昔の記憶
私が札幌医大に形成外科をつくりました
日本美容外科学会HPの自己紹介に、
ラズベリーさんからコメントをいただきました。
先生のお気持ちはよくわかります。
個人のブログでしたら、
日記ということで、多少、許容範囲的な事も、
美容外科学会のHPに掲載ということになりますと、
個人的な感情で誰かの負の部分を表記するのは、
適切ではないように感じます。
本日、朝一番でFAXとか電話した方が良いと思います。
■ ■
お言葉に感謝いたします。
私が札幌医科大学を追い出されたことは、
日本形成外科学会では有名なことです。
私の前任者である、
阿部清秀先生も札幌医大を辞職され、
旭川赤十字病院に移られました。
コンスタンチンちゃんを手術した先生です。
■ ■
私は自分がクビになったことよりも、
形成外科という診療科を開設したのに、
何年もの間、教授公募をしないで、
皮膚科の支配下に置いていた体制を変えたかったのです。
山形大学の事件も同じですが、
体制さえしっかりしていれば、
不幸な事故は起こりませんでした。
■ ■
私は自分が札幌医大に戻ろうとか、
教授になってやろうとか、
そんなことは一切考えませんでした。
でも…
絶対に札幌医大に形成外科を創る。
1000倍返しだ!
強い決意と意思で画策しました。
私の人生で一番大きな仕事です。
■ ■
その後に朝日新聞とNHKのご協力で内部告発をして、
札幌医大医学部長を減給3ヵ月の処分にしました。
大学もようやく重い腰を上げて、
形成外科教授の公募をはじめました。
私が札幌医科大学に形成外科をつくりました。
私のことを心よく思わない人もいるのは百も承知です。
こうでもしないと、
札幌医大に形成外科はできませんでした。
私の生涯で一番の仕事です。
【追い出された】ことで私の人生は変わりました。
今は来年還暦を迎えるじじいです。
少しでも人さまのお役に立って人生をまっとうしたいと思っています。
“私が札幌医大に形成外科をつくりました”へのコメント
コメントをどうぞ
先生が御自分で考えられた自己紹介の文章で、先生が満足しているのであればそれでイイと思います。
先生、イイ仕事をしましたね。
世の中、腹立たしいですが、『悪い奴』というのがいます。それが医局だけでなく、会社にも、学校にも、組織の中に、時おり存在します。ちょっとばかり口の悪い奴から、パワハラする奴、だます奴、ひいては人様を傷物にする奴までいます。こいつらは、曇りがなく純粋な人間を食らって生きていこうと考える習性があると聞いたことがあります。では、真っ直ぐな、一生懸命な、きらきら光輝いているinnocentな若者は何に気を付けて、どうやって生きて行けばよいでしょうか。私は思います。そいつらがのし掛かって来ても、負けないよう、あらゆる手段を使うことを。でも、出来れば刺し違えたくはない。痛いから(怖いから)?いえ。そんな奴のために自分を粗末に扱っては、愛する家族が悲しむから。だから、強くなって、どんな手段を使ってでも、負けないようにすると。以上は私の考えです。
本間先生へ。先生の誠実さ、信頼、安定感、力強さ、そして優しさは、もうみんな知ってます。ブログでしか知らない、こんな自分ですら。
先生のお気持ちも十分分かりますし、先生のなさった事も間違いはないと思います。でも私もラズベリィーさんの考えと同じなのですが、 いちかばちか どうなるか提出されたのですから、先生の気持ちが掲載する側に伝わる事願ってます。
今まで本間先生がブログに書いてこられた事が全て事実であるなら、美容外科学会に送られた内容で何の問題もないと思います。
>個人的な感情で誰かの負の部分を表記するのは
ここだけ読むなら”誰か”が悪意も落ち度もない人であるのにもかかわらず、先生が一方的に相手に悪感情をもっているようにもとれてしまいます。
深読みでしょうか。
その”誰か”が、人を陥れて自ら招いた”負”
なら、本間先生が言いたくなるのは当たり前だと思います。
本間先生は大変な思いをされてきたのだと思います。
大学病院という高度医療を提供することを求められている所で、皮膚科の下ですと、形成外科としての医療の取り入れなどが遅れてしまい、患者様にも治療に影響するということだと思います。先生が形成外科を独立した科をつくることに尽力したことを入れた方が良いと感じます。その尽力がなかったら、形成外科はもっと後になって出来たと思いますし、教授も公募したかどうかもわからなかったと思います。そういう意味で御膳立てしたのは本間先生です。感謝している先生もいると思います。
美容外科学会HPのプロフィールの掲載、表記についてですが、私はさくらんぼさんと同じです。
りりか@さんから、コメントを頂きました。
りりか@さん、美容外科学会のHPの読み手は誰かわかりますか? 本間先生のブログを熟読している方々だけではないのですよ。「個人的な感情で負の部分を表記するのは」の【負】の部分は双方にとってということです。
助教授(準教授)という役職を後々やって貰いたいといって、本間先生を騙した教授、普段、教授に不満を持っていたり、形成外科をつくるべきだと思っていたものも保身に走った、まさに白い巨塔の様な所だったのだと思います。
教授という地位が長く続けば、慢心ができます。教授という地位、方向性が医局の雰囲気をつくるんです。難しかった治療に光がさすように日々研究されていると思います。治療の最前線には、教授自らというところもありますが、助教授(準教授)、講師があたっていることが多いと思います。医師の中では若手医師が患者さんのベッドサイドに足を運んでいる事が多いので、若手の意見も大事だと思います。
主たる読み手が誰であるかを、解った上で先生は書いておられると思います。
そして私自身も、患者になるのみに留まる立場ではありません。
故に大多数の閲覧者が、医療関係者であろう事は想像出来ます。
本間先生にイケイケどんどんと勧めるつもりは毛頭ありませんが、先生ご自身が熟考なさった内容であり、加えて既にこの世界で知られた話であるなら、大きく差し障らないように感じられます。
医療の世界に限らずどの世間にも理不尽があり、その中にあっても、人々が今日を明日をより良く生きるために皆職務を遂行していると思います。
そしてラズベリーさんが、本間先生のプロフィールの文言であるから尚の事、心配しておられる事は理解しているつもりです。
では、一般の閲覧者に戻ります。
まぁそんな過去がありましたか。
頑張られましたね。
半澤直樹は、ここにもいました。
先生は結局クビになって、沢山の人を幸せにしています。
患者さんはラッキーですよ。
私はクビになったという表現はいいと思います。
そんな事を書くのは正直者でいい先生だと疑う余地がないからです。