医学講座
オフィス空室率(2016年8月札幌)
平成28年9月9日、北海道新聞朝刊の記事です。
オフィス空室率13カ月連続低下 8月の札幌
オフィスビル仲介大手の三鬼商事(東京)札幌支店が8日にまとめた8月の札幌市中心部のオフィス空室率は、前月比0.22ポイント低下の3.94%だった。解約の動きが少ない状況が続いており、低下は13カ月連続。現在の集計方法になった2001年12月以降で最低を更新した。
全5地区のうち、「南1条以南地区」のみ、小規模オフィス(33平方メートル前後)の解約が影響し、空室率が上がった。最も下がったのは前月比0.53ポイント低下の「創成川東・西11丁目近辺地区」で、郊外からの移転に伴う大型成約などの動きがあったため。3.3平方メートル当たりの平均賃料は前月より9円高い8223円だった。
(以上、北海道新聞より引用)
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三鬼商事みき商事は、
一般の方にはなじみがない不動産仲介業者さんです。
私も知りませんでした。
ミキハウスなら子供服メーカーとして知ってました。
ミキ商事は、
はて何の会社かな?でした。
オフィスビル仲介では最大手の一つです。
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チェーン店の美容外科オーナーで、
三鬼商事みき商事を知らない人はいません。
大企業でも、
おそらく知らない人はいません。
そのくらい有名な会社です。
アパマンなどの不動産業者さんとは違って、
オフィスビル専門の仲介業者さんです。
三鬼商事が2001年12月以降で最低を更新は、
ほんとうにビルの空室ないことを示しています。
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空室がありません2016に書いた、
オフィス仲介の三幸エステート(東京)が6月13日発表した
2016年5月の札幌のオフィスビル平均空室率は5.59%でした。
こちらも、
1994年1月の統計開始から最も低い状態です。
会社は違いますが、
三幸エステート2016年5月の平均空室率は5.59%。
三鬼商事みき商事2016年8月の平均空室率は3.94%。
札幌美容形成外科が移転しようにも空ビルがありません。
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マイナス金利政策と大同生命札幌ビル
2016年2月25日の院長日記に書いたように、
政府日銀の政策によって、
2016年はマイナス金利です。
巨額の資産を運用しなくてはいけない生命保険会社にとって、
マイナス金利は厳しいです。
スイスでは、
一般庶民が銀行にお金を預けても、
利息をもらう代わりに手数料を取られることがあります。
あるスイスの銀行では(2016年2月)、
100万円を預けると1250円の手数料を取られます。
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大量のお金を契約者からお預かりしている大同生命は大変です。
今までは国債などで運用できたのが、
マイナス金利政策で運用益が激減します。
何とか大量のお金を
もうかるところで運用しないと、
会社の存続にかかわります。
そこで札幌のビル建替え計画が変わったと、
私は大同生命の方針転換を読みました。
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新ビルを建設して、
資産運用をしたい大同生命保険㈱の立場は理解できます。
それだったら、
今井和男さんが自分の著書に書いたように、
もう少し丁寧に説明するとよかったのにと思います。
著書に書いてあったのとは反対に、
丁寧な説明はなくいきなり訴訟です。
それも日本初のブログ裁判です。
私は後世に残る裁判にしたいと思っています。
老朽化したビルで、
毎日汗水たらして仕事をしている日本の中小企業のためです。
平成28年9月13日(火)に第3回口頭弁論です。
“オフィス空室率(2016年8月札幌)”へのコメント
コメントをどうぞ
さすが大都市札幌ですね。借りたくても借りれない状態なんですね。しかも医療設備もあるので条件がしぼられるのも現状なのですね。やはりD生命さん、立ち退きを希望するなら前もって丁寧に話をするべきですよ!。急に立ち退きしろといって、
応じないとすぐ裁判なんて、大企業の生命保険会社のやることでしょうか?
こんな企業には、「あさはこない」「未来がない」
創業者さん草葉の陰で泣いてますよ。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私の代わりに言いたいことを書いていただきありがとうございます。私が書いたら誹謗中傷で店子として不適格だと裁判で被告にされました。9月13日(火)の第3回口頭弁論ではこちら側から新証拠を提出します。裁判結果がどうなるか見てください。ご声援に感謝いたします。
空室がないのに どこにも移れませんよね。マイナス金利もわからないではありませんが、どう考えても こつこつ働いてきた店子にいきなり出て行けはないと思います。今井さんが書いておられるように丁寧な説明を店子にしてください。 大同生命さんは凄く有名な会社ですよね。ブログ裁判なんて おかしくありませんか?どうして一生懸命働いて困った患者さんを助けている店子の札幌美容形成外科の本間先生をどうか困らせないでください。お願いします。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。さくらんぼさんに応援していただきとても嬉しいです。大同生命も虎門中央法律事務所も大きなところです。相手が大きくてもひるまずに闘います。この裁判は最高裁まで闘う覚悟です。がんばります。ご声援に感謝しています。
オフィス空室率、恐ろしく低いのですね。
これでは見つからないのも無理はありません。
日本初のブログ裁判、納得いきません。
長いたたかいになりますね。
先生なら、必ずや勝ち取れます。
いつも先生の味方です。
遠くの地より応援してます!
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。三鬼商事と三幸エステートがともに過去最低の空室率という数字を
出してくれているので、こちらとしては証拠を出すまでもなく移転先の空ビルがありません。大同生命は自社ビルを一日も早く建設したいでしょうに、ちっぽけな老朽化したビルを取得したために建設計画が遅れています。私が株主だったら怒りますね。なっちゅんさんのご声援に感謝しています。
先生おはようございます。
弁護は続きます。
借地借家法の退去について【正当事由】がないと、例えオーナーが変わったから契約無効と借地者を退去させられないのです。
生存権、生活権、借地権、営業権等侵害して、隣のビルを取得して商業するから退去っと言ったら何でも有りになってしまうからです。
【転居先の有無】があるかどうかも【重要】であります。空室がないと移転も出来ないですね。
借地借家法における、退去要求の【正当事由】が怪しいです。老朽化と言っても直ちに建てなおししないと倒壊する訳でもないと思います。生命保険会社様の事業拡大の為の土地、建物取得であります。
某生命保険会社様と本間先生は、契約を一度も取り交わした事がないのです。新オーナーに変わったので契約は白紙というのも借地人は困ります。
全国各地で、突然オーナーが変わって、退去通告を受けたとネットにはたくさん掲載されてます。そのような借地人の為にも是非、先生頑張って下さい。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。とても詳しい解説をありがとうございます。心強いです。【立退き】は中小企業にとっては死活問題で深刻です。今回の裁判でたくさんの方に応援していただいています。飲食店では定期借家でしか借りられないとか【老朽化】で建て直しの場合は何の補償もなく【立退き】で契約させられるなど、理不尽としか言いようのない事例がたくさんあるそうです。今日は第1回弁論準備手続という、相手方に電話をしてする手続という段階だそうです。私は高橋智先生と裁判所に行ってきます。