院長の休日

突然の「自由」

 平成27年5月24日、朝日新聞朝刊、
 男のひといきへの投稿です。
 突然の自由
 3月末で定年退職して毎日が日曜日になった。職務や人間関係から解放され、心身ともにリフレッシュできるかと思いきや、さにあらず。脱力感で頭の中はボーッとするやら、身体は鉛のごとく重たいやら。決して順風満帆の船出とはいえない。
 退職した途端に、「自由な時間を楽しんで」と言われても、40年間働きづめの身体が即座に順応できるはずがない。「仕事中心に時計が回ってきた者には、辛抱と覚悟がいるぞ」との先輩の忠告をかみしめているところだ。
 趣味づくりのために、絵画教室に通い始めた。早速、「アートの世界にはタブーなし。自分が思うまま自由に描いて構わない」という指導を受けた。
 だが、この「自由に」というのが超難関。筆が遅々として進まない。まさに前例や規則に従って働き続けてきた身体。「車は急に曲がれない」のが現実だ。
 突然、「あなた次第だ」と宣告され、戸惑っている。セカンドライフへのソフトランディングには、肩書や人脈をすべて捨て去り、思考回路をフルモデルチェンジすることが必須のようだ。一歩一歩着実に自分の歩幅で進んでいきたい。
 (長崎県長与町 相川光正〈てるまさ〉 無職 62歳)

 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 私より2歳年上の相川様の投稿を、
 自分のこととして読ませていただきました。
 昨年、還暦を迎えた私の同級生には、
 定年退職をした人もいます。
 第二の職場に移った人もいます。
 私のような自営業者には定年はありません。
 でもいつまでも仕事ができるわけではありません。
      ■         ■
 40年間働きづめの身体が即座に順応できるはずがない
 「仕事中心に時計が回ってきた者には、辛抱と覚悟がいるぞ
 との先輩の忠告をかみしめているところだ。

 貴重なお言葉として、
 深く心に刻んでおきます。
 私の定年後の夢は、
 花咲じじいです。
 こぎれいなじじいです。
      ■         ■
 料理が上手なじじいもいいです。
 定年前からはじめたアップルパイ作りは、
 今年も続けています。
 5年前と比べると、
 オーブンが新しくなったので、
 よりさくさくになりました。
 日頃、口うるさく迷惑をかけている
 札幌美容形成外科の職員に試食してもらっています。
 職員には好評です。
 嫌われないじじいを目指します。 
      ■         ■
 お詫び
 今日のお昼過ぎにUPした際、なぜかサーバーの具合が悪くコメントができない設定になってしまったようです。
 設定を変更いたしました。
 申し訳ございませんでした。

“突然の「自由」”へのコメントを見る

医学講座

顧客満足度2015

 私は長い間docomoを利用していました。 
 広い北海道では、
 いざという時に、
 圏外になる心配が少ないからです。
 DocomoからiPhoneが発売されるのを…
 ず~っと待っていました
 待ちきれずに、
 2013年3月にauにしました
      ■         ■
 auにしたら、
 毎月の通話料が安くなりました。
 電波でも不自由しませんでした。
 音声通話の品質が、
 ちょっと気になった程度です。
 それも、
 LINEの無料通話とかが多くなり、
 気にしないで使っていました。
      ■         ■
 安かった毎月の通信料が、
 2年を経過したところ…
 大幅にUPしました
 各種の割引が無くなったからです。
 こまったなぁ~
 どうしようかなぁ~?
 …と考えていました。
 そこに今回の料金騒動です
 私の心は一気にdocomoに傾きました。
      ■         ■
 今すぐに契約を変えるつもりはありませんが、
 次の機会にはよく考えます。
 顧客満足度を維持するのは難しいです。
 私たち医療業界は、
 一番、(お客さんから)クレームを受けやすい業種の一つです。
 美容外科は別として、
 そもそも病院に来る患者さんは、
 具合が悪いのでいらっしゃいます
      ■         ■
 どこのホテルを見ても、
 お客さんから見えるところに、
 お客さんからの苦情は掲示しません。
 今の時代、
 市立札幌病院などは、
 患者さんからの苦情も、
 患者さんからの感謝の言葉も、
 見えるところに掲示しています
      ■         ■
 平成27年3月分の一部です。
 苦情
 態度が横柄で辟易しました。
 こちらが質問した事と、そちらの言ってくる事がかみ合わないとは言え、他人に対する態度ではないと思います。他にいた方は親切でしたのに腹立たしくてなりません。

