院長の休日
                        
                            お世話になった方のお引越し2018                                                    
    
                         今日は2018年12月19日(水)です。
 来週は年末で休みがないので、
 今日と明日は連休です。
 私が住んでいるマンションで、
 お世話になった方のお引越しがあります。
 とてもよくしてくださったので残念です。
      ■         ■
 私が引っ越したのは、
 犬を飼うためです。
 今住んでいるマンションは中古でした。
 犬の足洗い場がある…
 犬を飼いやすいマンションです。
 引っ越したのが、
 2010年4月でした。
 もう8年半も住んでいます。
      ■         ■
 うちのそら君は、
 困った犬です。
 すぐに吠えます。
 宅急便のお兄さんが荷物を届けてくださっても、
 うるさいくらい吠えています。
 袋に入れて抱きかかえていて、
 エレベーターの中でも突然吠えることがあります。
      ■         ■
 ご近所の方には、
 ただただごめんなさいです。
 そんなばか犬でも、
 嫌な顔もせずに仲良くしてくださいました。
 夏にバーベキューパーティーもありました。
 とても残念ですが、
 引っ越されてしまいます。
      ■         ■
 昨夜エレベーターでご一緒になりました。
 アート引越センターのダンボールがありました。
 私:大変お世話になりありがとうございました。
 アートさんで引越なさるんですね。
 先生の院長日記で、
 アートさんがいいって書いてあったので、、、
 院長日記も読んでくださってました。
 ありがとうございます。
 とても名残惜しいです。
 8年半お世話になりありがとうございました。

 
2010年4月
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            スプレー缶のガス                                                    
    
                         札幌のガス爆発事故
 …の続きです。
 爆発の原因はスプレー缶だったようです。
 まさかスプレー缶のガスで、
 あれほどの爆発が起こるとは、
 私でも想像しませんでした。
 消防庁が調査を開始しました。
      ■         ■
 平成30年12月18日、北海道新聞朝刊の記事です。
 スプレー缶100本超を窓開けず噴射 不動産店従業員 札幌・平岸爆発
 札幌市豊平区平岸の建物で16日夜に起きた爆発と火災で、この建物に入居する3店舗のうち最も倒壊が激しかった不動産仲介業「アパマンショップ平岸駅前店」の男性従業員が「窓などを閉めきった室内で、100本以上の除菌消臭用のスプレー缶の中身を噴射した」と話していることが17日、捜査関係者への取材で分かった。従業員は「湯沸かし器をつけたら爆発した」とも説明しており、道警や札幌市消防局は可燃性が高いスプレーの成分に引火して爆発したとみて調べている。
 このスプレーの製造業者によると、成分に燃えやすい「ジメチルエーテル」が含まれ、同店が毎月30本購入していた。捜査関係者によると、従業員はスプレーを使い切って廃棄する目的で噴射していたといい、17日の現場検証などで焼け跡からは数十本のスプレー缶が見つかったという。
 アパマンショップの元従業員によると、このスプレーは賃貸物件などの清掃時に使い、中身が残った場合は従業員が室内などで噴射して空にしてから廃棄するケースもあったという。
 爆発があった建物は木造2階建てで、アパマンショップと居酒屋「北のさかな家 海さくら平岸店」、整骨院の3店が横並びに入居。この事故でアパマンショップと、海さくら平岸店が倒壊し、整骨院も外壁などが崩れた。消防などによると、17日午後までに倒壊した建物を含め計28棟の破損を確認。数百メートル離れた車の窓ガラスが割れるなど広範囲で被害があった。
 当時、海さくらには客42人と店員5人が、アパマンショップには男性従業員2人がいた。このうち41人が病院に搬送され、1歳から60代の男女40人が軽傷を負ったほか、アパマンショップの30代の男性従業員1人が、顔をやけどするなどの重傷を負った。新たに自分で病院に行った1人が軽傷を負っていたことが17日に判明し、負傷者は計42人になった。
 消防などによると、倒壊した建物の外には3店が計9本のプロパンガスのボンベを設置していた。一部のボンベは外側が焦げていたが、いずれも破裂するなどの大きな破損はなかったという。
 海さくら平岸店の経営者によると、従業員の一人は「店内のガス警報器は鳴らず、ガス臭もしなかったが突然爆発した」と話したという。道警や消防は、爆発前にプロパンガスが漏れた形跡が確認されていないことから、最初の爆発でガス配管などが破損してガスが漏れ出して引火し、建物の広範囲に燃え広がったとみて調べている。
 札幌豊平署などによると、火災は出火から5時間以上がたった17日午前2時10分ごろに鎮火し、延べ約360平方メートルを全焼した。


