医学講座
ライブサージェリー
昨日の院長日記、
第34回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)③に、
なっちゅんさんからコメントをいただきました。
サージャリーの意味がわからず検索しました。
外科という意味なんですね。
サージェリーも検索しましたが
ヒットしませんでした。
■ ■
わかりにく内容で申し訳ありませんでした。
ライブサージェリー
音楽のライブのライブです。
サージェリーは、
この場合は手術を意味します。
つまり録画ではなく、
実際に手術を生で見るのがライブサージェリーです。
■ ■
この院長日記で、
ライブサージェリー
を
【検索】します。
埋没法の糸2013
2013年11月16日の院長日記がヒットします。
札幌中央形成外科の武藤靖夫先生が、
海外で行ったライブサージェリーの、
ビデオを見せていただいたことがありました。
釣り糸で
手品のように二重ができた
…と感嘆の声が録音されていました。
おそらく30年以上前のビデオです。
■ ■
私の想像です。
1970年代終わりか1980年代のビデオだと思います。
昔は、
学会の時に、
海外で手術を実演して見せていました。
今のように通信機器が発達していませんから、
限られた人数の先生が、
手術室に入り、
取り囲むように手術を見ていました。
■ ■
時代は進歩しました。
iPhoneのFaceTimeでは、
遠く海外とでも、
動画で話しができます。
今回の学会では、
都内のリッツ美容外科の手術室と、
御茶ノ水の会場がビデオでつながりました。
私たちは会場にいて、
リッツ美容外科で行われた手術を見ました。
■ ■
音声もよく通じます。
術者が手術について解説してくれます。
学会会場から質問が出て、
それに術者が答えてくれます。
生なまですから
ごまかすことはできません。
通信の発達で、
とてもきれいな映像を見ることができました。
■ ■
こうして学会で生中継で手術を見るのを、
ライブサージェリーと呼びます。
海外の学会やセミナーでは行われますが、
日本の学会では多くはありません。
今回は、
学会長の菅原康志先生のご努力で、
立派なライブサージェリーが実現しました。
あらためて菅原康志先生に感謝いたします。
ありがとうございました。
“ライブサージェリー”へのコメント
コメントをどうぞ
よくテレビドラマでは 二階の窓のガラス越しに手術を見学しているのが映りますよね、例えば 今 放送されてる米倉涼子主演のドクターX でも二階の窓からみんな見ていてマイクで止めろとか 声をだしたりしてますがあれは 古いのですよね。実際にその場 で見学する時は術衣に着替え 消毒してみなさん見学するのでしょうか? 本で見るのとは実際目の前で見ているのでは格段の差がありますよね。 凄いです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私が学生の時は上から見ることができる手術室が一つだけ札幌医大にありました。今は無いと思います。今の学生は手術時に手洗いと言って手指を消毒して手術衣を着て手術見学をします。2階から見るタイプだと遠くて術野がよく見えません。今はカメラがよくなったので術者の頭につけるタイプもあるようです。でも自分の手術を同時中継なんてよほど腕に自信がないとできません。私も韓国でやりましたが緊張しました。患者さんも緊張していましたね。
医学用語がよくわかりました。時代は進歩しているのですね。この手術で幸せになる人がふえればいいと思います。貢献している本間さんにも誇らしく思います。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。医学は私が卒業した35年前とは格段の差があります。機器も進歩します。時代遅れにならないように学会に参加して勉強しています。昔は勉強が嫌いでしたが自分が好きでする勉強は楽しいです。ありがたいことだと思っています。
3年前に出てきていた言葉だったんですね。
申し訳ありませんでした。
外科手術の話を生で聞くかと
勘違いしてました。
昨日、先生がコメントを下さり
わかりました。
ありがとうございました。
とてもいいですね。
そういう学会もあるのかととても驚きました。
先生に教えて頂いても忘れてしまうことが
あり困ってしまいます(≧∇≦)
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私たちの間ではあたり前の単語でもわかりませんよね。私は歴史や哲学の話し、美術の話しもまったくダメです。お恥ずかしいです。
学会で生中継で手術を見られるというのは初めて知りました。
とても画期的ですよね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
韓国では10年以上前からやっていて私もソウルに行って手術をしたことがあります。2007年に札幌で開催された日本美容外科学会で蘇春堂形成外科と学会会場をつないで手術を見せてくださったのが私の記憶では最初のライブサージェリーです。来年の日本美容外科学会でも企画しているとお聞きしました。