医学講座

高齢者の運転免許返納

 私が毎日聴いている、
 NHKラジオ実践ビジネス英語杉田敏先生が
 ご自身のFBで取り上げていらした話題です。
 My radio program was mentioned on the front page of the Nihon Keizai Shimbun this morning. It referred to Age-Friendly Environment, a theme I took up last month. 
 今朝の日経新聞1面の「春秋」コラムで、1月のLesson 19のテーマ「高齢者に優しい環境」で取り上げた「免許返納」の件について書いていただきました。これは私にとっても身近な問題となってきています。このところ、車を買い替えるのはもうこれが最後、と思いながら、昨年4月にも新車を買ってしまいました。「自動ブレーキ」など車の性能が向上して、まだまだ大丈夫、と思っているのですが、注意が必要です。自動運転が解決策になるような時代が来るといいですね。
      ■         ■
 2018.2.17 日本経済新聞 春秋
 子供にとって、高齢期を迎えた親と語りにくい話題は何か。数年前、米国の非営利団体がそんな調査をしたそうだ。「葬儀の計画」や「家の売却」などを抑え、首位になった回答は「車の運転をやめることの必要性]。およそ3人に1人が、この選択肢を選んだという。
▼米国のオフィスを舞台とするNHKラジオの「実践ビジネス英語」も、先ごろこの話を取り上げていた。働く世代にとって「自分の親から車の鍵を取り上げるつらさ」は、それだけ身近で切実な悩みということだ。テキストの解説記事は、運転か便利さだけでなく、生きる誇りも支えてきたかゆえの難しさを指摘している。
▼警察庁が昨年の交通死亡事故の傾向をまとめた。総数は年々減っているが、75歳以上の「高齢運転者]による死亡事故は、この世代の人数が増えたこともあり高どまりしている,昨年は団塊世代が70代を迎え始めた。地方から上京して大都市の郊外に家を建て、休日にはマイカーでドライブを楽しんだ集団が75歳に近づく。
▼米国ではベビーブーマーの高齢化に合わせ、運転で気をつける点をネットで学び、受講者には保険料を割り引く試みが始まっている。買い物や娯楽、学びの場に歩いて行ける町の人気も高まっているそうだ。日本の高齢者も「免許返納を」だけでは抵抗があろう。新サービスから町づくりまで、きめ細かい工夫を重ねたい。

(以上、杉田敏先生のFBより引用)

      ■         ■
 私にとっても身近な問題なので、
 とても興味深く放送をお聴きしました。
 確か、
 引退した小児科医のことが話題になっていました。
 高齢者の運転免許返納も問題ですが、
 高齢となった時に、
 いつ医業から退くか?
 …最近よく考えています。
      ■         ■
 私は車の運転をしています。
 今から15年近く前から、
 自動ブレーキ付の車を買いました。
 ディーラーのセールスさんから、
 先生、こんな(高い)オプションを、
 (ほんとうに)つけるのですか?

 …と聞かれた覚えがあります。
 自動ブレーキのオプションため、
 納期は半年近くかかりました。
      ■         ■
 奥さんによく言われます。
 あなたはすぐに怒るのに、
 車を運転している時は、
 あおられようが、
 幅寄せをされようが、
 怒らないのが不思議

 怒っても仕方がないので、
 マイペースで運転するだけです。
      ■         ■
 自分の医師免許返納は、
 いっしょに働いている看護師や職員から、
 ずーっといらしてくださっている患者さんから、
 先生の手術は受けたくない
 …と思われるようになった時が、
 やめ時だと考えています。
 幸いなことに、
 手術用顕微鏡もあるので、
 まだ働けると思っています。
 やめる時にはきっぱりやめようと思っています。
 形成外科の自動運転装置は、
 手術ロボットにはまだできません。

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医学講座

国家試験と集中力

 今日は2018年2月17日(土)です。
 明日、平成30年2月18日(日曜日)、
 第107回看護師国家試験が実施されます。
 受験生は、
 今頃、必死で勉強していると思います。
 がんばっていただきたいです。
      ■         ■
 看護師国家試験にも、
 医師国家試験にも、
 実技テストはありません。
 面接もありません。
 ペーパーテストだけです。
 自動車学校の卒業検定は、
 実技に合格しないと、
 公安委員会のペーパーテストは受験できません。
 それなのに医師も看護師も実技試験なしでなんです。
      ■         ■
 医師国家試験も、
 看護師国家試験も、
 全科目から出題されます。
 内科医になる人も産婦人科の試験科目があります。
 看護師さんも、
 全員が同じ試験問題で受験します。
 たまに不適切問題もあります。
 そんな問題は採点から除外されます。
      ■         ■
 私が今、第107回看護師国家試験を受験しても、
 合格できる自信はありません
 自分の専門科目以外は、
 勉強していないので間違う可能性があります。
 医師国家試験も看護師国家試験も、
 短期決戦型の記憶力テストです。
 私は今の国家試験制度がいいとは思いませんが、
 短期間に集中してものごとを進める訓練には、
 国家試験勉強はいいと思います。
 やる時には集中してやる
 医療従事者には必要なことです。
 受験生のみなさんがんばってください。
 最後まで気を抜かずあきらめないことです。

