医学講座
親からもらった…
親からもらった身体に…
メスを入れるなんて…
整形なんて…
けしからん!
…という考えの人はいます。
脱毛くらいならいいけど…
パーツを変えるのはなぁ…
…ためらうなぁ…
…という考えも理解できます。
■ ■
私は美容形成外科医ですから…
親からもらった
大切な身体に
メスを入れて治すのが
仕事です。
生きがいを感じています。
■ ■
親からもらった…
頭が悪ければ…
他の人が遊んでいる時も勉強して、
自分で努力すれば…
国立大学でも合格できます。
親より出世することもできます。
親よりお金持ちになることもできます。
■ ■
…でも…
親からもらった…
半分しか開かない目は…
どんなにお化粧しても…
丸い大きな目には…
できません。
半分しか開かない目で、
親も苦労しました。
■ ■
自分一人で…
いくらがんばっても無理なことは…
ちょっとだけ…
医学の力を借りましょう。
丸い大きな目になると…
世の中がよく見えます。
他人からよく見られます。
女の子は100倍得します。
手術前です
手術直後です
手術3週間後です
医学講座
若い人のお手伝い
若者には無限の可能性があります。
春は…
卒業や進学のシーズンです。
毎年、3月が一番忙しい月です。
私は、
残された人生の方が少ない…
56歳のおじさんです。
美容形成外科医として…
若い人のお手伝いをすることに…
生きがいを感じています。
■ ■
無限の可能性を持った若い人には…
悩みもたくさんあります。
悩むのが若者です。
私は…
目の手術が好きです。
人生の節目に、
重い目を治して…
明るくする手術が好きです。
■ ■
18歳くらいの年齢で、
眼瞼下垂症手術を受けると…
人生が変わります。
世の中がよく見えるようになります。
他の人から見られても…
自分がよく見られます。
目つきで印象が変わります。
■ ■
勝浦捨造先生は…
大学受験ラジオ講座で、
18歳の私を励ましてくれました。
私は…
手術で…
若い人のお手伝いをしています。
ほんの数ミリ…
まぶたを持ち上げる手術ですが…
人生を明るくできます。
信頼できる美容形成外科で、
手術を受けて楽しい人生を歩んでください。
昔の記憶
無限の可能性
若者には…
無限の可能性がある。
決して…
あきらめてはいけない。
昔、旺文社の大学受験ラジオ講座で、
勝浦捨造先生が、
くりかえし述べられたお言葉です。
■ ■
勝浦先生の担当は数Ⅰ(すういち)。
数学の基礎です。
先生の関西なまりのあるお言葉、
今でも覚えています。
一度や二度の失敗で、
くよくよするんでない!
と北海道弁で言います。
■ ■
大学入試でカンニングはダメですが、
その人の人生がダメになったのではありません。
昔からカンニングはあったし、
裏口入学もありました。
ほんとうに社長になった人もいます。
今、大学教授をしている先生にも、
定期試験でカンニングをした人はいます。
■ ■
高額の入学金で、
私立医大に合格した学生と、
お父さんが亡くなって…
お母さんに負担をかけたくないから…
国立大学に入りたかった。
…という予備校生を…
比較することはできません。
■ ■
私は4年間大学の教員をしました。
残念なこともありましたが、
実にすばらしい学生さんと出会いました。
勝浦捨造先生の、
若者には無限の可能性があるというお言葉は、
私の心に今も残っています。
この予備校生が、
来年も再受験できることを願っています。
■ ■
一部の私立大学には合格しているようです。
入試の答案を再点検して、
不正がなければ、
合格取り消しは避けてほしいです。
私の考えは…
(悪いことでも…)
これだけのことができた学生は、
他の生徒とは違うところがある。
■ ■
よい方向へ…
その才能を伸ばしてあげるのが、
教育であり、
教員の腕の見せ所です。
マスコミでは大きく報道していますが、
報道している人の中にも、
俺だって昔やった人は…
必ずいるはずです。
若者の可能性を伸ばしてあげたいです。
院長の休日
天国のお父さんから
不正入試の予備校生に、
天国のお父さんからのメッセージです。
父さんが生きていれば…
お前もこんなことしなくても…
よかったのかもしれない。
やってしまったことは仕方がない。
これでお前の人生が終わったわけではない。
来年、またがんばれ。
■ ■
お前には基礎学力はあった。
予備校でも5番以内だったそうじゃないか。
今年の敗因を分析しろ。
数学か?
