院長の休日
マンダリン(曼田林)_美味しい中華
家内と、
美味しいおいしい中華のお店
マンダリン(曼田林)に行きました。
ヤマダ電機テックランド札幌本店の西側にあります。
お店の場所は、
20年前に勤めていた、
旧市立札幌病院(今はリンケージプラザ)の西側です。
■ ■
北一条通りに面して、
ヤマダ電機があります。
ヤマダ電機のお隣の…
白い建物が、
リンケージプラザです。
旧市立札幌病院の1病棟(いちびょうとう)の建物です。
■ ■
私はこの建物で働いていました。
2階で手術をし(中央手術部)…
4階に入院患者さんがいらして…
地下に救急ホール、
1階が救急部の病棟でした。
とても懐かしい場所です。
■ ■
リンケージプラザの建物の裏に、
旧職員通用口と、
救急車の入り口だったスロープがあります。
今は使われていない様子でした。
このスロープの斜向かい側の、
ビルの1階に中華のお店があります。
■ ■
家内が
●麺セット、五目あんかけ焼きそば(海老チリ・サラダ・スープ付)900円
私が
●かけご飯セット、五目あんかけ飯(海老チリ・サラダ・スープ付)900円
それに、単品で、
肉汁たっぷり!韮餃子(にらぎょうざ)(5個)450円をお願いしました。
合計、2250円でした。
■ ■
私は中華飯が大好きです。
北大病院の当直の日は、
よく出前を取って食べていました。
北大病院の向かいにあった、
味の広龍さんにお願いしていました。
■ ■
マンダリン(曼田林)の中華は、
高級な中華の味でした。
今まで食べた中華飯で一番美味しかったです。
しかも…
夕食で一人1,000円程度の価格です。
とにかく最高の味でした。
また必ず行きます。
医学講座
チームでなおす褥瘡ケア②
私の恩師、大浦武彦先生の本、
ご紹介のつづきです。
褥瘡ケアチーム全体で取り組めばなくなる寝たきりや関節拘縮
これまで著者は寝たきりに近い患者が関節拘縮をもっているとPT・OTに依頼するしか治すことはできないと思い、すべてをリハビリテーション任せにし、医師や看護師はタッチせずにいた。しかし現実にはリハビリテーションのみでは患者の関節拘縮の回復はもとより立つ、歩<までの回復はあまり望めないことを知った。
今回ナチュラル・ハートフルケアネットワークの創立者、下元佳子さん(生き活きサポートセンターうぇるぱ高知代表)に会い、目からうろこの現実を目の当たりにした。
立つ、歩く、また関節拘縮の治療と予防は、患者自身の意気込み、家族の情熱、PT・OT、そして看護師、ケアスタッフの考え方を改革し、チーム全員で行えばできるのである。
したがって現在、著者は立つ、歩くの援助や関節拘縮のリハビリテーションについてはPT・OTに依頼すると同時に、この患者にかかわる医師、看護師、ケアスタッフ、家族のチームワークをつくり、患者の回復をチームとして取り組むようにしている。
もちろん、それと同時に本人の情熱と努力も欠かせないことはいうまでもない。
■ ■
大浦先生のこの本は、
今までの褥瘡ケアの本とは違います。
傷の処置の仕方について…
私が読んでもなるほどと思うことが書いてあります。
今までわからなかった、
褥瘡特有の創の特徴が書いてあります。
■ ■
それだけではありません。
理学療法士でケアマネジャーでもある
下元佳子さんによる、
患者にもケアスタッフにも優しい
体位変換の方法が
解説されています。
■ ■
私も高齢者になったら、
鼻から管を入れられて、
栄養補給をされるのではなく、
欧米の高齢者のように、
花を見ながら食事がしたいです。

日本の高齢者

欧米の高齢者
医学講座
チームでなおす褥瘡ケア①
チームでなおす褥瘡ケア
恩師の大浦武彦先生の本です。
日本の高齢者医療の問題点と、
増え続ける医療費を削減できる方法が、
この本に書いてあります。
先生の本の一部をご紹介します。
■ ■
優れた褥瘡ケアは人間の尊厳を守ることにつながる
依然として「寝たきり老人」が多い日本
日本は世界一の長寿国で、平均寿命は女性86.4歳、男性79.6歳(厚生労働省2009年データ)である。しかし、寝たきりとなり、トイレにも行けず、一人で食べられず“生ける屍”のような状態で長生きしても、本当に幸福なのであろうか。経管栄養の発達は、ある意味ではこの悪しき状態に輪をかけている。植物状態で何の反応もなく、希望もなく生活させられ、経管から栄養剤を注入させられている彼らを見ると、フオアグラをつくるために“じょうご(じょうろ)”で食事を詰め込まれるガチョウを思い浮かべて悲しくなる。ここにはまったく人間の尊厳が見られない。なぜ日本はこのような「寝たきり老人の長寿国」となってしまったのであろうか? その原因は多岐に渡るが、ここでは褥瘡ケアの立場から分析してみたい。