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昔の記憶

奨学金破産② 息子の死から8年、督促状

 平成30年2月16日、朝日新聞朝刊の記事です。
 奨学金破産の連載最後です。
 奨学金破産② 息子の死から8年、督促状
 保証人追いかけ、延滞金も
 手元にはA4封筒の束がある。中には奨学金の貸与が決まったことを告げる、日本学生支援機構からの通知。埼玉県立蕨(わらび)高校の仲野研(けん)教諭(59)は高3の生徒たちに配り、呼びかけた。
 「開ける前に、自分が月々、いくら借りることになるのか封筒の端に書いてごらん」
 正しく書ける生徒は約100人のうち7割ほど。「じゃあ、大学を卒業したら、どれぐらいの金額になる?」「毎月、いくらずつ返す?」。ペンをもつ生徒たちの手が止まった。
 仲野教諭らが担う「奨学金」事務は、申請書類を集めて機構に送るなど、手続きを支えるのが役割だ。作業は単純だが、数百万円単位のお金に関わるだけに責任は大きい。
 「私が借りた40年前と違い、いまは利子がつく場合もあるし、回収は厳しい。借りるデメリットも知らせないと、子どもたちを窮地に追いやりかねない」。生徒や保護者には、「奨学金といってもローンです」と伝えている。
 0.37%――。
 機構が2016年度、回収が難しいと見込んだ奨学金約1690億円のうち、実際に債権回収をあきらめた割合だ。同じように税金をもとに貸し付け事業をする機関のなかでは極めて低く、機構の深追いぶりがうかがえる。
 機構は、債権放棄の基準をこう定めている。
 〈返還未済額が1万円未満でかつ2年以上無応答〉
 つまり、1万円でも残額があるか、2年前まで連絡がついていれば請求を続ける。例外は自己破産、行方不明など。本人が死亡しても、債権を放棄するとは限らない。
 2012年秋、北海道の港町に暮らす夫婦のもとに、265万円の一括返還を求める督促状が届いた。39歳の息子を膵臓(すいぞう)がんで亡くし、8年がたっていた。「なんで、いまごろ」。連帯保証人である夫宛ての書類を見ると、息子は借りた185万円のうち80万円ほど返していた。残金と利息の合計123万円に加えて、延滞金が142万円。延滞金は死後の分も含まれていた。
 妻(77)が機構に電話をすると、担当者は言った。「払えなければ裁判になります」。脅されているようだ、と感じた。
 本人が亡くなった場合、日本学生支援機構法では、借りた額の全部か一部の返還を免除できる、とされている。ただ、施行細則には「返還を延滞した額は、これを免除しない」とあり、延滞していると機構は免除を認めない。
 夫婦は法廷で争うことを選んだ。裁判記録によると、機構は息子の死後8年間、連帯保証人に請求してこなかったことを認め、延滞金を半分にした分割払いを提案した。総額で199万円。依頼した弁護士は「すべて免除させるのは難しい」という。「これ以上延ばすと延滞金がかかります。裁判を続けますか」。唇をかんで和解案をのんだ。
 年金暮らしで貯金はない。2014年になんとか50万円を返し、その後も毎月2万円を振り込んでいる。借りるときは担保も審査もなく貸してくれたが、返すときは事情をくんでもらえない。妻は振込日が迫ると、近くの郵便局まで軽自動車を走らせる。夫が89歳になる春まで、あと4年続く。
 機構によると、回収を強めた2009年以降、長く手をつけていなかった未回収分についても一斉に支払いを促すようになったという。
 ■「家族主義」見直し求める声
 じつは、保証人制度は機構にとっても負担になっている、と幹部は打ち明ける。「制度がある以上、回収できる可能性が低くても、連帯保証人と保証人を追いかけざるをえない。その分、手間とコストがかさむ」
 昨年5月の民法改正では、中小企業の経営者が融資を受ける際、公証人が連帯保証人に会って意思を確かめることが原則になった。マンション契約でも、保証人ではなく保証会社との契約を求める例が増えている。保証人制度をめぐるトラブルを防ごうとする流れがある。
 奨学金問題に取り組む岩重佳治(よしはる)弁護士(東京弁護士会)はいう。「家族の形が多様化し、経済環境も変わっているのに、教育を受けさせるのは親の責任という考えが根強い。親子の共倒れすら招く家族主義を見直すべきだろう」(諸永裕司、阿部峻介)

77歳の妻の手元に残る、月2万円の振込票

 ◇奨学金や保証人制度についてのご意見やご自身の体験をお寄せ下さい。asahi_forum@asahi.comメールする、03・5540・7834(ファクス)、または〒104-8011(所在地不要)、朝日新聞社特別報道部「奨学金破産」係まで。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 今朝の朝日新聞を読んで、
 埼玉県立蕨(わらび)高校の仲野研(けん)教諭(59)のお言葉、
 奨学金といってもローンです
 0.37%
が印象に残りました。
 高い金利とは思いませんが、
 延滞には利息
 …それも息子さんが亡くなった後もです。
 8年前に膵臓がんで39歳の息子を亡くしたご両親は、
 今でも忘れられないと思います。
      ■         ■
 そんな高齢のご両親に、
 督促を忘れていたかどうか知りませんが、
 今頃になってから、
 督促状なんて、
 あまりにもひどすぎます。
 延滞金が142万円
 延滞金は死後の分も含まれていた