国立は数学がネックだ。
文系はみんな数学が弱い。
■ ■
センターが悪かった原因を探れ。
センター程度の数学なら…
同じ問題を繰り返せ。
同じ問題を13回繰り返せば…
どんな難問でもできるようになる。
昔、勝浦捨造(かつうらすてぞう)先生という…
ラジオ講座の先生がおっしゃっていた。
■ ■
父さんが好きだった先生だ。
東北大学の助教授から、
代ゼミの副校長になられた先生だ。
京大の数学は難しいな。
父さんもわからなかった。
でもお前、左手でよくあんなに打てたな。
ある意味すごいと思う。
■ ■
あれだけ打てたんだから…
もう一年、数学やってみろよ。
携帯に打つのを…
ノートに書いてみろよ。
答案用紙は紙だからさ。
お前、やればできるよ。
来年は東大を狙ったらどうだ。
■ ■
金のことはしんぱいするな。
じいちゃんもまだ元気だ。
お前が…
このままへこたれるのを…
一番心配している。
気を取り直して、
また勉強しろ。
■ ■
昔から…
カンニングはあった。
父さんの友だちなんて…
裏口入学で入って…
カンニングで試験通って…
学校は代返(だいへん:友だちに出席の返事をしてもらうこと)で…
授業には姿を見せず…
それでも4年で卒業した。
■ ■
その後、自分で会社を興して…
何度か倒産しそうになったようだが…
今じゃ、日本でも有数の大企業だ。
学生の就職人気ランキングにも入った。
この不況でも増収増益の会社だ。
人生なんて、そんなもんだ。
へこたれるな。
父さんが天国から…
ちゃんと見ててやるから大丈夫だ。
院長の休日
父の誕生日2011
今日は私の父の誕生日です。
85歳になりました。
毎年、
今年で最後かも…?
…と言いながら…
誕生日に温泉に行っています。
今年は、
昨日の休診日に、
定山渓温泉へ行きました。
■ ■
私の父は病院勤務の薬剤師でした。
同じ病院で働いていた…
同年代のお医者さんは…
他界されてしまった先生が多いです。
85歳まで…
元気でいられることに驚き、
神様に感謝します。
■ ■
私の父は短気で、
よく怒りました。
お酒もよくのんでいましたし…
煙草も吸っていました。
私のことを…
(病院から)呼ばれるから…
酒ものめなくて…
かわいそうになぁ~
…と言っていたことがありました。
■ ■
私は…
とても85歳まで生きられる自信はありません。
父の長寿の秘密は、
無理をしないこと
…のように思います。
自分の身の丈(たけ)以上のことは…
無理をしてしない人です。
食も…
あまり量は多くありません。
■ ■
今でも、
パソコンの画面で、
この院長日記を読んでいます。
眼鏡もかけずに、
少し大きめの字を読んでいます。
息子としては…
このままぼけずに…
病気もせずにいて欲しいです。
私56歳、父85歳
医学講座
小陰唇のぶつぶつ
乳首がいそぎんちゃくと同じ理由で、
小陰唇肥大の方で、
小陰唇の内側に…
無数のぶつぶつがある女性もいます。
病気…?