居酒屋の現場検証=17日午前10時45分
(以上、北海道新聞より引用)
      ■         ■
 スプレー缶100本を、
 窓を開けずに室内で放出したことが、
 爆発の原因として報じられています。
 北海道新聞の記事によると、
 ジメチルエーテルがスプレー缶に入っていて、
 それが爆発の原因として考えられています。
 エーテルは実験室で使います。
 私はラットの麻酔に使いました。
      ■         ■
 エーテルは独特のにおいがします。
 吸入麻酔薬は同じようなにおいがします。
 私が問題だと思うのは、
 そもそも
 除菌消臭用スプレーは、
 密閉した室内で使う製品だということです。
 賃貸人が退去した後で、
 不動産屋さんが消臭のために使うスプレーです。
      ■         ■
 アパマンの従業員さんは、
 何の疑問もなく、
 除菌消臭用スプレーを室内で、
 シューっとしていたと想像します。
 爆発するとわかっていたら、
 誰も消臭スプレーをシューしません。
 日本国内でたくさんの除菌消臭スプレーが使われています。
 消防庁が原因を詳しく調べてくれることを願っています。
                        
                        
                     
                                    
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                            札幌でガス爆発2018                                                    
    
                         昨夜、札幌でガス爆発がありました。
 私はちょうど帰宅途中でした。
 おそらく地下を歩いていたので、
 音は聞こえませんでした。
 うちの奥さんは、
 すごい音が聞こえたので、
 外を見た
 …と話していました。
 私の家までは5km以上離れています。
 すごい爆発だったと思います。
      ■         ■
 2018年12月17日のYahoo!ニュースです。
 雑居ビルで爆発
 42人負傷 ガス爆発の可能性も 札幌市
 毎日新聞 12/16(日) 23:16配信
 12月16日午後8時半ごろ、札幌市豊平区平岸3の8の飲食店や店舗が入居する2階建て雑居ビルで爆発が起きた。北海道警によるとビル1階の南端にある不動産仲介業の店舗と隣の飲食店部分が倒壊し、多くのけが人が出た。北海道警豊平署はガス爆発の可能性があるとみて調べている。
 道警豊平署などによると、店舗や飲食店部分が大きく壊れたほか、周辺の建物の窓ガラスが割れるなどし、42人が負傷して病院に搬送された。そのうち男性1人が重傷。市消防局が現場に取り残された人がいないか捜索している。
 同署などの調べでは、不動産仲介業の店舗には当時店長ら2人がおり病院に搬送された。飲食店をよく利用する人によると、店の1階はカウンターとテーブル席、2階は座敷になっており約60席ある。近隣住民によると、ビル裏側にはプロパンガスのボンベが設置されていたという。
 現場は市営地下鉄平岸駅から約50メートルで、飲食店や事務所などが並ぶ一帯。爆発から1時間が過ぎても火が上がり続け、現場周辺にガスの臭いや煙がたちこめた。市は近くに避難所を開設し、近隣住民約30人が避難した。北海道電力によると、現場周辺の240戸が一時停電した。
 現場で救助活動を手伝った近所の看護師によると、血を流して倒れていたり骨折したりしている人もいた。道路の向かい側にあるファミリーレストランの料理長は「ものすごい音がして、ほとんどのガラスが割れた。20人ぐらいいたお客さんのうち2人が顔や手に切り傷を負って、救急車で病院に運ばれた」と話した。【澤俊太郎、源馬のぞみ】