 何とかこのような制度は改革してください。
 息子さんを癌で亡くしたご両親が、
 あまりにもお気の毒です。

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昔の記憶

奨学金破産① 娘が破産、400万円の重荷

 平成30年2月14日、朝日新聞朝刊の記事です。
 昨日の朝の記事です。バレンタインデーだったので、今日引用して掲載します。
 本間家にとって、とても他人事とは思えない深刻な内容です。
 奨学金破産①娘が破産、400万円の重荷
 定年後も仕事、月3万円返還
 2年前の冬。還暦を過ぎた父は、母方の叔父の家まで足を運び、頭を下げた。
 「娘が自己破産をさせていただきます。何とか私で食い止めますので、迷惑はかけません」
 娘は30代になった。大学へ行くために日本学生支援機構から奨学金476万円を借りていた。父に連帯保証人、叔父に保証人になってもらった。卒業からしばらくして、返還金の重さに耐えられなくなった。
 高校時代は生徒会長。テレビやラジオの世界で働きたくて私立大学のメディア系学科に進んだ。だが、生活費も稼ぐためにアルバイトを掛け持ちし、疲れ切って勉強に身が入らなかった。就職氷河期と言われた2010年春、業種を問わず15社を受け、愛知県内の遊興施設に就職した。奨学金を返すことを優先した。
 しかしまもなく、職場の人間関係に苦しみ、体調不良で月に何度も通院するようになる。4年近く我慢した末に辞めた。奨学金の残額は400万円以上。相談した司法書士に勧められ、自己破産を決めた。機構に伝えると、請求は父に回った。「いつか必ず返すから」。父に約束した矢先、交通事故に遭って入院し、再就職もままならなくなった。
 父はゴルフ場の調理師として住み込みで働き、定年を迎えたばかり。娘に続いて破産すれば返さなくて済む。でも、小学生の子どもを抱える叔父に迷惑がかかる。母からも「それだけは絶対にやめて」と釘を刺された。仕事を続けながら毎月3万円ずつ返している。
 「安易に借りさせた親の責任でもある。ただ、このままずっと仕事ができるのか」
 娘は最近、短時間のアルバイトができるまで回復した。「父に申し訳ない」。負担を減らせるよう、保育士をめざしてバイトの合間に勉強している。
 昨秋、日本弁護士連合会が「奨学金返済問題ホットライン」を1日設けた。38件の電話相談があり、29件は親や親族からだった。
 「息子が給与の差し押さえ予告を受けた」「自分が死んだら、どこまで請求がいくのか」といった声が寄せられた。
 いまや8割を超す大学などへの進学率は、国の奨学金事業が支えた面もある。一方で、親と親族を保証人に立てる制度を通じて、負債の連鎖も起きている。

奨学金の返還を続ける父親(右)と娘=愛知県内

 ■控える予備軍「無力感しか」
 「奨学金問題対策全国会議」の事務局次長・西川治弁護士は「大量の自己破産予備軍も、すぐ奥に控えている」と指摘する。
 延滞が3カ月以上続く人は2016年度末で16万人。機構が2015年度に抽出調査したところ、40歳未満が9割、年収300万円未満が8割近くを占めた。今後、決められた月額を返還できると答えた人は3割強だった。
 年収300万円以下などを対象とした返還猶予制度(通算10年)を使っている人は延べ10万人おり、2019年春から猶予期限が切れ始める。西川弁護士は「その頃から一斉に返還請求が始まり、自己破産ドミノを起こす恐れがある」とみる。
 関西地方に住む非正規のエンジニアの男性(33)は、この「期限切れ」が3年後に迫る。私大(理系)在学中に670万円を借りた。卒業後の2009年に就職したIT企業では、残業が月100時間を超えた。次の会社でも深夜まで働き、年収306万円。うつ病と診断され、休職と転職を繰り返した。これまで7年分、返還猶予が認められた。仕事が見つかっても、猶予の条件である年収300万円を超えないよう気をつけてきた。残額は600万円余りある。
 じつは、住宅ローンの返済も抱える。結婚後、妻の強い要望で、1900万円の中古マンションを買った。頭金の半分は義母が出してくれた。返済は月5万5千円。それまでの家賃と変わらないと思い、踏み切った。でも体調は回復せず、思うように働けない。
 大学時代の成績はトップクラスで、4年間、授業料の半額を免除された。それでも正社員にはなれなかった。就職で人生の歯車が狂った。子どもを持つつもりも、その余裕もない。
 うつ病で5カ月休んだ昨年は、妻と合わせた収入が200万円足らず。猶予が切れ、自己破産すれば自宅マンションを失うことになる。持ち家を手放したくない妻からは、離婚を切り出されるかもしれない。「ゴールが見えず、無力感しかありません」(諸永裕司、阿部峻介)

