昔の記憶

《いじめられている君へ》内藤大助さん

 平成24年7月13日、朝日新聞朝刊の記事です。
 いじめられている君へ》内藤大助さん
 ■相談はカッコ悪くない
 いいか、絶対にあきらめるな。いじめが一生続く、自分だけが不幸なんだって思ってるだろ? 俺自身もそうだったから。でも、いじめはきっとなくなるものなんだ。
 俺は中学2年の時からいじめられた。はっきりした原因は俺にもわからないけど、同級生から「ボンビー(貧乏)」ってあだ名をつけられて、バカにされた。
 北海道で育ったんだけど、母子家庭でさ。自宅で民宿をやっていて、母が朝から晩まで働いていた。
 家は古くてボロくて、制服も四つ上の兄のお下がり。つぎはぎだらけだったから、やっぱりバカにされたよ。せっかく祖母が縫って直してくれたのに、俺はバカにされるのが嫌で、わざわざハサミでつぎはぎを切ったこともあったよ。
 中3になってもしんどくて、胃潰瘍(かいよう)になった。学校で胃薬を飲んでいたら、先生から「何を飲んでいるんだ」って叱られた。理由も聞いてもらえず、つらかったな。あのとき一瞬、先生が助けてくれるかもって思ったんだけど……。
 高校を出ても、「いじめられて、ボンビーで、俺は生まれつき不幸だ」と、ずっと思っていた。上京して就職しても、帰省したらいじめっ子に会うんじゃないかって怖かった。
 強くなりたかった。不良のような、見せかけの強さだけでもいいからほしかった。暴走族に誘われたら、入っていたよ、たぶん。
 そんなとき、たまたま下宿先の近くにボクシングジムがあったんだ。通えばケンカに強くなれる。強くなれなくても、「ジムに行ってるんだ」と言えば、いじめっ子をびびらせられるって思ったね。
 入ってみたらさ……楽しかったなあ。周りも一生懸命で、俺もやればやるほど自信がついて、どんどんのめり込んだ。自分を守るために始めたのに、いつの間にかいじめのことなんてどうでもよくなっていた。不思議なもんだ。
 ボクシングの練習がつらいときは「いじめに比べたら大したことない」って考え、マイナスの体験をプラスに変えてきた。でもね、「いじめられてよかった」なんて思ったことは、ただの一度もないぜ。いまだにつらい思い出なんだ。
 「いじめられたらやり返せ」っていう大人もいる。でも、やり返したら、その10倍、20倍で仕返しされるんだよな。わかるよ。
 俺は一人で悩んじゃった。その反省からも言うけど、少しでも嫌なことがあれば自分だけで抱え込むな。親でも先生でも相談したらいい。先生にチクったと言われたって、それはカッコ悪いことじゃない。あきらめちゃいけないんだ。(ボクシング元世界王者)
 
 このシリーズは、2006年11~12月の連載の続編です。大津市のいじめ問題を受け、改めて全国の子どもたちへメッセージを届けます。ツイッターでは、担当記者がつぶやきます(@asahi_school)。6年前の連載も読めます
 
 