と一人で悩む人もいます。
■ ■
小陰唇には、
多数の分泌腺(ぶんぴつせん)があります。
ふつうの人の…
分泌腺の開孔部は…
平坦です。
ところが…
肥大した小陰唇の内側は…
衣類に触れることもないので、
開孔部が伸びることがあります。
■ ■
このぶつぶつ…
気になりだすと…
結構、気になるものです。
何か変?と思っても…
どこへ相談したらよいかわかりません。
婦人科へ行っても…
正常ですと言われます。
■ ■
肥大した小陰唇を手術で治すと、
このぶつぶつもよくなります。
数ミリに伸びたものは、
手術で取り除くこともあります。
多数ある場合は、
そのままですが、
全体が小さくなると、
ぶつぶつも気にならなくなります。
■ ■
誰にも相談できずに、
一人で悩まずに、
信頼できるクリニックを受診してください。
小陰唇肥大で悩む女性は、
想像以上に多いのです。
嫌な思いをする前に、
きれいに治すと、
快適な生活が送れます。
医学講座
乳首がイソギンチャク
先生、私の乳首…
イソギンチャクみたいなんですぅ~
というご相談を受けることがあります。
イソギンチャクとは…
海にいる動物。
触手という…
細い糸のようなものが…
ひらひらしています。
■ ■
乳首がいそぎんちゃくとは…
陥没している乳首の先から、
イソギンチャクの触手のように…
ぷつぷつが伸びている状態です。
医学的に言うと…
乳管開孔部が…
細長く伸びている状態です。
■ ■
陥没乳首の女性は、
乳頭の先が…
おへそのようにくぼんでいます。
そうすると…
乳管開孔部が…
細長く伸びてしまって…
イソギンチャクの触手のようになります。
長い人だと数ミリあります。
■ ■
自分だけで悩んでいる人もいます。
ふつうの乳頭は出ているので、
いそぎんちゃくになることはありません。
陥没乳首を手術すると…
いそぎんちゃくも治ります。
妊娠中の手術はできません。
授乳にも支障があります。
乳首がいそぎんちゃくの女性は、
妊娠する前に手術を受けてください。
昔の記憶
不正入試
昔から、
裏口入学や、
高額入学金で、
医大へ入ったという、
噂(うわさ)はよくありました。
今の日本の医師や、
歯科医師には、
数千万円の入学金で、
合格した人もいると思います。
■ ■
誰がいくらで入学したか?
知ることはできません。
高い入学金で合格しても…
今は立派なお医者さんになって、
地域医療に貢献している先生も、
たくさんいらっしゃることと思います。
■ ■
逆に超難関の…
国立大学医学部へ入ったのに…
退学してしまったり、
医師にならなかった人もいます。
国立大学医学部を卒業しても、
医師国家試験に、
合格できない人もいます。
■ ■
入試問題をネット投稿した学生さんが、
これからどのような人生を歩むのか…
ちょっと心配です。
おそらく…
誰が投稿したかは、
短時間で判明すると思います。
携帯でカンニングは、
来年から厳しく監視されます。
■ ■
裏口入学や、
高額入学金と、
比較はできませんが…
入学試験だけは、
公正に行われて欲しいです。
私の家は…
高額の入学金を払えるほど裕福ではなかったので、
他の人が遊んでいる時も勉強しました。
■ ■
入試勉強は、
知識を覚えるだけではなく、
忍耐強く
辛抱(しんぼう)する
訓練の場です。
不正なことをして合格しても、
入学後について行けなくなる心配があります。
不正入試はダメです。
昔の記憶
入試問題ネット投稿
京都大学の入学試験問題が、
ヤフー知恵袋へ投稿されました。
いつの時代でも、
試験にカンニングはつきものです。
大学入試で不正をすると…
絶対に不合格です。
京都大学は最難関大学のひとつです。
入試問題も難しいです。
■ ■
私の友人や後輩には、
現役の医学部教授や、
医学部の教官がいます。
正直に言って…
私自身も…
私の友人にも…
試験監督が好きな医師はいません。
■ ■
土日に行われる入学試験。
試験監督として働いても…
代休をもらえる医師はいません。
事務局や、
入試係の担当から、
割当られて…
ご奉公のために、
休日出勤をします。
■ ■
私が教員だった時代には、
セキュリティーチェックのガードマンのように…
受験者を見張る先生はいませんでした。
どちらかというと…
自分の受験生時代を思い出して、
体調不良になった受験生がいないか?