かつて「寝たきり老人ゼロ作戦」という目標が掲げられた老人医療の世界ではあるが、現在、長期療養の施設や在宅において褥瘡の治療をしている患者の80%の人が“寝たきり”である。
少しは立つことができるが、日常生活の大部分は車椅子かベッドの上という高齢者は20%前後と少ない。しかも、これらの褥瘡患者には関節拘縮を持っていることが多く、褥瘡の実態を複雑にし、治療を難しくしている。
著者は北海道大学を定年退官し、褥瘡の治療に携わって初めて知ったが、当時(1998年ごろ)は褥瘡に関する医学的データがまったくなかった。それまで褥瘡は医学の対象として取り上げられていなかったのである。そこで、この医療の谷間にあった褥瘡に何とか光を当てる必要を感じ、日本褥瘡学会を立ち上げ、褥瘡治療の重要さをアピールした。しかし、褥瘡の治療を開始してからも、ずっと心に引っかかっていたのは“寝たきりの患者”の多さと関節拘縮患者の多さであった。初めのころは単純にPT・OTの数が少なく、リハビリテーションのトレーニングの時間がないため仕方がないのだろうと思っていた。しかし、厚生労働省の施策の効果でPT・OTが増加し、最近では病院や施設で働く数も多くなっているにもかかわらず、寝たきり患者も関節拘縮も、過去とそう変わらず、褥瘡も減らず、介護施設では無気力のまま車椅子の上で口を開けて過ごしでいる高齢者が多い状態が続いている。
ところが、スウェーデンやオーストラリアでは寝たきり患者も関節拘縮もほとんどみないという話を学会で聞いた。私は耳を疑った。
■ ■
この文章が本の最初に載っています。
老人病院とか…
療養病棟とか…
自分だったら…
こんな状態で生きていたくないなぁ~
…という患者さんをたくさん見ました。
■ ■
私の両親は85歳と83歳の高齢者ですが、
ころりといかせてくれ
…と言われます。
いくら親の頼みでも、
苦労して取得した、
医師免許を無くすようなことはできません。
■ ■
この本には、
今までの老人医療の問題点が書かれています。
日本でも、
すぐれたケアーを実施しているグループが紹介されています。
厚生労働大臣にも読んでいただき、
国の政策に反映して欲しいです。
あらためて大浦武彦先生の素晴らしさを知りました。

医学講座
講義の準備2011
毎年秋に…
講義に出かけています。
理学療法士と、
作業療法士の学生さんです。
約40人のクラスです。
講義の前には、
私自身も勉強します。
■ ■
講義の準備という…
2007年10月16日の院長日記に書いてあります。
私の講義は、
形成外科という認知度が低い診療科目を、
少しでも知ってもらいたいという思いで行っています。
『形成外科ってすげー』という感動を伝えたいと思っています。
■ ■
私が今まで受けた講義の中で、
生涯忘れられない講義は予備校の講義です。
中でも、
生物の矢野雋輔先生の講義が最高でした。
矢野先生は、
北海道大学大学院と、
藤女子大学で教えていらっしゃいました。
■ ■
40年たった今でも、
先生の声や講義内容を覚えています。
先生は、
受験生に、
夢と希望を与えてくださいました。
私が医師になれたのは、
矢野先生のおかげです。
一度も忘れたことはありません。
■ ■
講義の準備のために、
本を買ってきました。
チームでなおす褥瘡ケア
恩師の大浦武彦先生の本です。
私が形成外科でご飯を食べられるのは…
大浦先生のおかげです。
毎日、感謝しています。
■ ■
大浦先生のこの本、
実に素晴らしい本です。
学生さんにすすめてきます。
少し難しいところもありますが、
今までの褥瘡ケアの本と違います。
日本の高齢者を…
どうケアーしたら良いか書いてあります。
この本の通りにしたら…
医療費が減らせて…
消費税UPもしなくてよくなります。
そんな素晴らしい本です。
医学講座
きれいなお姉さんになる
私の仕事は…
きれいなお姉さんになる…
ちょっとしたお手伝いをすることです。
世の中には…
医学の力で…
手を加えることで…
キレイなお姉さんになれる女性が…
たくさんいらっしゃいます。
■ ■
先日…
80代の女性に…
これ、きれいなお姉さんになる薬です。
…とお薬を差し上げました。
あ~ら
…と言われながら…
とてもうれしそうに帰られました。
■ ■
女性は…
いくつになられても…
きれいなお姉さんになれるとうれしいです。