 国の奨学金にからむ自己破産は過去5年間で延べ1万5千人。半分は保証人である親や親戚だった。将来をひらくはずが未来を閉ざす重荷となり、家族に連鎖している。奨学金のいまを2回にわたり報告する。

 ◆キーワード
 <奨学金の保証制度> 大学などへの進学時に日本学生支援機構から借りる際、連帯保証人(父母のどちらか)と保証人(4親等以内)を立てる。本人が返せなくなると連帯保証人、それでも返せなければ保証人が返還を求められる。保証人を立てない代わりに、保証機関に保証料(借りる額の2~5%程度)を払う機関保証制度もある。
 ◇奨学金や保証人制度についてのご意見やご自身の体験をお寄せ下さい。asahi_forum@asahi.comメールする、03・5540・7834(ファクス)、または〒104-8011(所在地不要)、朝日新聞社特別報道部「奨学金破産」係まで。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 奨学金を借りて進学したために、
 自己破産
 お父さんだけではなく、
 親戚の叔父さんにまで迷惑なんて、
 とても残念なことです。
 かつての本間家も、
 教育費の寒波で大変でした。
      ■         ■
 私たちが住宅ローンを借りる時には、
 団体信用生命保険に加入します。
 14年前に札幌美容形成外科を開業する時には、
 多額の借金をしました。
 団体信用生命保険はなかったので、
 高額の所得補償保険に加入しました。
 それが税務調査で否認され
 高いペナルティを払いました。
      ■         ■
 親にとって、
 子供の教育費は大変です
 私も大変でした。
 死んだじいちゃんに援助してもらいました。
 教育費で自己破産する人がいなくなるように、
 何とか国の制度を考えてほしいものです。
 卒業して勤めて、
 病気になったら奨学金は返済できません。
 昔の本間家も大変だったので、
 とても他人事とは思えません。

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昔の記憶

チョコより手紙を

 平成30年2月14日、朝日新聞朝刊、天声人語です。
 チョコより手紙を
 チョコを贈る習慣もよいけれど、バレンタインデーには心をこめて手紙を書こう。日本製紙連合会がそう呼びかけて8年目の冬を迎えた。とかくネットで用が足りる時代、あえて紙に書くことを条件にしたコンテスト。過去7年で2万4千余通が寄せられた。
▼20歳の女性はアルバイト仲間の男性に宛ててつづった。「バイト終わりに終電に向かって2人で走るあの時間が大好き。間に合ったーって笑いながら乗る電車が楽しくて。でも本当は終電なんか逃がしちゃえばいいのに」。迷って消した跡が何行もある。
▼夫婦の手紙も多い。「仕事しかできない人。俺が稼いでるんだと上からの人。結婚22年なのに私の誕生日覚えてない人。でも私がいないと駄目みたいだから、隣にいてあげる」と56歳女性。
▼大学受験をめぐって54歳男性が長男に。「春に『浪人したい』と言ってきた時、オレは怒鳴りました。10代の1年をムダにしてほしくなかった。しかし、お前はテレビも見ず、必死の姿を見せつづけてくれた。結果はまだわからないが、お前は合格、父親のオレは不合格やね」。
▼短い書簡は想像を誘う。「たまには実家に帰りなさい。コロッケあるよ」と32歳女性が弟に。「離婚してしまったけど落ち着いて考えるとやっぱり好きかも」と43歳の女性が元夫につぶやく。
▼主催団体の事務局で各年の受賞作を読んだ。誤字など愛嬌(あいきょう)、はやる心が脱字に表れ、書き直しは誠意を伝える。読むほどにジンと来る。自分宛ての手紙ではないけれど。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 今日はバレンタインデーです。
 Googleの検索画面にも、
 ハートマークがついていました。
 不遇な青春時代を送った、
 けんいち少年は、
 チョコゼロの日々でした。
      ■         ■
 同級生には、
 2桁チョコの、
 モテオくんもいました。
 まず、
 顔がいけめんでした。
 スポーツマンでした。
 医学部を目指して、
 勉強ばかりしている男子は人気がありませんでした。
      ■         ■
 私が奥さんと知り合った時代には、
 電話は家電しかありませんでした。
 札幌⇔関西の電話料金は、
 驚くほど高く、
 電話はできませんでした。
 私が奥さんと結婚できたのは、
 手紙のおかげです
 唯一のぜいたくが、
 速達でした。
      ■         ■
 結婚を決意した時は…
 この機会を逃すと…
 自分はもう一生結婚できないかも…?
 …という危機感があったようにも想い出します。
 結納までの半年間
 たくさんの手紙を書いた記憶があります。
 その手紙のやり取りで、
 いろいろな事を確認できました。
 手紙でいいところだけ見せ合ったので、
 無事に結婚できたようです。
      ■         ■
 今の若い人は、
 手紙を書かなくても、
 携帯があり、
 LINEがあります。
 便利な世の中です。
 でも手紙を書くのもいいものです。
 朝日新聞に書いてあるように、
 ちょっと文章にしてみませんか? 