内藤大助さん
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 今朝のとくダネにも、
 内藤さんが出演していらっしゃいました。
 私も中学校一年生の時にいじめられました
 美唄市茶志内(びばいし_ちゃしない)の…
 茶志内中学校(ちゃしないちゅうがっこう)から、
 夕張市鹿島(ゆうばりし_かしま)の…
 鹿島中学校へ転校した時です。
      ■         ■
 人生ではじめていじめられました。
 いじめてくれたのは…
 同級生だった花田君です。
 今でも覚えています。
 赤ちゃんの舌先がW字形という…
 2009年1月25日の院長日記に書いてあります。
      ■         ■
 昔の鹿島中学校は…
 男子生徒は丸刈りでした。
 丸刈りでない子もいましたが…
 半数近くは丸刈りでした。
 転校して行った私は、
 もちろん丸刈りではありません。
 ごくふつうでした。
      ■         ■
 私の髪が気に入らなかったのか…
 何が原因だったのか?わかりません。
 廊下で組伏せられたり…
 学校帰りにつり橋で揺らされたり…
 言語障害(げんごしょうがい)と言われたり…
 つけられたあだ名は、
 下くちびるが出ていたので、
 いかりや長介でした。
      ■         ■
 つり橋から落ちそうになった恐怖で、
 学校帰りに警察に行こうと思ったこともありました。
 結局、警察にも先生にも相談しませんでした。
 私を助けてくれたのが…
 『花田やめれ~
 …と言ってくれた、
 飛田昭くんでした
      ■         ■
 新聞報道でいじめられた子どもさんのことを読むと、
 ほんとうに自分のことのように心が痛みます。
 私も飛田(とびた)くんがいなければ…
 どうなっていたことかと思います。
 いじめの問題は、
 社会全体で考えなくてはいけません。
 亡くなった子どもさんのご冥福をお祈りいたします。

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院長の休日

美瑛町の青い池

 今年は…
 中富良野から美瑛町(びえいちょう)へも行きました。
 MacのWallPaperとして採用された…
 青い池です。
 地図で見ると…
 中富良野(なかふらの)
 ↓
 上富良野(かみふらの)
 ↓
 美瑛(びえい)
 は近いのですが…
 実際には、かなり距離があります。
      ■         ■
 青い池まで行かれるのでしたら…
 レンタカーをおすすめします。
 中富良野から…
 公共交通機関で、
 美瑛町の青い池に行くのは、
 かなり不便です。
      ■         ■
 青い池については、
 美瑛町観光協会HPに記載があります。
 美瑛白金(びえいちょう_しろがね)と読みます。
 青い池
 アルミニウムを含んだ水が、
 えん堤でせき止められ、
 目に見えないコロイドが生成されるためだそうです。
      ■         ■
 駐車場から池まで、
 未舗装の道を5分ほど歩きます。
 歩いている途中、
 右手の木立の間に…
 青い池が見えてきます。
      ■         ■
 終点まで来ると…
 美瑛川の大きな本流にあたります。
 この川のコンクリート製のえん堤ができたため、
 流れ込む水がせき止められて…
 青い池になったそうです。
 一度行く価値はあると思います。

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院長の休日

2012年のラベンダー

 実は…
 今年のラベンダーは少し元気がありませんでした。
 中富良野だけではなく…
 富良野地方全体だそうです。
 原因は冬の大雪らしいです。
 今年の北海道は記録的な大雪でした。
      ■         ■
 春になってからは好天に恵まれました
 そのおかげで…
 例年より早く開花しました。
 ところが…
 大雪の影響で…
 春先、土に水分が多く含まれていました。
      ■         ■
 じめじめしたところより…
 乾いたところが好きなラベンダーです。
 この水分のために…
 春先にグーンと芽が伸びる時期に…
 茎が育たなかったようです。
      ■         ■
 毎年、剪定をして、
 草取りをして、
 懸命にラベンダーを育てているプロの花人でも、
 記録的な大雪にはかないません。
 それでも…
 みごとに開花させてくださった、
 ファーム富田のみなさんに感謝です。
      ■         ■
 今日からの3連休、
 大勢の人がラベンダー畑を訪れることでしょう。
 私は毎年ファーム富田のカレンダーを買います。
 一年中、毎日カレンダーで花を眺めて…
 また来年行くことを楽しみにしています。
 
 