美容外科を上手にご利用なさる方は…
年齢より若く見えます。
脳からうれしいホルモンが出て…
きれいになる物質も出ると思います。
■ ■
究極の若返りと言われているのは…
女性ホルモン補充療法です。
2010年10月28日の院長日記、
2010年10月29日の院長日記、
…でご紹介しています。
私の顔なんか…
…と言われる奥様にご紹介しています。
■ ■
美容外科で気になるところを…
お直しして…
婦人科で…
ホルモン補充療法を受けてください。
世の中の女性がきれいになると…
男性はがんばって働き…
景気も良くなる…
…というのが【本間説】です。
ちょっと勇気とお金を出して…
きれいなお姉さんになってください。
医学講座
私の顔なんか…
札幌美容形成外科を受診してくださる…
とてもきれいな奥様。
どうせ(夫は)私の顔なんか見ていません。
よくお聞きする言葉です。
年齢より…
ずっと若く見えて
おきれいな方です。
■ ■
申し訳ございません。
女性は…
毎日…
鏡でご自分の顔をご覧になります。
ちょっとした変化にも気づきます。
睫毛が1ミリ伸びても嬉しいものです。
■ ■
男性は、
顔を洗ったり、
ひげを剃ったりして顔は見ますが…
女性ほど鏡は見ません。
奥様の変化にも気づきません。
これが現実です。
■ ■
私も…
美容室へ行っても気づかないとか…
よく言われてました。
奥さんが行方不明になって…
警察から特徴を聞かれても…
奥さんの服装とか…
おそらく正確に答えられません。
■ ■
世の中の男性は、
不況や円高で大変です。
医療機関も診療報酬が低くて大変。
医療事故を起こさないように…
病院が倒産しないように…
毎日の会議も疲れます。
正直、家に帰るとくたくたです。
■ ■
美容室や美容外科へ行って…
きれいになるのは…
ご自分のためです。
ご自分で鏡をご覧になって…
あっ~
しわが浅くなった~
お肌がつるつるになった~
…とうれしいを感じることです。
そうするとうれしいホルモンが出て…
きれいなお姉さんになれます。
院長の休日
雪虫を見ました
札幌も寒くなりました。
雪虫(ゆきむし)という…
白い虫を見ました。
雪虫を見ると…
紅葉がはじまって…
冬の準備をしなきゃ…
…という気分になります。
■ ■
地方によっては…
綿虫(わたむし)、
しろばんば、
…とも呼ばれるようです。
井上靖(いのうえやすし)の小説に、
しろばんばがあります。
伊豆地方で雪虫のことをしろばんばと呼んでいました。
■ ■
雪虫は、
アブラムシの仲間が
秋になって…
羽を持ったものです。
白い綿のように見えます。
雪が降る前に出てきます。
ゆきむしが大量に飛んでいると…
雪のようにも見えます。
■ ■
雪虫を見たと言うと…
寒っっと思ったり、
受験生の頃は、
来春の入学試験まで…
あと○ヵ月と思ったものです。
今年も残すところ…
あと2ヵ月半です。
センター試験までは3ヵ月です。
風邪を引かないように気をつけて、
勉強や仕事をがんばりましょう。
医学講座
新しい時代の外国雑誌購読
私が医師免許を取得した30年前、
一人前の形成外科医になるために…
英文雑誌の定期購読をしました。
北大形成外科では、
抄読会(しょうどくかい)という…
外国雑誌を読む勉強会がありました。
■ ■
一年目の私は、
PRS(ぴー・あーる・えす)という…
米国形成外科学会雑誌、
British Journal of Plastic Surgery…
…の2つの外国雑誌を注文しました。
British Journal of Plastic Surgeryは英国の雑誌です。
ぶりてぃっしゅと呼んでいました。
■ ■
私は英語は嫌いではありませんでしたが、
内科系の論文は、
字と数字ばかりで…
目が痛くなるほど細かい字でした。
それと比べて…
形成外科の論文は、
写真が豊富です。
字を読む前に写真を見るだけで、
どんな内容かわかりました。
■ ■
私が形成外科を選んだ理由の一つが、
論文を読んでも興味深いことでした。
頭が良い方ではなかったので、
ビジュアルに理解できる形成外科が好きでした。
それでも専門用語はわからず…
医学英和辞典を引いても…
さっぱりわかりませんでした。
■ ■
外国雑誌は航空便で届きました。
日本の代理店を通して注文します。
割引があったので、
私は北大生協から注文しました。
割引があっても…
米国と英国の2つの外国雑誌を注文すると…
一年間で10万円を超えました。
■ ■
航空便で届いても、
数週間は遅れて届きました。
地方病院に出向中は、