 回答
 この度はご不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。
 今後は、患者さん対応などの接遇について十分配慮するよう、責任者を通じて指導いたしました。

 病院は大変です。
      ■         ■
 札幌美容形成外科も、
 顧客満足度を少しでも改善しようと、
 私も職員もがんばっています。
 いっしょうけんめい手術をしても、
 左右差が出ることもあります
 毎日勉強もしています。
 野菜やくだものと同じように、
 少しでも、
 安心安全で、
 価格も安くを目指しています。
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

“顧客満足度2015”へのコメントを見る

院長の休日

通信事業者としての説明義務

 FaceTimeで通話料請求(au最悪!)の続きです。
 昨日19:09に責任者から回答がありました。
 朝から回答を待っていた私としては、
 かなり長い間待たされました。
 親切な担当者:種田さんが、
 必ず伝えますと言ってくれてから、
 30分以上かかりました。
      ■         ■
 お客様センター上席からの回答です
 auの通信回線を使って通話されたのだから、
 (私に)支払い義務があります
という内容でした。
 私がガラケーから、
 間違って発信したなら、
 当然、自分に支払い義務があると思います。
 ところが、
 今回は、
 従来は【無料通話】だったはずのfacetimeが、
 iOS8になったために、
 突然【有料】になったのです。
      ■         ■
 私がauに求めたのは、
 iOS8にしたら、
 facetimeでも【有料通話】になることがありますょ。
 iPhoneとiPadを使っているお客さんは、
 注意してくださいね

 …という親切な説明です。
 私たち医師には、
 患者さんへの【説明義務】があります。
 説明義務違反として、
 法廷で訴えられることもあります。
      ■         ■
 今でも、
 Facetime通話
 Facetime
 無料通話と検索しても、
 私のように課金された人の体験はヒットしません。
 auだけではなく、
 docomoにも、
 softbankにも、
 注意喚起の文言はありません
      ■         ■
 私はたまたま国内通話だけだったので、
 通話料金も多くはありません。
 でも、
 海外にいる肉親と、
 FaceTimeで通話している人がいたとします。
 もし、
 まともに海外通話の料金を請求されると、
 とんでもない金額になります。
 通信事業者には、
 利用者への説明義務があると私は考えます。
      ■         ■
 他の通信事業者の状況を確認するため、
 私はdocomoのお客様センターに電話をしました。
 docomoは一発で電話がつながりました。
 私のような事象は報告がなく、
 実機で確認してから返答すると回答をいただきました。
 約1時間後に、
 担当のなおいさんから電話がありました。
      ■         ■
 docomoからの回答です
 このたびは貴重な情報を提供していただきありがとうございました。
 FaceTimeの設定で、
 【iPhoneでの通話】がONになっていると、
 同じWifi接続下で、
 同じappleIDを使っているiPadで、
 FaceTimeのオーディオで通話しても、
 通話料金が課金されることを確認しました。
      ■         ■
 担当部署と協議の上、
 docomoのHPなどを通じて、
 注意喚起をすることを検討させていただきます

 私は納得しました。
 やっぱり、
 次の機会にdocomoに帰ることにします
 auからは、
 どのように対応するかまだ回答はありません。

“通信事業者としての説明義務”へのコメントを見る

院長の休日

FaceTimeで通話料請求(au最悪!)