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院長の休日

ファーム富田2012

 私はファーム富田の大ファンです。
 ラベンダー開花という、
 2007年7月2日の院長日記に書いてあります。
 私がラベンダーを知ったのは高校生の時に偶然聴いたNHKラジオの放送でした。昭和47年頃だったと思います。
 内容は忘れてしまいましたが、合成香料の普及と輸入自由化でラベンダー栽培が苦境に立たされている。北海道が主産地だというような内容だった気がします。その頃から、いつかラベンダーを育ててみたいと思っていました。
 結婚した頃(昭和56年)から、毎年家内と中富良野の富田ファームへラベンダーを見に行ってました。
      ■         ■
 ファーム富田が全国的に有名になったのは、
 TVドラマ北の国からのおかげです。
 それまでの富良野は、
 スキーシーズンが一番の繁忙期でした。
 ワールドカップも開催されました。
      ■         ■
 FURANOと
 NISEKOは
 スキーで有名でした。
 今は夏が一番の繁忙期です。
 時代も変わったものです。
      ■         ■
 北の国からは、
 昭和56年(1981年)10月にはじまりました。
 毎週金曜日22:00からでした。
 当時、私は新婚でした。
 人生で一番しあわせな時期でした。
 釧路労災病院形成外科に勤務していました。
      ■         ■
 Dr.コトーという…
 2006年12月14日の院長日記に書いてあります。
 北の国からがはじまったのが、私が結婚して釧路労災病院へ赴任した年でした。仕事熱心な看護婦長さんが『今日は楽しみにしているテレビがあるから10時までには帰りたい』と言っていたのを覚えています。その当時は夜9時位まで平気で仕事をしていました。
      ■         ■
 当時は土曜日も診療をしていました。
 日曜日にも回診がありました。
 毎週金曜日に…
 純くんと蛍(ほたる)ちゃんを見るのが…
 楽しみでした。
      ■         ■
 ファーム富田のすごいところは、
 何度行ってもあきないことです。
 時には雨の日もありますが…
 ラベンダー香水をつくる
 香水の舎(こうすいのいえ)も、
 ドライフラワーの舎(どらいふらわーのいえ)もあります。
      ■         ■
 富良野の楽しみ方
 ファーム富田の楽しみ方① 
 ファーム富田の楽しみ方②
 ファーム富田の楽しみ方③
 ↑こちらの院長日記を読んでください。
 私は毎年、富良野へ行くことを楽しみにして…
 朝から夜まで働いています。
 疲れた身体を癒してくれる富良野と中富良野の人に感謝しています。 
 
 

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院長の休日

香るストライプ_中富良野

 平成24年7月12日、北海道新聞朝刊の記事です。
 香るストライプ 中富良野
 【中富良野】上川管内中富良野町の観光花園「ファーム富田」で、ラベンダーの花が見ごろの時期を迎えた。間もなく満開となり、7月末ごろまで観光客の目を楽しませる。
 花畑は全部で約10㌶あり、そのうち6㌶がラベンダー。薄紫色の花が一面に広がり、爽やかな香りを漂わせる。ほかに、赤や青、紫のサルビア、黄色やオレンジのマリーゴールドなどが丘を鮮やに染め上げている。
 今年は昨年より花の開花、観光客の出足とも早め。先週末の7日からは連日1万人以上が来園し、花畑や十勝岳連峰をバックに写真を撮ったり、名物のラベンダーソフトクリームなどを食べたりしている。
 14~16日の3連休には計約4万人の来園が見込まれる。
 (以上、北海道新聞から引用)
      ■         ■
 北海道新聞社のヘリが、
 下の写真を撮影していた頃、
 私と家内はちょうど…
 ファーム富田にいました。
 今年は良いお天気でした。
      ■         ■
 ヘリが低空で飛んで来ました。
 私
 ドクターヘリかなぁ~
 家内
 遊覧飛行じゃないの?
 こんなに近くを飛んでいるから…
      ■         ■
 今朝の朝刊を見て…
 北海道新聞社のヘリだとわかりました。
 ゴマ粒のように写っている中の2人が
 私と家内です。
 今年は、
 ちょうどほぼ満開でした。
      ■         ■
 例年に比べると…
 早い開花です。
 雪が多かったのに…
 5月以降の気温が高かったためです。
 ただ、残念なことに、
 雪の影響でラベンダーが弱っていました。
      ■         ■
 今年のお花畑では、
 中国語がたくさん聞かれました。
 外見では、
 日本人と区別がつきにくいです。
 私は気づきませんが、
 家内の観察によると…
 中国の人はとてもおしゃれだそうです。
      ■         ■
 確かに…
 カメラも高級な一眼レフカメラで、
 熱心に子どもさんの写真を撮っていらっしゃいます。
 外国の方にもたくさんいらしていただき、
 北海道民としてうれしく思います。
 ファーム富田は何回来てもいいところです。
 ぜひいらしてください。
 お待ちしています。
 

