医学講座
わきが手術と年齢④
中高年のアイドル、
‘綾小路 きみまろ’さんの漫談が好きです。
中高年世代には、
人生の悲哀があります。
TVでしか見たことがありませんが、
いつかライブでお聞きしたいと思っています。
医学的にも、
40歳を過ぎると身体に変化が出てきます。
一番最初に気付くのは眼でしょうか?
幸い、私は眼鏡なしで新聞が読めますが…
40代には眼鏡を何個も作りました。
■ ■
わきがに関係がある、
アポクリン腺は、
高齢になっても存在します。
年齢とともに衰えてくれるとよいのでしょうが…
40代や50代でも元気です。
私や家内も
40歳を過ぎた頃から…
臭いが気になるようになりました。
これは主に汗の臭いです。
汗が多くなると加齢臭の原因物質が増えます。
■ ■
皮膚は年齢とともに弾力性がなくなります。
セーターを長い間着ていると…
伸びてしまうのと同じです。
皮膚の中にある弾性線維という…
セーターの糸のような組織が伸びてしまいます。
そうすると、
若い方と比較して、
皮膚の張りが低下します。
顔のシワや『たるみ』が気になるのも…
これが原因です。
■ ■
40代と50代では違いますが、
若い方と比べると…
ワキの皮膚も伸びています。
わきが手術では…
ワキの皮膚を薄く削ります。
そうすると…
削った後の皮膚が硬くなります。
手術後に、
色素沈着や赤味、
皮膚の拘縮(こうしゅく)という硬さが、
若い人に比べて高率に出ます。
■ ■
四十肩、五十肩という‘病気’があります。
肩の動きが若い人に比べると落ちます。
私は48歳から水泳をはじめましたが…
最初は肩が上がらずに苦労しました。
わきが手術の後はワキを固定します。
手術後に辛いのが、
固定後に肩を上げる動作です。
特に50歳過ぎの男性が大変です。
若い方でも…
女性より男性が苦労しています。
■ ■
ぼったくりの美容外科では、
わきがは30分で治ると宣伝しています。
手術後の通院も不要です!
と無責任なことを言っています。
わきが手術をして、
一番大変なのは、
手術後の後療法(こうりょうほう)なのです。
50代になってわきが手術をすると、
特に男性は苦労します。
わきが手術は10代後半から、
20代前半の若いうちに受けてください。
先生に質問です。
今日のブログにあるように年齢とともにアポクリン腺がなくなることはないようですが、それに比例して汗の量も増えるのでしょうか?
唾液線は高齢になるにつれ弱り、唾液量が年齢とともに減りますよね。
それとはアポクリン腺が衰えることはなく、臭いの元だけではなく汗の量も減ることはないのでしょうか?
確かに40代以降肩関節は石灰化し、腕をあげるのはつらくなりますよね。
それを考えると早目の手術が良いということなのですね。
手術後、ワキを固定して・・・固定が解除された後、肩を上げる動作などの指導も先生が行っているのでしょうか?それとも看護師さんが指導されているのですか?
加齢臭がする部位で、案外見逃しているのが耳の後ろです。ちょうど眼鏡のフレームが耳に当たる部分・・・頭皮と耳が繋がっている所です。髪をシャンプーする時に少し意識して耳の後ろも石鹸で洗うと良いですよ。
耳の周り・頭皮は脂漏部位と言って脂の分泌が激しい場所なので、ちょっとした心がけで臭いをおさえる事ができると思います。
本間先生のファンになった理由は “きちんと こういった後遺症的な物がでるので 誰でもできるとは言わないで なるべく10代〜20代とはっきり言って下さるところ”です。そこが本間先生らしさだと思います。
就職してしまうとなかなか長期の休みも取れないし ワキガに理解ある職場でなければできないので 夏休みなどがある年代に手術を受けるとよいのですね。
ただでさえ 私の年代は肩や腕が痛いですよね。ワキガの手術後の事をお聞きしたのは初めてで 広告には書いてない事がわかりました。
綾小路きみまろ様の漫談は面白いです。会場のおば様の痛い事をネタにされながらも女性目線で、フォローを入れたり、思わず笑ってしまいます。中高年のアイドルですよね 笑
ワキガについてですが、アポリン汗腺から出る汗の蛋白質などが、皮膚表面の細菌によって分解されると臭いを放ちますが、臭いの強さは、アポクリン腺の数の大きさによって違うようです。汗腺の成分は、蛋白質、脂質、糖質、アンモニア、ビリルビン酸など…
50代から手術をすると術後の治癒力が少し遅れたりするのかもしれませんね。
加齢臭についてですが、女性の体には酸化を防ぐ女性ホルモンがある為、ノネールの量を減少し、臭いが抑えられているそうです。閉経するとホルモンの分泌量が減少する為に臭いが発生するようになるそうです。加齢臭が多いのは、男性>女性で、時期も男性の方も40代位からだと言われているので、悩まれる時期なのではないかと思いまし。加齢臭の原因であるノネナールを減らすには皮脂の酸化を防ぐ事なのだそうです。脂肪酸の酸化を促す活性酸素を減らすようにするには→抗酸化作用のある食べ物を食べて予防、ストレスを溜めない、タバコやアルコールを控えたりする事etc→老化の予防になります。
抗酸化食品は:レモン、グレープフルーツ、ハイ苺、ハイビスカスやローズヒップティ→(ビタミンC)ナッツ、アボガド→(ビタミンE)人参→(カロチン)トマト→(リコピン)ぶどう、ハイビスカス→(ポリフェノール)、緑茶(カテキン)
先生のように運動をされるのも筋力の維持、向上になりますし老化予防になると思いました。
本間先生のお人柄は「信じてはいけない人」の宮田さんのcommentで十分わかり 涙があふれました。
連休も サクランボは 農作業です。今日はりんごの花摘みです。
がんばりましょう!先生!