爆発を起こした建物の消火活動を続ける消防隊員ら。周辺には建物の残骸が散乱していた=札幌市豊平区で2018年12月16日午後9時24分、貝塚太一撮影
(以上、Yahoo!ニュース、毎日新聞より引用)
      ■         ■
 私は形成外科医として熱傷治療をたくさんしました。
 私の想像では、
 何らかの原因で、
 大量のガスが、
 一気に爆発したと思います。
 あれだけの破壊力はかなりの量のガスです。
 爆発が大きいのに熱傷患者さんが少ないのは、
 飲食店が火元ではないからです。
      ■         ■
 ガス爆発はこわいです。
 ガス漏れ検知器は、
 プロパンガスは床面に、 
 都市ガスは天井につけます。
 プロパンガスは空気より重く、
 都市ガスは空気より軽いからです。
 どちらも同じようなガスのにおいがします。
      ■         ■
 ガスのにおいは、
 プロパンガスも都市ガスも、
 人工的につけたにおいです。
 もともとのガスは無色無臭です。
 もれた時にわからないと大事故になるので、
 人工的ににおいをつけています。
 負傷された方がよくなることを祈っています。
      ■         ■
 Yahoo!ニュースの続報です。
 札幌の爆発、不動産店で「消臭スプレー100缶ガス抜き」 現場検証始まる
 毎日新聞12/17(月) 11:13配信
 道警は17日午前、建造物等失火の疑いで現場検証を始めた。道警と市消防局によると、爆発があった「酒井ビル」は木造2階建てで、延べ床面積は約360平方メートル。出火から5時間以上たった17日午前2時10分に鎮火した。
 1階は南側から不動産仲介業「アパマンショップ平岸駅前店」、飲食店「海さくら平岸店」、整骨院の3店が棟割りで入居していた。不動産店と飲食店の2店部分が倒壊し、特に不動産店は跡形もないほど崩れて建物は全焼した。道警は不動産店で爆発が起き、飲食店が爆風と火災の被害を受けたとみている。このほか、周辺のマンションや店舗など19棟に、窓ガラスが割れるなどの被害が出た。
 捜査関係者によると、不動産店の従業員が「100個以上の除菌消臭スプレー缶のガスを抜いた後、手を洗おうとしたら爆発した」と話しているという。
 道警などによると、当時店内には従業員2人がおり、30代の男性従業員が顔にやけどを負い重傷。両店の従業員、客を中心に1歳から60代までの計42人がけがをした。17日朝までの捜索活動や関係者への聞き取りなどでは、行方不明者は確認されていない。
 当時飲食店にいた客らは、毎日新聞の取材に「爆発の後、ガスの臭いがした」と話した。市消防局によると、建物裏側に各店舗用のプロパンガスのボンベが計9本あったが、目立った損傷は見られなかった。

爆発事故から一夜明けた現場。広範囲にがれきが散乱していた=札幌市豊平区で2018年12月17日午前8時42分、貝塚太一撮影【真貝恒平、澤俊太郎】
(以上、Yahoo!ニュース、毎日新聞より引用)
      ■         ■
 消臭スプレーにはLPガスが入っているものがあります。
 私も気付きませんでした。
 LPガス入りの消臭スプレーは、
 ガス臭いにおいはありません。
 100缶を一度にガス抜きすることは、
 メーカーも考えていなかったと思います。
 気をつけないと同じ事故が起こる可能性があります。
 北国の建物は気密性が高いので、
 LPガスが充満したのだと思います。
                        
                        
                     
                                    
                                                昔の記憶
                        
                            私の冬靴です                                                    
    
                         冬の北海道で転倒しないように歩くには、
 すべりにくい靴が必要です。
 正直な私の感想です。
 絶対に滑らない靴はない
 どんな靴でも油断すると転びます。
 できるだけすべりにくい靴を選んでいます。
 私の足は幅広で4Eというサイズです。
 同じ4Eでも、
 相性のいい靴と悪い靴があります。
      ■         ■
 うちの奥さんに笑われます。
 あなたの靴は同じのばかり
 おしゃれ心がない
 はい、
 その通りです。
 冬はすべらない靴、
 夏は歩きやすい靴、
 これが選ぶ一番の基準です。
      ■         ■
 今はいている靴は、
 月星というメーカーの靴です。
 会社の名前しか知りませんでしたが、
 ネットで調べると福岡県久留米市の会社でした。
 ムーンスター
 …という名前になっていました。
 靴底に、
 3Dウォータースペラン
 …というのがついています。
      ■         ■
 一昨年まではいていた靴が廃盤になってしまったので、
 昨年からムーンスターの靴にしました。
 たしかにスベラン効果があります。
 他にもいい靴があるのでしょうが、
 毎日はいて、
 東京や大阪の学会に行く時にも、
 そのままはいて行けるので、
 この靴をはいています。
 靴の裏だけご紹介します。