試験会場は寒くないか?
受験生を気遣う先生が多かったです。
■ ■
自分の正直な感想を言うと…
ネット投稿して問題を解いてもらう時間なんて…
受験生には無いと思います。
携帯端末から打ち込むのは、
無理です。
写真に撮って送って、
誰かが入力したとしても、
回答を見て、
答案用紙に写すには、
度胸もテクニックも要ります。
■ ■
一部の問題を解いてもらったとしても、
基礎学力がなければ合格できません。
ネット投稿して合格しようなんて思わず、
正々堂々と挑(いど)むべきです。
入学してから、
ヤフー知恵袋に相談しても、
進級できません。
ばかなことはせず、
真面目に勉強しなさいと言いたいです。
医療問題
荻野先生の裁判【控訴棄却】
さくらんぼさんから、
荻野先生の裁判について、
ご報告がありました。
控訴棄却という、
とても残念な結果でした。
仙台高裁の判断です。
■ ■
この場をお借りしてご報告いたします。
荻野利彦教授の仙台高裁判決が23日でました。
控訴を棄却。
石原裁判長は
「部下に尋ねれば男性教授が報告を負う事案かどうか容易に分かった。確認を怠り、報告義務が生じていることを認識しなかったのだから重大な過失がある」
ということでした。
本当に残念な結果になりました。
せっかく北大から山形に来ていただいたのに、
こんな結果でもうじき退職を迎えられること、
山形県民として大変申し訳なくおもいます。
応援していただいたみなさん 、
本間先生 長い事本当にありがとうございました。
報告まで
■ ■
裁判官に、
日本の大学病院のシステムや、
診療科同士の慣習を理解してもらうのは、
とても難しいようです。
私は、
一人の形成外科医として、
今も後遺障害に苦しむ患者さんに、
お詫びしたいと思います。
■ ■
もし、
手術が皮膚科ではなく、
整形外科で行われていれば、
この事故は絶対に起きていません。
整形外科病棟の、
夜勤の看護師が、
異常に気づいて
当直医に報告して…
最悪の事態は避けられたと思います。
■ ■
大学病院は、
各診療科ごとの独立が強いところです。
隣の科であっても、
簡単には口出ししない、
隣の科のことには、
口出ししてはいけないルールがあります。
■ ■
どこの大学病院でも、
整形外科病棟は常に満床。
ベッドの余裕はありません。
それに比べると…
皮膚科病棟は空いています。
薬と医療技術の進歩で、
皮膚病で入院する患者さんが減ったからです。
■ ■
皮膚科の病棟が空いているので、
形成外科医の私が、
皮膚科所属として、
形成外科手術をしたのが、
20年前の市立札幌病院でした。
私は…
札幌市長から、
皮膚科副医長の肩書までいただきました。
■ ■
私は皮膚科医の肩書でしたが、
皮膚科病棟で、
形成外科の手術をしていました。
手術後も、
私が患者さんを診ていました。
皮膚科病棟の看護師さんは、
形成外科の手術を熱心に勉強してくれました。
■ ■
新しい手術の度に、
病棟で看護師さんと、
勉強会をしました。
看護師さんは、
夜勤明けの休みに、
眠いのに参加してくれました。
私の医師としての青春時代です。
手術後の異常を、
病棟の看護師さんに見つけてもらい…
ピンチを脱したこともありました。
■ ■
山形大学には、
今も形成外科教授はいません。
教官の数も多くはありません。
この裁判を通じて、
形成外科について、
少しでも理解していただきたいと…
願っていました。
控訴棄却はとても残念です。