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医学講座

オリンピックでも混んでいます

 韓国の平昌で冬季オリンピックが開催されています。
 選挙とオリンピックに弱い美容形成外科
 2017年10月28日の院長日記です。
 オリンピックと飲食店の売上はわかりませんが、
 美容外科は、
 オリンピック
 ワールドカップ

 …でお客さんが減って、
 売上も減ります

      ■         ■
 今朝のTVでは、
 平昌五輪ジャンプ女子ノーマルヒルで、
 銅メダルの高梨沙羅選手が出ていました。
 ほんとうにおめでとうございます。
 北海道出身の選手です。
 ご実家は、
 層雲峡温泉にあるセブン-イレブンのオーナーさんです。
 北海道ではCMで放送されています。
      ■         ■
 高梨沙羅選手は
 2014年ソチオリンピックでは残念な結果でした。
 その後も不調な時があったと聞いています。
 銅メダルでも、
 とてもうれしそうでした。
 不調な時期があっても、
 がんばってメダルを手にした姿が素敵です。
 お父様も、
 元ジャンプ選手です。
 どんなにうれしいことでしょうか。
      ■         ■
 オリンピック期間中は、
 お客さんが少なくなる札幌美容形成外科です。
 今年は移転前ということでしょうか?
 オリンピック期間中なのに、
 予約が取りにくい状況が続いています。
 ありがたいことですが、
 ご迷惑をおかけして申し訳ありません
 医師は私一人なので、
 一日にできる手術件数は限られています。
 2018年3月の予約も埋まってきています。
 手術をご希望の方は、
 なるべく早目にご予約をお願いいたします。

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昔の記憶

奨学金破産、延べ1.5万人

 平成30年2月12日、朝日新聞朝刊の記事です。
 奨学金破産、延べ1.5万人 親族半数、連鎖招く 5年で
 国の奨学金を返せず自己破産するケースが、借りた本人だけでなく親族にも広がっている。過去5年間の自己破産は延べ1万5千人で、半分近くが親や親戚ら保証人だった。奨学金制度を担う日本学生支援機構が初めて朝日新聞に明らかにした。無担保・無審査で借りた奨学金が重荷となり、破産の連鎖を招いている。
 機構は2004年度に日本育英会から改組した独立行政法人で、大学などへの進学時に奨学金を貸与する。担保や審査はなく、卒業から20年以内に分割で返す。借りる人は連帯保証人(父母のどちらか)と保証人(4親等以内)を立てる「人的保証」か、保証機関に保証料を払う「機関保証」を選ぶ。機関保証の場合、保証料が奨学金から差し引かれる。2016年度末現在、410万人が返している。
 機構などによると、奨学金にからむ自己破産は2016年度までの5年間で延べ1万5338人。内訳は本人が8108人(うち保証機関分が475人)で、連帯保証人と保証人が計7230人だった。国内の自己破産が減る中、奨学金関連は3千人前後が続いており、2016年度は最多の3451人と5年前より13%増えた。
 ただ、機構は、1人で大学と大学院で借りた場合などに「2人」と数えている。機構は「システム上、重複を除いた実人数は出せないが、8割ほどではないか」とみる。破産理由は「調査できず分からない」という。
 自己破産は、借金を返せる見込みがないと裁判所に認められれば返済を免れる手続き。その代わりに財産を処分され、住所・氏名が官報に載る。一定期間の借り入れが制限されるなどの不利益もある。
 奨学金にからむ自己破産の背景には、学費の値上がりや非正規雇用の広がりに加え、機構が回収を強めた影響もある。本人らに返還を促すよう裁判所に申し立てた件数は、この5年間で約4万5千件。2016年度は9106件と機構が発足した2004年度の44倍になった。
 奨学金をめぐっては、返還に苦しむ若者が続出したため、機構は2014年度、延滞金の利率を10%から5%に下げる▽年収300万円以下の人に返還を猶予する制度の利用期間を5年から10年に延ばす、などの対策を採った。だが、その後も自己破産は後を絶たない。
 猶予制度の利用者は2016年度末で延べ10万人。その期限が切れ始める2019年春以降、返還に困る人が続出する可能性がある。
 (諸永裕司、阿部峻介)
 ■<視点
 返還中の人に支援を
 機構の2015年度の抽出調査によると、延滞3カ月以上の人は大半が年収300万円以下だ。年齢では25歳から39歳までが8割を占める。働いて奨学金を返す時期が、日本経済の低迷した「失われた20年」と重なり、格差が広がる中で生み出された経済的弱者とも言える。
 機構は2017年度、所得に応じて返還額が変わる制度を導入した。現在、「新たに借りる人」に限っている対象を「すでに返している人」にも広げてはどうか。この制度は機関保証でしか利用できないため、保証人が苦しむこともなくなる。
 政府は2020年度以降、消費税の増税分から毎年8千億円を教育無償化に充てる方向で検討している。延べ10万人が返還猶予の期限切れを迎え始める2019年春が迫るなか、奨学金を返還中の人への対策も忘れてはならない。
 (諸永裕司)

