすると欠陥人間になりやすい。
それは、医者はいつも自分より立場の弱いもの、
つまり患者や看護師を相手にしているので、
自分の意思を一方的に押し付ける態度が身についてしまう。
だからよほど心しないと・・・
というのがいつも日野原先生のお諭しの言葉である。
■ ■
本間家は無宗教なので、
命日でも行事はありません。
私は毎年親父の誕生日になると、
親父の言葉を思い出して自分をいましめています。
早くコロナが収束してほしいです。
天国の親父がコロナ禍を見たら、
何て言うかなぁ~?
手稲療養所の慰安旅行で行った洞爺湖です。
父と一緒に行ったようです。病気になる前です。
昔はこんなソリで遊んでいました
2016年3月4日、本間寛90歳の誕生日
医学講座
道内公立高入試、大雪で延期
今日は2021年3月3日(水)ひな祭りです。
北海道は昨日の大雪で大変なことになりました。
2021年3月3日、北海道新聞朝刊の記事です。
道内公立高入試4、5日に延期 大雪で2万7千人に影響
道教委は2日、大雪による交通への影響が3日も続く恐れがあるとして、3、4日に予定していた公立高校一般入試の日程を、全道でそれぞれ4、5日に延期すると発表した。道教委によると、延期は資料が残る2000年以降では初めて。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う昨春の一斉休校を考慮し、出題範囲を変更したことに続く異例の対応となった。
受験生は約2万7千人。入試を行うのは全日制211校、定時制39校で、3日は全日制の学力検査と定時制の面接、4日は全日制の面接、実技、作文を予定していた。4、5日とも試験の時間や会場、内容に変更はなく、学力検査は4日午前9時20分から午後3時半まで、国語、数学、社会、理科、英語の5教科を行う。16日の合格発表など他の日程は予定通り実施する。
道教委は2日午前、3日の天候やJR、バスの運行見通しに加え、入試の公平性確保の観点から全道的な延期を決定し、中学校や会場となる高校に周知した。受験生には中学校を通じて伝えられた。高校教育課は2日、記者会見を開き「多くの受験生が会場に移動できないケースが想定されることから、延期せざるを得ないと判断した」と説明した。
道教委が1日発表した公立高一般入試の最終出願状況によると、全体の平均倍率は前年度より0.01ポイント低い0.93倍。全日制は同0.02ポイント低い0.96倍、定時制は同0.04ポイント低い0.39倍となった。(水野富仁)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
3月なのに雪景色です。
東京では大風の影響で東急東横線が止まりました。
春に大雪が降ることがあります。
私が高校を受験した50年前にも、
大雪が降りました。
一日延期になった受験生には、
一日勉強する時間が増えたと思って、
がんばっていただきたいです。
医学講座
社会保険の電子申請は要注意です
今日は2021年3月2日(火)です。
3月と4月は入退社などで社会保険の手続きをする会社が多いです。
昨年、日本年金機構から、
GビズIDを利用して電子申請をしてみませんか
…というパンフレットが送られてきました。
ばか正直な私は下の文言にだまされました。
■ ■
事業主の皆さまへ
社会保険の手続きは
電子申請が便利です!