 
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            手袋をはく                                                    
    
                         今日は2018年12月15日(土)です。
 忘年会シーズンです。
 札幌は寒いです。
 昨夜、私が帰宅する時には、
 雪が降っていました。
 札幌美容形成外科の前の通りは、
 ところどころロードヒーティングがないところがあります。
 路面が凍結してツルツルでした。
      ■         ■
 東京の大雪2018
 2018年1月23日に書いた院長日記です。
●手袋をしましょう
 TVや新聞を見ると、
 素手で傘をさしている人が多いようです。
 転倒すると大変です。
 靴も夏の革靴の人が多いように見えます。
 滑ります!
 手袋で手を守ってください。
      ■         ■
 手袋の着用をすすめます。
 私は北海道生まれの北海道育ちです。
 native 北海道です。
 北海道では、
 手袋を着用することを、
 手袋をはくと言います。
 うちの奥さんは関西人なので、
 靴下みたいで変だ
 …と言います。
      ■         ■
 奥さんの説によると、
 手袋ははめるものだそうです。
 手術用の手袋があります。
 さすがに北海道でも、
 手術用手袋は、
 つけるか
 する
 …が一般的です。
      ■         ■
 北海道人が手袋をはくのは、
 それだけ生活に密着しているからだと、
 私は想像します。
 医師の立場から言わせていただくと、
 手袋なしで、
 雪道を歩くのは危険です。
 転倒した時に手袋をしていると安全です。
 つるつる路面で転んだ時のためにも、
 札幌に来る時は手袋を準備なさってください。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            役に立つ数学の勉強                                                    
    
                         今日は2018年12月14日(金)です。
 今年も残すところあと2週間です。
 ほんとうに災の年でした。
 昨日の院長日記、 
 簿記の勉強をすすめますに、
 あれだけ高校や予備校で勉強したのに、
 医者になってから役に立つ数学はありません。
 数Ⅲなんて、
 すっからかんに忘れてしまいました。
 …と書きました。
      ■         ■
 数学を教えてくださった先生にごめんなさいです。
 医学部で受験で覚えた数学を使うのは、
 統計学くらいです。
 でも役に立っていることはたくさんあります。
 確認するという習慣です。
 注意一秒、ケガ一年
 2010年1月4日に書いた院長日記です。
      ■         ■
 医学部の入試で難関の数学。
 私も苦労しました。
 数学は一問の配点が大きく、
 最後のさいごに、
 プラスとマイナスの記号を間違っただけで、
 ゼロ点になります。
 その一問で不合格になります。
 できた!
 …と思った問題でも確認することが大切です。
      ■         ■
 私は慎重な人間です。
 指差確認しさかくにん
 …という言葉が好きです。
 美容外科医は臆病者であれ
 リスクがある治療はやめました
      ■         ■
 受験の数学が直接役立つことは少ないですが、
 受験勉強は将来も役に立ちます。
 最後まであきらめないは、
 私の座右の銘です。
 受験生の頃に、
 旺文社の大学受験ラジオ講座で、
 数学の勝浦捨造先生が繰り返し述べられたお言葉です。
 若者には無限の可能性がある
 受験生にがんばっていただきたいです。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            簿記の勉強をすすめます                                                    
    