国の奨学金の保証制度/国内全体の自己破産/奨学金関連の自己破産

 ◆キーワード
 <国の奨学金制度
 1943年に始まり、現在は日本学生支援機構が憲法26条「教育の機会均等」の理念の下で運営している。2016年度の利用者は131万人で、大学・短大生では2.6人に1人。貸与額は約1兆円。成績と収入の要件があり、1人あたりの平均は無利子(50万人)が237万円、要件の緩やかな有利子(81万人)が埼玉県越谷市万円。給付型奨学金は2017年度から始まり、新年度以降、毎年2万人規模になる。
 高校生向けの奨学金事業は2005年度に都道府県に移管されており、全額が無利子の貸与となっている。
      ■         ■
奨学金破産「父さんごめん」親子共倒れ 祖父も保証人、請求を恐れる日々
 家計が苦しいために借りた奨学金が、結果的に親子の共倒れを招いている。経済環境の変化に加え、日本学生支援機構が「金融事業」の色合いを強めたことも背景にある。相次ぐ自己破産は、右肩上がりの時代を前提とした制度のひずみもあぶり出している。
 2016年暮れ、男性(52)の携帯電話が鳴った。東京で一人で暮らす息子(27)からだった。
 「父さん、ごめん」
 大阪の実家から私立大の国際関係学部に通い、卒業して3年半。奨学金を返せず、自己破産するという。入学金30万円や毎年100万円の授業料、通学費などのため、計800万円余を借りた。機構の調査によると、大学でかかる1年間の費用は「私大・自宅生」で平均約177万円。
 息子がいま働いているマーケティング会社の手取りは月20万円ほど。家賃などを除くと、奨学金を返す4万円が重い。機構に返還猶予を求めたが、年収300万円以下の条件をわずかに超えた。延滞が3カ月に迫り、「個人信用情報機関に名前が載りますよ」と告げられた。20年返し続ける自信がなくなった、という。
 「お前がええんやったら、しゃあない」
 2000年代半ば、男性は勤め先の家具販売会社の経営が悪化して辞めた。職を転々とし、1年ほど見つからない時期もあった。中学生の娘も抱え、2009年春に大学に進んだ息子の進学費用まで手が回らなかった。
 息子が自己破産を申し立てた直後の昨年3月、男性のもとに機構から請求書が届いた。連帯保証人になっていたためだ。いま、パートの妻と合わせた年収は300万円ほど。800万円はとても返せない。4カ月後、息子に続き自己破産した。「お金がなくても大学に行けるようにする奨学金が、こんな重荷になるなんて」
 本人、連帯保証人と続けて自己破産したため、最後は保証人に請求が回る可能性がある。男性は時折、保証人になっている父(91)に連絡を入れる。年金暮らしで、資産と呼べるものはない。請求がいかないように、と祈る思いでいる。

東京にいる息子は計800万円余りの奨学金を借りた。うち576万円は有利子で、大学卒業後は利息も上乗せして返してきた。大阪の父親は「入学した時はこんなことになるとは、想像もしなかった」と振り返る(画像の一部を加工しています)


 ■上がる授業料、強まる督促
 破産が相次いでいる背景には、経済環境の変化がある。この30年間で国立大の授業料は2.13倍の約54万円、私大は1.76倍の約88万円になった。一方で平均給与は大きく上がっていない。
 卒業後も非正規雇用などで収入が安定せず、返還に苦しむ人が後を絶たない。3カ月以上の延滞者は2016年度末で16万人。2015年度の機構の抽出調査では、77%が「年収300万円未満」と答え、延滞が続く理由(複数回答)は「低所得」が67%で最も高かった。
 延滞が3カ月続くと、機構は個人信用情報機関に登録し、クレジットカードが一定期間使えなくなる。4カ月で債権回収会社による督促を開始。連絡が取れないと、自宅を訪問したり、会社に電話をかけたりすることもある。9カ月になると貸与金と利子、延滞金の一括返還を求める。
 旧日本育英会時代には、延滞額の多さを会計検査院から指摘されていた。2004年に改組した機構は、金融の専門家らによる有識者会議を設置。提言に基づき、金融事業の手法も採り入れて回収を強めた。「大半の人が返している中で、簡単に回収をあきらめればモラルハザードを招く」と機構幹部は語る。
 その結果、3カ月以上の延滞者はピーク時(2009年度)から2割ほど減った一方で、自己破産も相次いでいる。
 機構の客員研究員で、有識者会議の委員も務めた小林雅之・東大教授(教育社会学)は「経済環境の変化と回収強化により、高学歴・高収入の終身雇用を前提とした奨学金モデルのひずみが出ている。その象徴が保証人制度を介した自己破産の連鎖だ。教育は家庭が担うべきだという価値観を転換できるかが社会に問われている」と話す。
 (諸永裕司、阿部峻介)
 ■保証人制やめる議論したい
 日本学生支援機構理事長・遠藤勝裕さん
 日本銀行出身で、2011年から日本学生支援機構の理事長を務める遠藤勝裕さん(72)に聞いた。