電子申請のメリット
日本年金機構HPからダウンロードして、
届書作成プログラムをインストールしました。
2021年3月の最新バージョンはV23.01です
古いバージョンでも作働しますがエラーになりました。
■ ■
私が一番腹立たしく思ったのが、
どこにも書いていない文言を入れないとエラーになることです。
続柄確認済み 届出意思確認済み
この文言を備考欄に入力しないと、
奥さんや子供さんが登録できません。
法律だか規則だかわかりませんが、
こんなことでエラーになるなら、
もっと大きく書いてくれょ
…と言いたいです。
これから申請をなさる中小企業の社長さんは、
くれぐれもご注意ください。
66歳の医師は怒っています。
黄色のところに入力しないとエラーになります
医学講座
2021年3月1日
今日は2021年3月1日(月)です。
3月になりました。
新聞やTVでは、
ちょうど10年前の東日本大震災のことを取り上げています。
東日本大震災から9年
一年前にこんな院長日記を書いていました。
■ ■
エビデンスがない本間仮説です
●東京2020は一年延期
●感染拡大は米国にも起こります
●不顕性感染が増えると感染は減ってきます
●日本の感染者数が少ないのは検査数が少ないからです
…ざっとこんな予測を立てています。
■ ■
中国からの輸入が止まっているので、
あらゆる産業で弊害が出てきます。
感染のピークが過ぎても、
中国の経済や、
日本の経済は影響を受けたままです。
余裕が無くなった人たちは、
観光には出かけません。
■ ■
インバウンドで好況だった業種ほど、
影響を大きく受けます。
日本は、
卓越した医療技術や、
卓越した医薬品を開発して、
この苦境を乗り越えるべきです。
当たっていることもあれば、
はずれもありました。
■ ■
はずれです。
●不顕性感染が増えると感染は減ってきます
私は不顕性感染が増えて感染が減ると考えていました。
みごとにはずれました。
●日本の感染者数が少ないのは検査数が少ないからです
検査数だけの問題ではないようです。
これもはっきりわかっていません。
■ ■
はっきりしているのは、
マスク
手洗い
密を避ける
この程度でしょうか?
今はワクチンに期待しています。
どうか東京オリンピックが開催されて、
感染も収束するように、、、
…と祈る思いです。
医学講座
形成外科医としての思い2021
今日は2021年2月28日(日)です。
札幌は寒いです。
天気は晴れですが道路は凍結していました。
昨日の院長日記、
美容外科への思い2021
…の続きです。
■ ■
2019年に日本で行われた美容医療のうち、
約80%くらいが、
メスを使わない治療です。
近い将来、
メスで切る手術が上手な美容外科医が、
いなくなってしまうのでは?
…と66歳の私は心配しています。
■ ■
美容医療にはトラブルがつきものです。
♡安全♡だと思って受けた、
ヒアルロン酸注射で鼻が壊死になる事故はまだあります。
原因は、
ヒアルロン酸による血管閉塞です。
鼻が壊死になった患者さんを治せるのは、
高度の技術を持った形成外科医です。
■ ■
残念なことですが、
美容医療による不幸な結果は他にもあります。
アクアリフトの健康被害
アクアリフト豊胸は危険です
アクアフィリングで豊胸手術を受けた女性が、
授乳中に感染を起こす例があります。
第43回日本美容外科学会
…でも報告がありました。
■ ■
感染してしまった乳房を治せるのは、
形成外科医です。
感染症の知識も、
胸部の解剖の知識も必要です。
不幸な結果になってしまった患者さんを、
適切に救済できる制度がありません。
保険適応にならないと言われています。
大部分の患者さんは困っています。
今はコロナ禍で厚生労働省は大変ですが、
コロナが収束したら、
こんな美容医療の救済策を考えていただきたいです。
医学講座
美容外科への思い2021
今日は2021年2月27日(土)です。
札幌は雪です。
第43回日本美容外科学会に参加して思うことです。
ある先生が会場で、
29,800円(税別)で二重になれる
…という広告を見て美容外科に行った患者さんが、
あなたの目はこの手術では二重になれないと言われて、
30万円近くする手術を受けてしまった。
それなのに不満足。
こんなクリニックがあるのが日本です。
■ ■
日本美容外科学会や日本形成外科学会の調査によると、
日本で行われる美容医療のうち、
メスを使わない手術が増えています。
世の中のニーズといえばニーズです。
その一方で、
高いお金を払ったのに不満足な結果で、
手術を繰り返す人もいます。
修正手術は難しく満足な結果が得られないこともあります。
■ ■
私が特に難しいと思うのが、
鼻の修正手術です。
最近は鼻中隔の手術もすることが多いので
(札幌美容形成外科では行っていません)
修正手術が困難を極めることもあります。
安いという理由で、
韓国まで行く人もいます。
■ ■
患者さん自身が、
どんな手術を受けたのか?