薄紫色のラベンダーが、他の花々とともに美しいしま模様を描くファーム富田
=7月11日、本社ヘリから(小室泰規撮影)
(以上、北海道新聞から引用)

上をヘリが飛んでいました

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医学講座

服が燃えて大やけど! 知られざる危険「着衣着火」

 着衣着火
 ちゃくいちゃっか
 …と読みます。
 服に火がついて燃えることです。
 命を落とすことがあります。
      ■         ■
 国民生活センターが、
 1997年2月4日に公表した、
 服が燃えて大やけど! 知られざる危険「着衣着火」という報告があります。
 料理を作っていたら、衣服のそで口に火がつき、たちまちのうちに燃え上がりやけどした……、何らかの原因で人が着ている衣服に火がつく「着衣着火」の事故情報が、国民生活センター危害情報システムに多数寄せられている。これらの多くが通院や入院を要する重症事故で、なかには全身大やけどを負い死亡したという痛ましい例もある。
 「着衣着火」は、すべての消費者に起こりうる危険であるにもかかわらず、危険の大きさを知っている消費者は少ないと思われる。そこで、着衣着火の事故を分析し、消費者に事故防止のための注意を呼びかけることにした。
      ■         ■
 服を買う時に…
 かわいいから…
 素敵だから…
 …と選ぶことはあっても…
 燃えにくいから
 …と選ぶことはないと思います。
      ■         ■
 カーテンやカーペットなどには…
 必ず防炎という表示があります。
 病院などで使うカーテンは、
 防炎でなければなりません。
 気をつけたいのが、
 一人暮らしの高齢者です。
      ■         ■
 調理中の火炎、
 仏壇のろうそくなど、
 思わぬところに危険があります。
 ガスコンロは危険なので、
 できればIHの調理器をおすすめします。
      ■         ■
 子どもさんの浴衣(ゆかた)にも注意です。
 燃えやすい繊維でできたゆかたに、
 花火の火がつくと大惨事です。
 かわいい柄のゆかたも大切ですが、
 できれば燃えにくい素材を選んでください。
 もちろん花火をする時には、
 バケツに水、2杯です。
 花火事故の院長日記も読んでください。

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医学講座

火に油は危険です

 火に油をそそぐ
 …という言葉があります。
 都会の公園では…
 花器使用禁止。
 炭火でバーベキューなど…
 夢のまた夢です。
      ■         ■
 夏にキャンプに行って…
 はじめて火をおこす体験をする人もいます。
 バーベキュー用の炭火。
 なかなか火がつきません。
 ようやくついても…
 火力が弱く…
 お肉が焼けません。
      ■         ■
 こんな時に…
 液体燃料などを…
 絶対に入れないでください
 ガソリンを入れる人は…
 さすがに少ないと思いますが…
 灯油でも危険です。
      ■         ■
 火力が弱いので…
 液体燃料を入れたとたんに…
 白い煙が上がって…
 残っていた火が引火して…
 ボン大爆発です。
      ■         ■
 自分の顔や髪が焼け、
 手や腕など…
 露出して部位が焼けます。
 びっくりして…
 液体燃料が入っていた容器を放り出すと…
 そこら中が火の海になります。
      ■         ■
 もっと危険なのが…
 着ていた衣類に火がつくことです。
 逃げ回っても火は消えません。
 バケツの水があると…
 それをかけると消せます。
 2杯用意するのは…
 一回で消せないこともあるからです。
      ■         ■
 バケツの水を準備した人は…
 どこに水道があるかわかります。
 広いキャンプ場などで…
 水の場所を見つけるのは大変です。
 消した後も…
 流水で冷やすことできます。
      ■         ■
 楽しいキャンプが…
 一瞬のうちに不幸のどん底になります。
 やけどは…
 昔から怖い外傷です。
 私の幼馴染の男の子も亡くなりました
 楽しい夏を快適に過ごすために…
 夏はやけどに注意しましょう

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医学講座

夏はやけどに注意!