 平素はKDDIをご利用いただきありがとうございます。
 KDDIご利用料金につきまして、
 下記のとおりご連絡いたします。

 …とメールで連絡が来ました。
 私はけちな男なので
 お金のかかる通話はしません。
 音声通話は家族内の無料通話か、
 LINEを使います。
      ■         ■
 たまに、
 FaceTimeも使います。
 iPadも使います。
 iPadはwifiで使っています。
 SIMカードは無しです。
 4月にiPadでFaceTimeの音声通話をしました。
      ■         ■
 当然【無料通話】だと思って、
 30分以上話しました。
 5月1日の院長日記に書いた、
 私の叔母との通話です。
 叔父も叔母もsoftbankのiPhoneです。
 FaceTimeはAppleのソフトを使った【通話】なので、
 【無料】だと思っていました。
 しかもiPadからかけたので、
 当然【無料通話】だと思っていました。
      ■         ■
 iPhoneもiPadも、
 iOS8になっています。
 バージョンアップのお知らせが点くので、
 その度にダウンロードしています。
 注意していただきたいのが、
 FaceTimeの設定です。
 いつの間にか、
 【iPhoneで通話】というのができていて、
 自動的にONになっていました。
      ■         ■
 この【iPhoneで通話】がONになっていると、
 同じWifi接続下で、
 同じappleIDを使っていると、
 なんと!
 iPadでふつうの通話ができるのです。
 そうか!
 それでiPadにも、
 電話の着歴が残るようになったのか!
 ようやくわかりました。
      ■         ■
 でも、
 そんなに重要なことなのに、
 KDDIコールセンターの担当者も、
 上席の指導者も、
 どうして課金されたのか?
 一時間もかかってわかりませんでした。
 それって…
 ぼったくり商法
 じゃないかと思ってしまいます。
      ■         ■
 KDDIからの回答です
 2015年5月20日、KDDIお客様センター(責任者さん)
 最悪でした。
 電話中にこちらとの内容をカチャカチャPCに入力しながら、
 自動音声のような話し方でした。
 iPhoneがiOS8にバージョンアップしたために、
 iPadからFaceTimeでオーディオで通話しても
 iPhone経由で通話したことになり、
 【当然】課金されます(あなたに支払い義務があります)。
 機器の故障などではありません。

 …と説明されました。
      ■         ■
 私はau からの【重要なお知らせ】もないし、
 注意喚起もないまま、
 課金するのは納得できない(×10)。
 KDDIの担当者すらわからないシステムで
 通話料を請求するのには応じられないと返答しました。
 責任者さんはコールセンターのリーダーで、
 自分より上席の人はいないので、
 明日あらためて連絡しますと言って電話を切りました。

 残念なことに今日の18:30になっても連絡はありません。
      ■         ■
 連絡がないので、 
 こちらからKDDIに電話しました。
 まず一回目は通じませんでした。
 ただいま電話が大変混みあっています。
 auホームページからメールで24時間ご相談いただけます

 …と自動音声が流れました。
 その後でようやくauにつながりました。
 担当の種田さんは親切でした。
 担当者に伝えてくれると返答してくれました。
 でも…まだ回答はありません。
 やっぱdocomoに帰らないとダメかも?です。

“FaceTimeで通話料請求(au最悪!)”へのコメントを見る

院長の休日

芸能界の楽屋裏

 みのもんたさんのトークショーでお聞きした話しです。
 男女を問わず、
 TVに出る人は、
 自分の容姿で苦労しているそうです。
 今のTVは高性能で、
 こまかいところまでよく見えます。
 当然、しわしみもよく見えます。
      ■         ■
 美容整形の話しではありません。
 TVの本番前に、
 すっぴんから、
 別人に変身です。
 メイクさん、
 ヘアーさん、
 技術はすごいそうです。
      ■         ■
 ハリウッドエアーという商品があります。
 しゅっしゅっとすると、
 色つやがよくなるので、
 TVの前にしゅっしゅっする人もいるそうです。
 でも、
 しょせん、
 化粧は化粧です。
 化粧を落とした時の落差が激しいのです。
      ■         ■
 シネロン・キャンデラ社のレーザー機器で、
 いくらしゅっしゅっしても、
 ぱしんぱしんしても、
 一瞬で別人になることはできません
 紫外線を避ける、
 保湿をする、
 毎日のお手入れが大切です。

 レーザー機器は素晴らしいですが、
 基本は本人の健康です。
      ■         ■
 芸能界も裏事情はなかなか大変そうです。
 みのもんたさんは、
 北里大学で、
 定期的に50項目の健康診断を受けていらっいます。
 お酒も飲まれます。
 大切なのは、
 楽しくお酒を飲むこと
 そうして、
 さあねるぞと言って、
 2~3分で眠ってしまうそうです。
 健康でなければ、
 笑顔でTVには出られません。
 明日は秘密のケンミンSHOWを見ます。