                         今日は2018年12月13日です。
 医療法人札幌美容形成外科は12月が決算です。
 今日は休診日ですが、
 クリニックに来て、
 札幌美容形成外科の帳簿を点検しています。
 今年は移転がありました。
 納税が大変です。
      ■         ■
 札幌美容形成外科には、
 アトラス総合事務所という、
 強力な味方がついてくださっています。
 昨年の税務調査でも、
 おみやげはゼロでした。
 今年もしっかり見ていただいています。
 私たちもしっかり記帳しています。
      ■         ■
 私は医学部の入試に、 
 簿記があったらいいと思います。
 私は一浪して札幌医大に入学しました。
 失敗の原因は数学でした。
 医学部入試では数学が合否を決めることが多いです。
 数学を制する者は、
 医学部入試を制する、
 …と言っても過言ではないと(私は)思います。
      ■         ■
 あれだけ高校や予備校で勉強したのに、
 医者になってから役に立つ数学はありません。
 数Ⅲなんて、
 すっからかんに忘れてしまいました。
 数学が役に立ったのは、
 学生時代にした家庭教師のアルバイトの時だけです。
 実社会では役に立っていません。
 (数学の先生にごめんなさい)
      ■         ■
 クリニックの経営で一番必要な知識は、
 帳簿です。
 銀行から借金をするにも、
 帳簿がしっかりしていないと借りられません。
 私は64歳ですが、
 今から簿記を勉強したいと思っています。
 札幌美容形成外科で使っている、
 弥生会計というソフトだけでも、
 もっと使いこなしたいと思っています。
 これから開業を考えている先生には、
 簿記の勉強をすすめます 
                        
                        
                     
                                    
                                                院長の休日
                        
                            今年の漢字は「災」                                                    
    
                         今日は2018年12月12日(水)です。
 札幌美容形成外科は年末が忙しいので、
 12月は毎年上旬に休みを取っています。
 世の中は師走の忘年会シーズンなので、
 美容形成外科を受診して手術を受ける方は少ないです。
 休みなので家でゆっくり新聞を読んで、
 Yahoo!ニュースを読んでいます。
      ■         ■
 今年の漢字は「災」 清水寺で漢検が発表
 1年の世相を表す「今年の漢字」に「災」が選ばれた。京都市東山区の清水寺で12日、日本漢字能力検定協会(同区)が発表した。応募総数19万3214票のうち、2万858票を集めた。
 昨年は「北」
 今年の漢字は1995年に始まり、24回目。森清範貫主が奥の院の舞台で、大型和紙に力強く揮毫(きごう)した。応募者が「災」の字を選んだ理由として、北海道や大阪府北部の地震、西日本合や台風、記録的猛暑などを挙げ、来年に新元号を迎えることから、災害の被害減少を願う声が多かったという。
 2位は「平」で1万6117票、3位は「終」で1万1013票だった。
  昨年は、度重なる北朝鮮のミサイル発射や核実験の強行、九州北部豪雨などを反映し、「北」が選ばれた。金融機関の経営破綻が続出した1997年は「倒」、東日本大震災があった2011年は「絆」だった。
 京都新聞

 
(以上、Yahoo!ニュースより引用)
      ■         ■
 今年の漢字は「災」。
 まさに札幌美容形成外科も「災」の一年でした。
 昨年末に決まった移転先が、
 今年2月にダメになりました。
 移転先がなく、
 もうダメか?と思いました。
 いつもは喧嘩ばかりしている奥さんが、
 ネットで移転先を見つけてくれました。
      ■         ■
 ようやく移転ができて、
 ようやく落ち着いてきたかなぁ~?
 …と思っていたら、
 地震がありました。
 幸いなことに、
 札幌美容形成外科には被害はありませんでしたが、
 北海道には大きな被害がありました。
      ■         ■
 もう一つ忘れらない災が、
 さくらんぼさんの果樹園の台風被害です。
 台風の風でやられてしまい、
 大切に育てた果物が出荷できなくなりました。
 ほんとうに大変なことだったと思います。
 2019年は、
 どうか平穏無事な年になりますように、
 台風が来ない年になりますように、
 お祈りしています。
                        
                        
                     