 日本熱傷学会熱傷専門医として、
 全国のみなさんに申し上げます。
 夏はやけどに注意しましょう
 昨日の院長日記、
 花火とバケツの水に、
 まみ子師長さんから、
 コメントをいただきました
      ■         ■
 私が書いた論文では、7年間に当診療所を受診した熱傷患者3481例中花火によるものが120例でした。特に夏場の受傷原因は花火が1位でした。
 熱傷学会で発表した時に「帯広は花火が盛んな地域なのですか?」と質問をされたので「夏が短いので7月8月に集中するのです。」と答えた記憶があります。
 花火に限らず…
 夏は屋外で火を使う季節です。
      ■         ■
 家庭で火を使うことが少なくなりました。
 今の子どもたち…
 若いお父さんお母さん…
 火の扱いに慣れていません
 焼肉店でアルバイトでもしない限り…
 火をおこすことを知りません。
 学校でも教えません。
      ■         ■
 そもそも…
 火をおこすという言葉の意味がわかりますか?
 家庭ではIHの調理器具。
 お湯は電気温水器。
 ゴミの焼却は条例で禁止。
 家庭で火を使うことはなくなりました。
 せいぜい、ろうそく(キャンドル)に火をつける程度です。
      ■         ■
 バーベキューなどで、
 炭火(すみび)を使います。
 ホームセンターなどで売っている炭(すみ)
 簡単に火が着くと思うと間違いです。
 着火剤もいっしょに売っていますが、
 なかなか焼肉店のように真っ赤になりません。
      ■         ■
 事故は…
 キャンプ場や…
 海水浴場でも起こります。
 バーベキューをする時に…
 バケツに水は準備しませんね。
 でも…
 いざという時のために…
 火を使う時には、
 必ず火消し用の水を…
 バケツに2杯準備してください。
 やけどを防ぐためです。

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医学講座

花火とバケツの水

 これからの季節、
 屋外で火を使うことが増えます。
 やけどに注意してください。
 花火事故
 …という2008年8月1日の院長日記に書いてあります。
      ■         ■
 私が小学校の頃に、
 夏休み前に学校から注意事項がありました。
 花火をする時には、
 必ずバケツに水を準備するように!
 子ども心に、
 花火なんて危なくないじゃん!
 という意識がありました。
      ■         ■
 本間家でも、子どもが小さい頃には
 家で花火遊びをしました。
 バケツの水は、
 花火の火を消すだけではなく、
 もし、浴衣などの着衣に火がついた時、
 すぐに消火するのに役立ちます。
      ■         ■
 私は形成外科医として、
 たくさんのヤケドの患者さんを治療してきました。
 まさか線香花火で大ヤケド?
 と思われるかもしれません?
 ところが線香花火でもヤケドはしますし、
 思わぬところで、
 一生消えないキズが残ることもあります。
      ■         ■
 どんなに小さな花火でも、
 火薬と火を使います。
 線香花火でも束に火がつくと
 大きな炎が出て驚きます。
 その瞬間に、浴衣(ゆかた)などの着衣に引火。
 あっという間に、大ヤケドです。
       ■         ■
 やけどの中でも、
 炎(ほのお)によるやけどは重症になります。
 火がついたら…
 消すのは水です。
 バケツ一杯の水で、
 やけどが深くなるか、
 軽症で終わるかが決まります。
      ■         ■
 花火をする時には、
 必ずバケツに水を準備してください。
 できれば…
 バケツ2杯をおすすめします。
 終わった花火を入れれば、
 安全に始末ができます。
 やけどは予防が一番です。