“芸能界の楽屋裏”へのコメントを見る

医学講座

あぁ、よくねむれた

 日帰り東京出張で日曜日に、
 第16回キャンデラユーザーズミーティングin東京に行ってきました。
 今年は日本法人がに設立されて、
 25周年になります。
 キャンデラコーポレーション(米国)は、
 2010年1月にイスラエルのシネロン社と合併し、
 シネロン・キャンデラとなりました。
 日本法人もシネロン・キャンデラ㈱に変わりました。
      ■         ■
 創立25周年という節目の年だったためか?
 今年のユーザーズミーティングでは、
 みのもんたさんのトークショーがありました。
 みのさんご自身にも、
 いろいろ大変なことがあったようです。
 私は週刊誌の広告で見た程度しか知りませんでした。
 とても参考になるお話しがありました。
      ■         ■
 みのもんたさんは、
 2006年に、
 一週間で最も多く生番組に出演する司会者として、
 ギネスブックに載ったことがあるそうです。
 それだけ多忙な一日でも、
 疲れたと思ったことがなかったと、
 トークショーで話してくださいました。
 睡眠時間が2時間半のこともあったようです。
      ■         ■
 みのもんたさんの健康法です。
 寝る時は、
 さあねようと言って、
 2~3分後には眠りについて、
 起きる時には、
 (たとえ2時間半でも)
 ああ、よくねた
 あぁ、よくねむれたを、
 2回繰り返して言うそうです。
      ■         ■
 そんなに簡単に眠れたら苦労しないわ
 …とたくさん反論をいただきそうです。
 眠ることができなくて、
 苦労している人はたくさんいます
 私も眠られない時期がありました
 みのもんたさんが講演で話してくださいました。
 奥様がお亡くなりになったり、
 ご子息の不祥事があったり、
 大変なことがあったようです。
      ■         ■
 でも、そんな時にこそ、
 さあねよう
 ああよくねむれたが大切なのだと、
 講演をお聴きして感じました。
 みのもんたさんのように2~3分で眠りにつけなくても、
 私の睡眠法は、
 ただ目を閉じてじっとしているだけです。
 それでも身体は休息できます。
 眠れないねむれないともがいているより、
 眠くならないから目を閉じてじっとしていようが、
 いいのではないか?
 …と私は思って実行しています。  
 そうすると、3時間でも、
 あぁよく寝たと思います。

“あぁ、よくねむれた”へのコメントを見る

医学講座

いまさら聞けないレーザー脱毛

 いまさら聞けないレーザー脱毛
 司会:いわきクリニック
 岩城佳津美 先生
 講演:いわきクリニック看護師
 西田和美

 今年からはじまった看護師さん向けの企画です。
 看護師さんのご発表で、
 対象は看護師さんとのことでしたが、、、
 私のような医師もたくさん聴いていました。
      ■         ■
 とても立派な発表でした。
 わかりやすい、
 ていねいな発表でした。
 誰一人として、
 居眠りしている人はいませんでした。
 いまさら聞けない
 レーザー脱毛
 基本の
というような内容から、
 私たち専門医が、
 う~ん
 なるほど
という内容までありました。
      ■         ■
 西田和美様は、
 院長の岩城佳津美先生とは、
 院長先生が開業される前の病院から、
 ず~っと
 先生とご一緒なのだそうです。
 それだけでも、
 私たちの業界では、
 実にすごいことです。
      ■         ■
 昔の脱毛は、
 脱毛針だつもうしんという、 
 針を使った脱毛でした。
 細い針を毛に沿って、
 毛穴に入れます。
 深くまで入ったところで、
 スイッチをONにして、
 電気を通します。
 一本いっぽん針で毛を焼く脱毛です。
      ■         ■
 高度の技術と経験が必要です。
 根気も必要です。
 形成外科の進歩③【脱毛治療】
 2011年4月21日の院長日記に詳しく書いてあります。
 いわきクリニックの、
 西田看護師さんは、
 針脱毛の認定看護師さんです。
 脱毛のスペシャリストです。
      ■         ■
 レーザー脱毛の普及で、
 誰でも
 簡単に
 脱毛ができるようになった
 …と思うのは早とちりです
 レーザー脱毛も奥が深いです。
 トラブルになることもあります。
 スペシャリストほど慎重です。
      ■         ■
 いわきクリニック看護師
 西田和美様の発表で印象に残った言葉です。
 医療レーザー脱毛は、
 医師の監理下で行う医療行為です。
 何かあった時には、
 必ず先生が診て
 先生が判断をなさいます。