                                    
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                         札幌にも外国人観光客が増えています。
 北大などの大学への留学生も増えています。
 海外からの患者さんを診察することも、
 まれにあります。
 困るのが翻訳です。
 英語ならまだ通じますが、
 英語以外はまったくだめです。
 とても参考になる記事が北海道新聞夕刊に掲載されていました。
      ■         ■
 平成30年12月8日、北海道新聞夕刊のコラムです。
 今日の話題
 言葉の壁超えて
 この1年に2度、東京都内で入院した。その際、訪日外国人急増の影響なのか、病院も国際化していることに驚いた。
 休日の夜間診療に駆け込むと、広い診察室では中国語、英語に加え、スペイン語らしき言葉が飛び交った。入院後の同じ病室には年配の韓国入が急な腹痛を訴えて担ぎ込まれてきた。
 日本にいるのか分からない感覚にとらわれたが、外国入の診察はいたってスムーズに見えた。タブレット端末を使い、日本語を患者の母語に自動翻訳しながら、病状を聞いたり、診療費の支払い方法を説明したりしていたからだ。
 病院に限らず、こうした外国入との会話で役立つのが無料のスマートフォン用翻訳アプリ「ボイストラ」だ。総務省所管の国立研究開発法人・情報通信研究機構が開発し、2010年に公開された。
 翻訳したデータはスマホの外部のサーバーに蓄積されて学習し、使えば使うほど賢くなる仕組みだ。31言語に対応し、14言語は音声で双方向のやりとりができる。
 1年半後に東京五輪・パラリンピックを控え、観光や医療など幅広い分野での活用が期待され、全国の消防本部ではすでに4割以上が使っている。
 翻訳技術は民間企業に有償提供されており、駅や郵便局などの専用サービスにも生かされている。
 北海道には地元ならではの食材や文化がある。道内専用サービスの開発にも活用できるのではないか、とも思う。「言葉の壁」を低くできれば、外国入を対象にした事業の可能性はいっそう広がるはずだ。(石井群也)
 (以上、北海道新聞より引用)
      ■         ■
 私が札幌医大在職時にロシアの子どもさんを治療した時には、
 日本人女性が通訳をしてくださいました。
 とても優しい方でした。
 私たちも、
 ロシア人の患者さん親子も頼りにしていました。
 困るのが、
 通訳さんがいない夜間や休日です。
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 ボイストラのような、
 便利な翻訳ソフトがあれば、
 役に立つと思います。
 実際にクリニックでインストールしてみました。
 とても優秀なアプリです。
 私の声もしっかり認識してくれました。
 海外に行っても使えそうです。
 おすすめします。

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                            皮膚移植の方法⑤                                                    
    
                         皮膚移植の方法シリーズの最後です。
 皮膚移植について書けば、
 何日でも続けられるくらい、
 奥が深いのが皮膚移植です。
 医学は進歩しましたが、
 皮膚を一度でぴたっと貼り付けられる、
 魔法の糊はありません。
      ■         ■
 皮膚移植を成功させるには、
 移植する部位をいい状態にして、
 移植する皮膚を、
 慎重に選んで、
 厚さを正確に、
 均一の厚さで採皮することが大切です。
 全層植皮FTSGの時には、
 はさみで丁寧に脂肪を取る作業が必要です。
      ■         ■
 いつか、
 魔法の糊ができて、
 他人の皮膚でも、
 免疫反応を無くして、
 瞬間接着剤のように移植できれば、
 形成外科医は要らなくなるかも?です。
 しばらくは魔法の糊はできそうにないので、
 まだ私たちのような職人が必要だと思います。
      ■         ■
 皮膚移植を成功させるための秘訣は、
 血管新生です。
 移植した皮膚に、
 移植した部位から、
 植物の芽が出るように、
 血管が伸びてきます。
 とても細い血管なので、
 移植した皮膚が少しでも動くと、
 新しくできた血管が切れてしまいます。
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 移植した皮膚を、
 上手に固定して、
 動かさないようにしないと、
 皮膚が壊死になってしまいます。
 植皮が落ちた
 …と言います。
 患者さんも、
 手術をした形成外科医も、
 がっかりです。
 私も何度もがっかりを経験しました。
 皮膚をくっつける魔法の糊ができるまで、
 形成外科医は失業しないと(私は)思っています。