北大形成外科の秘書さんが、
雑誌を転送してくれていました。
毎月、雑誌を読んでいました。
■ ■
今はネットで雑誌が読めます。
こちらのページがPRSです
IDとパスワードでログインすると…
リアルタイムで読めます。
ビデオも見ることができます。
論文投稿もネットからできます。
■ ■
定期購読もネットでできます。
クレジットカードがあればOKです。
便利な世の中になったものです。
私は古い人間なので…
検索はネットでしますが、
論文は紙で読むのが好きです。
ゆっくり読めるし目に優しいです。
これからもっと時代が進歩すると思います。
医学講座
形成外科勤務医時代の反省
勤務医で形成外科医をしていた時代と、
美容外科医のやとわれ院長から、
美容形成外科の院長になって…
一番変わったのは…
わきが手術です。
今から考えると…
昔は不十分な手術でした。
■ ■
自己臭恐怖という、
2007年7月23日の院長日記に書いてあります。
昔、北大形成外科の研修医だった頃、先輩から教えられた、ワキガの診察法は、ワキにガーゼをはさんでその臭いをかぐ方法でした。
診察室に入ってから、ガーゼをはさんでいただき、問診の後で臭いを確認します。
これで臭いがしなければ、ワキガではありませんと診断していました。
今から考えると、ずいぶんいい加減な診断法です。たまたま、病院に来る前にシャワーでも浴びていれば、臭いはしません。
美容外科でもこの方法をとっているクリニックがあります
■ ■
28年くらい前、
先輩に教わって…
はじめてワキガ手術をしました。
当時の手術法は…
スクーグ法という手術でした。
傷が残り…
東洋人には向かない方法でした。
患者さんには大変申し訳ないことをしました。
■ ■
傷が残っただけではなく…
手術の範囲もせまかったと思います。
13歳くらいの子どもさんにも…
手術をしていました。
大人になってから…
臭いが気になっていると思います。
■ ■
美容形成外科と…
頭に美容をつけると…
保険診療で手術をしても…
患者さんの要求度は高くなります。
手術後にちょっとでも臭いがすると…
私も気になります。
■ ■
客室乗務員さんの手術という、
2007年10月15日の院長日記に書いてあります。
国際線の勤務は長時間です。
せっかく手術を受けたのに、
目的地を目前にして…
脇から臭いがしたのではがっかりです。
■ ■
わきが手術に限らず…
すべての患者さんに、
100%満足していただくのは、
とても難しいことです。
時にはお叱りを受けることもあります。
患者さんの声に耳を傾け、
私にできることは改善しています。
医学講座
形成外科の手術
医学生や医療関係者にも…
形成外科に対する誤解があります。
何度も同じようなことを書いています。
皮膚腫瘍の手術
…という2007年7月29日の院長日記。
形成外科専門医と美容外科
…という2010年10月17日の院長日記。
形成外科医としての強み
…という2010年10月207日の院長日記。
■ ■
大きな病院の形成外科で、
一番多い手術が、
皮膚腫瘍の手術です。
皮膚にできた粉瘤(ふんりゅう)というできものや、
皮膚のできものを手術します。
皮膚ガンの手術もします。
耳鼻科で癌を取った後で、
再建手術をすることもあります。
■ ■
大きな病院の形成外科に、
二重手術の相談で来院する人は、
極めてまれです。
形成外科医は、
事故でけがをした人を治します。
元の二重になるべく近づけて…
きれいに治します。
■ ■
そんな時は、
健康保険を使います。
困るのは…
事故で壊れた二重を…
元に戻す手術の点数(料金)規定が、
健康保険にないことです。
自賠責や労災保険にもありません。
■ ■
公立病院では、
保険外診療の料金は勝手に決められません。
市立病院でしたら、
市議会の承認が必要になります。
料金徴収条例とか規則で決めます。
公立病院の形成外科医は、
なんとか保険の範囲内で、
きれいな瞼を再建することに…
尽力しています。
■ ■
形成外科と保険診療という…
2011年6月15日の院長日記に書きました。
形成外科の保険診療は、
私たちの先輩が、
大変な苦労をして、
厚生労働省と交渉して、
勝ち取った点数です。
■ ■
中村純次先生の想い出という
2011年6月14日の院長日記に書いてあります。
私が保険診療にこだわるのは、
少しでも患者さんの負担が少なく、
健康で快適な生活を送っていただきたいからです。
形成外科の手術は、
癌の手術とは違います。
でも…必要な診療科目だと思います。