 これが安全安心の秘訣だと感じました。
 西田和美様ありがとうございました。

“いまさら聞けないレーザー脱毛”へのコメントを見る

医学講座

日帰り東京出張2015

 今日は東京へ日帰り出張です。
 第16回キャンデラユーザーズミーティングin東京です。
 先日、札幌でセミナーがあったばかりですが、
 今日は東京まででかけました。
 興味深い演題があるからです。
 今朝は5:30起き。
 いつもより1時間早いです。
      ■         ■
 ◆プレミーティング
・エステや他科との競争環境でどのような自費診療を選択するか
 ~Qスイッチアレキサンドライトレーザー治療を一例に~
 山手皮フ科クリニック
 豊福一朋先生
 ◆ミニセッション
 いまさら聞けないレーザー脱毛
 司会:いわきクリニック
 岩城佳津美 先生
 講演:いわきクリニック看護師
 西田和美

 この2つを聴いてきました。
      ■         ■
 早起きして、
 東京まで行った甲斐がありました。
 山手皮フ科クリニック
 豊福一朋先生
は、
 皮膚科専門医です。
 長崎大学のご卒業で、
 九州大学皮膚科学教室の同門です。
 優秀な先生です。
      ■         ■
 豊福先生のすごいところは、
 ご開業の前に、
 慶應義塾大学大学院経営管理研究科で勉強されて、
 経営管理学修士(MBA)を取得されていることです。
 医学博士ももちろんお持ちです。
 医師でMBAはすごいです。
 頭のよい先生です。
      ■         ■
 豊福先生のご講演で、
 100円で脇の脱毛を展開している、
 大手エステチェーン店の商法がわかりました。
 経営者は、
 元は不動産関係の仕事をしていた人で、
 2002年に起業したそうです。
 一見、業績を伸ばしているようですが、
 さまざまな問題点やアキレス腱があります。
      ■         ■
 われわれ医師免許を持った医療機関が行う脱毛と、
 無資格者が、
 安価な機器で行う脱毛の違い。
 100円で集客して、
 最終的にどうやって利益を確保しているかなど、
 MBAの目線で、
 厳しく分析した結果を報告してくださいました。
 エステチェーンの一番の弱点である、
 無資格施術と熱傷事故について、
 これから問題になると思います。
 いわきクリニック看護師
 西田和美
の講演については、
 明日の院長日記に書きます。