――奨学金にからむ自己破産が過去5年間で延べ1万5千人でている
 奨学金だけが原因かどうかはわからず、返還者が410万人いることも考えると(事業継続の)危険水域とはいえない。ただ、悲惨な状況に追い込まれる人を金融人として散々見てきた。自己破産されれば、我々も債権放棄だ。裁判所の和解で月々の返還額を見直してもらうなどして、破産に陥る人を1人でも減らしたい。
――半数は、親や親戚といった保証人が占める
 借りた本人が10年、20年と返し続けたら、保証人は60歳、70歳になる。そういう人たちの自己破産(の数字)をみると涙が出てくる。保証人を立てる人的保証(現在は約半数が選択)はやめ、100%機関保証にしたい。文科省の検討委員会などで議論していく。
――背景に経済環境の変化や回収強化があるのでは
 その通りだが、奨学金の原資は税金だ。返還されなければ次に貸すこともできない。「しっかり管理を」ということで独立行政法人になり、3カ月以上の延滞者は返還者の10%から4%ほどに減った。金融の枠組みでは超優良だ。
――一方で「教育事業なのに」という声もある
 最大の悩みだ。すべて給付型にできるのが理想だが、いつ実現できるのかわからない。財政当局から「こんな制度はやめてしまえ」と言われないよう、金融の枠組みを維持していくことも一つの使命だ。
 ◇自己破産の連鎖を招いている奨学金制度の今を、近く社会面で2回にわたり報告します。
 ◇奨学金や保証人制度についてのご意見やご自身の体験をお寄せ下さい。asahi_forum@asahi.comメールする、03・5540・7834(ファクス)、または〒104-8011(所在地不要)、朝日新聞社特別報道部「奨学金破産」係まで。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 とても他人事とは思えません
 私の周囲にも、
 奨学金を借りて医師になった先生がいます。
 札幌美容形成外科で働いてくれた看護師さんにも、
 奨学金を借りて看護師さんになった人が何人もいます。
 幸いなことに、
 医師や看護師になった人は、
 奨学金返済で困ったという話しは聞きません。
      ■         ■
 大学を出て働いても、
 家賃が高い東京に住んで、
 年収300万円では、
 毎月4万円の奨学金返済は大変です。
 お嫁さんをもらうどころではありません。
 息子さんもお父さんも自己破産をして、
 保証人になった91歳のおじいちゃんにまで、
 容赦なく請求がいくなんて信じられません。
      ■         ■
 私が毎朝聴いている、
 NHKの杉田敏先生のビジネス英語で、
 米国でも奨学金返済が問題になっていると、
 番組でお聞きした記憶があります。
 私は、
 返済不要の奨学金を増やすのがいいと思います。
 私はやっていませんが、
 ふるさと納税の、
 奨学金版
 …はどうでしょうか?
      ■         ■
 ふるさと納税では、
 各地の特産品がいただけるようです。
 奨学金版♡ふるさと納税
 奨学金納税では、
 本人の名前はわからなくてもいいので、
 御礼の手紙成績表でも送ってもらって、
 がんばれよ!
 …と応援できると、
 応援する側も継続できると思います。
 前途有望な若者を応援できる制度があると、
 日本はもっといい国になると思います。

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医学講座

69歳でも元気な社長さん

 私は毎週日曜日の、
 がっちりマンデー!!を楽しみにしています。
 今日のがっちりは再挑戦した社長さんでした。
 がっちりのFBページからADさんのコメントを引用します。
もう一度社長」!
 儲かり会社を作った社長も色々な事情で会社を辞めてしまうことが…。
 そんな社長がもうひと花咲かせたい!と再び社長となった「もう一度社長」の方々を取材させていただきました!
 もう一度社長の1人目は、
 あの有名ソフト「一太郎」を作った社長さん!
 知っている方も多いのではないのでしょうか?
 お話好きの社長さんで、
 取材の際には様々なお話をお伺いしました。
 別の社員さんにお話を聞いている時にも、
 社長が代わりに話始めてしまい
 社員さんも苦笑い、という場面も…。
 そんな社長の再挑戦は、
 社長も参加したある会議の様子。
 会議に必要な紙やペン、パソコンがない…。
 その理由は、もう一度社長で作った
 あるものが使われているからでした!
 その、あるものとは一体…?

 TVで放送されたのはゲンバノートGEMGA Noteというソフトでした。
 番組で社長さんが、
 日本語の漢字変換について語っていらっしゃいました。
 私たちが変換する時に【スペースバー】を押します。
 このスペースバーで変換する方法を考えたのが、
 『一太郎』を作ったジャストシステムの浮川社長さんなんだそうです。
 すごいです。ありがとうございます。
 もう一度社長の2人目は、元雪国まいたけの大平さん。
 「雪国まいたけ」はほとんどの方がご存知かと思います。
 大平さん、現在69歳なのですがとっても元気!
 お話もたくさんしてくださる方で、
 取材では様々なお話を伺いました。
 話すだけでなく、聞き上手でもあり、
 取材後、一緒にご飯を食べている時に
 ディレクターの話だけではなく、私の将来の夢や、
 今の仕事の話など、
 どんなお話も真剣に聞いてくださり、
 さらには丁寧にアドバイスまで!
 色んな人の話をしっかりと聞き、
 自分の考えを持っているから、
 もう一度社長ができるのかと実感…。
 そんな大平さんの再挑戦は、
 10万円出しても食べたいアレ!?
 一体どんな再挑戦なのか?