わかっていないこともあります。
鼻の修正を上手にできる先生は、
ほんとうに限られています。
美容外科の手術が減っているので、
適切に修正できる外科医の数は限られています。
せっかく手術を受けるのですから、
♡しあわせ♡になってほしいです。
66歳の形成外科医としての思いです。
医学講座
札幌に帰ってきました
小倉で開催された、
第43回日本美容外科学会から帰ってきました。
小倉や福岡は小雨でしたが、
暖かでした。
さすが九州です。
福岡は私が大好きな街です。
■ ■
新千歳空港に着いて飛行機の外に出ると、
寒いと思いました。
札幌に着くと、
雪が降っていました。
北海道新聞を読んだら、
岩見沢の豪雪が出ていました。
日本は広いです。
■ ■
久しぶりの学会出張で感じたことです。
新千歳空港にも、
福岡空港にも、
人がいません。
一時期よりはよくなったのかなぁ~?
…とも思いましたが、
今朝、小倉から博多まで乗車した新幹線も、
ほんとうに人が乗っていませんでした。
■ ■
コロナ禍と言ってしまえばそれまでですが、
航空、
鉄道、
ホテル、
ほんとうに大変だと思いました。
ワクチンが普及して、
一日も早くコロナが収束してくれることを願います。
医学講座
第43回日本美容外科学会(小倉)③
今日は2021年2月25日(木)です。
第43回日本美容外科学会(小倉)が終了しました。
私は明日の飛行機で福岡から札幌に帰ります。
東京経由で今日中に帰れないこともないのですが、
少しでも感染リスクを減らすため、
明日の直行便で帰ることにしました。
■ ■
コロナ禍での学会開催は大変でした。
閉会式で清川兼輔会長から挨拶がありました。
事前登録参加者は、
小倉 149人
東京 122人
大阪 56人
合計 327人
小倉の当日参加者が124人
久留米大学のスタッフも含めて474人が参加しました。
■ ■
個人情報漏洩があってはならないので、
WEB開催はせずに、
小倉、東京、大阪の3会場の開催でした。
ほんとうに大変だったことと思います。
久留米大学形成外科のみなさんに感謝いたします。
とても有意義な学会でした。
来てよかったと思っています。
■ ■
今日の発表で印象に残ったのが、
パネルディスカッション[形成外科領域講習]
美容外科術後のUnfavorable Resultのリカバリーです。
昨日の美容医療における医療安全もそうですが、
美容医療には、
不満足な結果や事故がつきものです。
形成外科専門医がしても、
不満足な結果があります。
私が手術をさせていただいても、
ご不満な患者さんはいらっしゃいます。
■ ■
Unfavorable Resultとは、
不満足な結果という意味です。
不満足な結果を、
いかに満足な結果にするか?
とても難しい手術です。
発表の中で印象に残ったのが、
美容外科に形成外科の先生がアルバイトに来ていて、
手術をした結果が不満足だった例です。
私は自分で手術をして抜糸も自分でしています。
不満足な結果にならないように、
くれぐれも気をつけて手術をします。
とても勉強になりました。
医学講座
第43回日本美容外科学会(小倉)②
小倉で開催されている、
第43回日本美容外科学会1日目です。
全国から顔なじみの先生がたくさんいらしてます。
今日は、
■共通講習 医療安全講習会[専門医共通講習 医療安全]
「美容外科の自由診療に必要な医療保険:
患者と自分を守るためにどのように体制を整えるか」
…が印象に残りました。
■ ■
美容外科医療事故裁判例から学ぶ~特質と対策~
田村雅樹弁護士(日野・田村法律事務所)
…と
総合保障制度から読み解く、美容医療における医療安全
一般社団法人日本美容医療リスクマネジメント協会
小室裕造先生(帝京大学医学部形成外科)
…の2つのご講演を聞きました。
■ ■
田村雅樹弁護士から、
最高裁判所の統計データーを教えていただきました。
形成外科や美容外科は、
医師が一年間で訴えられる割合が高いそうです。
訴訟が多いと言われていたのが産婦人科です。
産婦人科医師が訴えられる割合より、
形成外科や美容外科医が訴えられる割合が、
裁判所のデーターから高いことがわかりました。
大変なことです。
■ ■
小室裕造先生から、
鼻唇溝へのヒアルロン酸注入で、
鼻が壊死になった例を見せていただきました。
「プチ整形」のつもりが失明・鼻欠損
2016年7月9日の院長日記でご報告したのと同じです。
学会では新しいことも勉強しますが、
事故を起こさないための安全教育もあります。
コロナ禍でも出席する意義があります。