“日帰り東京出張2015”へのコメントを見る

昔の記憶

没後一年_渡辺淳一の世界

 平成27年5月16日、朝日新聞北海道版の記事です。
 北の文化
 渡辺淳一の世界をたどる
 苫名直子
 北海道立文学館主任学芸員
 文学へ導いた出会い・旅心誘う展示も
 北海道が生んだ大ベストセラー作家・渡辺淳一。没後1年を迎えた今、道立文学館では渡辺淳一の世界を紹介する特別展を開催している。
 展示担当を拝命したある日、企画者である副館長からA4判127枚の分厚い資料を渡された。展示構成のアイデアや引用文、写真が詰まったものだ。当然それに関連した自筆原稿、掲載誌、著書など数多くの借用・館蔵の資料が控えている。膨大な量だ。それに比して、展示スペース180平方㍍足らず。まずは途方にくれた。可動壁、ケース、画像投影などを可能な限り動員して、チームで検討を重ねた。結果「よくもここまで」と言うべき、かなり欲張った展示が実現した。
   ◇ ◆ ◇
 とりわけ「文豪の仕事場」のコーナーでは、実際に使用された机と椅子、筆記具、着物や愛用の将棋セットなどを渡辺家より拝借し、再現風に展示している、作家の存在を身近に感じていただける一角である。
 そして今回一番の特色となっているのは、「『白夜』の青春を往く」と題された、若年期・北海道時代にスポットを当てたコーナーだ。『白夜』5部作ほか、『影絵』『阿寒に果つ』『何処へ』に注目しながら上京以前の曲折に分け入り、札幌南高生時代の同級生・加清純子との恋と彼女の死、医学の道に入ってからのさまざまな悩み、とりわけ炭鉱病院勤務での壮絶な体験、そして医学と文学の間で揺れ動く若者の葛藤の軌跡が示されている。
   ◇ ◆ ◇
 その中で、北海道を代表する2人の文学者との出会いは、特に注目をひく。1人は船山馨。その温かい励ましが、渡辺淳一を作家の道へ向かわせる大きな力となった。『白夜』の中では船村先生として登場し、「北海道の作家では、君に一番期待しているよ」と激励。「大柄な躯(からだ)に似合わず目が優しくて、先生と話しているだけで気持が和んだ」と描写されている。会場には、船山が亡くなった時に渡辺が読んだ弔辞が展示されている。あふれくる哀惜の思いを巻紙に一気に書きつづったことがうかがえ、この恩師を慕う気持ちの深さを感じさせる。
 もう1人は伊藤整だ。純文学を目指していた渡辺が中間雑誌からの執筆依頓に応じるぺきかどうか迷っていた時に、「あの雑誌に書いたら、君の名前は無料で全国に宣伝してもらえるのですよ」「すぐ、お書きなさい」ときっぱり言い放ったのが伊藤であった。その言葉がなければ、後年のヒットメーカーとしての渡辺は存在していなかったであろう。ほかにも札幌医大整形外科時代の主任教授で、渡辺の執筆活動に理解を示した詩人の河邨文一郎、渡辺が上京する際の励ます会で「どうしてお金になる医師をやめて、貧しい作家になりたいのか」とあいさつして場内を湧かせた原田康子ら、いずれも作品中には仮名で登場するが、まさに北海道文学の重鎮が次々と立ち現れ、運命を導いていくのである。
 人的交流もさることながら、北海道の風土がその創作に染み渡っていることにも改めて気づかされる。「北海道を描いた作家渡辺淳一」のコーナーでは、作品に登場する道内各地に注目。地図と引用文とイメージ写真により、渡辺文学とともに旅気分を味わえる。また10人のヒロインに注目した画像プログラムでは、彼女たちの描写、セリフなどが渡辺文学一流のロマンチシズムを漂わせる。そのロマンの気質も、元をたどれぱ『白夜』の北海道時代に根があるかもしれない。北海道をキーワードに、渡辺文学により親しんでいただく機会となれぱ幸いである。
     ◇
 1962年、神奈川県生まれ。著書に『画家たちの札幌 雪と緑のメモワール』。
 「没後1年 渡辺淳一の世界」展は道立文学館で6月21日まで開催。

20150516-3

仕事場を再現した展示コーナー
道立文学館
(以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 渡辺淳一先生は、
 札幌医大の先輩です。
 予備校生の頃に、
 よく渡辺先生の本を読みました
 うちの奥さんとはじめて会った時に、
 渡辺淳一さんの本を読んでいると、
 意気投合したのを覚えています。
 リラ冷えの街のような初期の作品です。
      ■         ■
 初期の渡辺先生の作品は、
 晩年のとは違って…
 医師の世界を書いたものが多かったです。
 渡辺先生は、
 私の父が勤務していた、
 三菱大夕張炭鉱病院に、
 整形外科医として出張にいらしてました。
 私の父も話したことがあるそうです。
      ■         ■
 今朝の朝日新聞を読んで、
 道立文学館に行ってみたいと思いました。
 〒064-0931 札幌市中央区中島公園1番4号
 開館時間:9:30~17:00
 (展示室入場は16:30まで)
 月曜日が休館日のようです。
 渡辺淳一先生のご冥福をお祈りしています。

“没後一年_渡辺淳一の世界”へのコメントを見る

院長の休日

すずらんが咲きました2015

 今朝の札幌は少し肌寒いです。
 昨日の朝も肌寒かったです。
 今年は桜の開花が早く、ライラックも咲いています。
 毎年楽しみにしている…
 北海道疔横のスズランも今週はじめに咲きました。
 2013年5月27日
 2012年5月19日
 2010年5月23日
      ■         ■
 2014年はスズランの開花については書いておらず、
 2014年5月17日の院長日記、
 リラ冷えの街2014
 ようやくライラックが開花したと思ったら寒くなりました。
 この寒さの戻りを、
 リラ冷えといいます。

 …と書いてあります。
 今年はリラ冷えも少し早いようです。
      ■         ■
 すずらんは、
 可愛らしい白い花です。
 とてもよい香りもします。
 でも、
 毒草なのです。
 小さな花が、
 動物に食べられないための知恵かもしれません。
 私は毒草でもスズランが好きなので、
 お墓にも植えてあります
20150515-1
20150515-2

道庁前庭

 

“すずらんが咲きました2015”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