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医学講座

やけどに「ラップ療法」要注意

 平成24年7月7日、朝日新聞朝刊の記事です。
 一面トップの署名記事です。
 やけどに「ラップ療法要注意
 効果の一方、重症例も
 やけどを食品用ラップなどで覆って治す「ラップ療法」で、傷口が腐って足を切断したり、重い感染症を起こしたりする例が相次いでいることが、日本熱傷学会の調査でわかった。やけどの治療に不慣れな医師が用いて悪化させている例もあり、同学会は今後、注意を呼びかける声明を出す。
 ラップ療法は、傷口からの体液で湿らせて、傷を早く治す「湿潤療法」の一つ。この療法で使う医療用シートが認可されている。傷口の細菌感染による化膿(かのう)には注意が必要だが、1990年代後半から、床ずれの治療に食品用ラップなどが使われ始めた。その後、やけどや傷にも効くと、ネットなどで広まった。
 日本熱傷学会は「ラップ療法対策特別委員会」を設け、今春、やけど治療の実態を会員からの報告や文献で調べた。この結果、回復の遅れや症状の悪化などのトラブルが48例、確認された。このうち10例は傷口で増えた細菌が全身に回り、高熱や意識障害を起こす敗血症になっていた。
 左足の低温やけどで、ラップ療法を受けた糖尿病の60代男性は医師から「絶対に2、3日、交換してはいけない」と言われ、患部が腐って足を切断した。本来なら皮膚の移植が必要なほど大きなやけどに、医師がラップをはって重症化させた例もあった。一方、54例では、やけどが治る効果が確認された。
 同学会は、食品ラップなどの日用品は基本的に使わないよう求める声明を出す。調査委員会の安田浩・産業医大病院准教授(形成外科)は「やけどは症状の軽重で、それぞれ適した治療法がある。湿潤療法の効果は確かめられているが、正しい知識を持つ医師が医療用シートでやらないと危険だ」と注意を呼びかけている。(阿部彰芳)

湿潤療法の注意点安田浩さんによる
・感染症を起こしている傷には基本的に使わない
・傷口や周りに皮膚がふやけたり、乾いたりし過ぎないよう、適度な湿り気を保つ医療用シートが望ましい
・傷の痛み、膿(うみ)が出たり、赤くなったりするなど感染の兆候があれば、他の治療法を考える

湿潤療法で治る仕組み
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 第38回日本熱傷学会②という…
 2012年6月1日の院長日記。
 どこの新聞社も取り上げていただけなかったので
 札幌西高校、
 3年7組の同級生だった、
 石塚くんにメールをしました。
      ■         ■
 もつべきものは…
 友だちです。
 石塚くんは…
 北大を卒業後に…
 朝日新聞社に入社。
 一時は山形支局長をつとめられました。
 高校生の時から優秀でした。
      ■         ■
 高校生の時の石塚くん。
 いつ勉強していたのかわかりませんでしたが、
 よく本を読んでいた印象があります。
 たいして勉強もしていないのに(石塚ごめん)…
 一発で北大に合格しました。
 頼りになる優秀な男です。
      ■         ■
 石塚くんに送ったメールが、
 科学医療部の阿部様へ転送され、
 私に電話をいただきました。
 私が、
 日本熱傷学会「ラップ療法対策特別委員会」のことをお話し、
 取材がすすめられたと思います。
      ■         ■
 電話をいただいたのが6月上旬でした。
 その後の経過は知りませんでした。
 今朝、まみ子師長さんからメールをいただき、
 朝日新聞を見て驚きました。
 一面トップに、
 尖閣諸島の記事の下に出ていました。
      ■         ■
 まみ子師長さんのお話しによると…
 TVでも放送されたそうです。
 今日は七夕です。
 これから夏に向って、
 花火などでやけどが増えます。
 きれいに治したい一心で…
 ネットで調べるお気持ちは理解できます。
 ただ、ネットには正しくない知識もあります。
 なんでもかんでもラップ療法はダメです。

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