 TVで放送されたのは黒まいたけでした。
 10万円で食べることはしませんが、
 いつか黒まいたけを買ってみたいと思いました。
 今回は、新たな会社で再挑戦し、
 活躍されている方を取材しました。
 どの社長さんも共通してあるのは、
 まだまだ、これから!という気持ち。
 取材をしているとその気持ちがとても伝わってきて、
 私も頑張らないと!と思わされます。
 そんな「もう一度社長」のお一人が、
 元ジャパネットたかた、現V・ファーレン長崎の髙田社長。
 髙田社長が、「J1」を「ゼイワン」と
 発音しちゃってるのを、ご存知ですか?
 長崎ではテレビ局までも社長に合わせて
 「ゼイワン」と言っていることもあるそう。
 実は、放送ではお見せできなかったのですが、
 取材時そのことについてお伺いしていました。
 この「ゼイワン」が一つのキャッチフレーズになり、
 多くの人に愛されるチームになる
 きっかけになっているそうですよ!

      ■         ■
 今朝のがっちりを見て、
 63歳の私もまだまだがんばろうと思いました。
 日曜日の朝に、
 いい番組を見て、 
 元気をいただきました。
 TBSに感謝しています。
 来週のがっちりも見ます。

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医学講座

42年間の新聞配達

 平成30年2月9日、朝日新聞朝刊、ひとときへの投稿です。
 42年間の新聞配達
 昨年12月31日の朝日新聞朝刊をもって、私たち夫婦は42年間の配達を終えました。
 新聞配達はもともと、お小遣いがほしいからと娘が始めました。数年頑張りましたがやめたいというので、彼女の担当だった25軒分を引き継ぎ、徒歩や自転車で手分けして配ることにしました。続けないと迷惑がかかると思ったからです。それから今までけがもなく、無事終えることができて感謝の日々です。
 毎朝、お寺と地蔵堂の前で一日の無事をお祈りして始めました。2人とも会社勤めをしていたので、配達の後、出勤しました。会社や田畑で元気に働くことができたのは、早朝からの配達が健康の源になったからだと思います。
 区切りをつけたきっかけは、1年前の大雪でした。もうそろそろ引退してもよろしいよ、という天の声だったのかもしれません。
 やめる時、販売店にねぎらってもらいました。また、正月には2組の娘夫婦、孫、孫夫婦、ひ孫が集まったにぎやかな食事の席で、「おじいちゃん、おばあちゃん、42年間ご苦労さまでした」と花束を贈られたのです。感激で胸がいっぱいになりました。
 (滋賀県豊郷町 澤秀子 無職 81歳)
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 昨日の朝日新聞朝刊のひとときです。
 81歳まで、
 42年間の新聞配達、
 ほんとうにお疲れ様でした。
 滋賀県豊郷町の澤秀子の投稿を読ませていただき、
 63歳の私も仕事を続けようと思いました。
 苦難の人生2018で、
 正直なところやめたくなることもあります。
      ■         ■
 今日の投稿を読ませていただくと、
 私の苦難なんて、、、
 そんなの苦難のうちに入らないさ、
 もっと大変な人がたくさんいる。
 みんながんばっている。
 いいことも、
 たまにはある。
 それが人生なんだなぁ~と思います。
 滋賀県豊郷町の澤秀子さま、
 ほんとうに42年間ご苦労さまでした

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昔の記憶

苦難の人生2018

 昨日の院長日記、
 解雇のパイロット活かせないか?
 …とても他人事とは思えませんでした。
 投稿者のJALの機長さんの奥様は、
 63歳で私と同年代です。
 私たちの世代で、
 JALの機長は超花形でした。
 夢のまた夢でした。
      ■         ■
 私たちが高校生や大学生の頃は、
 日本航空が経営破たんするなんて、
 誰も思いませんでした。
 私が搭乗するANAは、
 JALより下に見られていました。
 全日本空輸株式会社より、
 日本航空株式会社が上だと、
 世間的には思われていました。
      ■         ■
 昔のANAは国内路線だけでした。
 JALの国際線は、
 機長さんも、
 CA♡さんも、
 輝いていました。
 その日本航空が2010年に経営破綻しました。
 経営破綻は経営者の責任です。
 機長さんやCAさんのせいではありません。
      ■         ■
 人生なかなかうまくいきません
 2015年8月2日の院長日記です。
 私の人生は、
 2002年に、
 48歳で経営破たんしました。
 札幌医大をくびになりました 
 職を失ってほんとうに困りました。
      ■         ■
 私は1954年9月生まれです。
 安倍晋三首相と同じ月に生まれました。
 昭和29年9月は、
 北海道に洞爺丸台風が来た年です
 私たちの世代の人には、
 北海道拓殖銀行が倒産して職を失った人も
 山一證券が倒産して職を失った人もいます。
 みんな苦難の人生です。
      ■         ■
 私の残りの人生がどのくらいあるかわかりません。
 私は自分にできることを精一杯努力して、
 できれば若い人に自分の技術を伝えて、
 少しでも私の力を必要としている人たちに、
 先生ありがとう
 …と言ってもらえる手術をします。
 苦難の人生を乗り越えた分だけ、
 他の人の苦難もわかると(私は)思っています。

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