昔の記憶

夫婦喧嘩

 平成20年2月3日、朝日新聞『天声人語』からの引用です。
 フランスのサルコジ大統領は「本音の人」である。
 昨秋に離婚し、14歳下の人気歌手カーラ・ブルーニさん(39)と結婚したらしい。
 在職中に配偶者を代えた仏元首は、本当かどうかナポレオン以来とも聞く。
 要職だからと、私生活を犠牲にする気はないようだ。
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 パリで4年前、公演後の楽屋にカーラさんを訪ねたことがある。
 缶ビールを片手に、来日への思いを気さくに語ってくれた。
 その応対ぶりから、仕事にも恋にも正直な人とお見受けした。
 大統領とは生き方も一致したのだろう。
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 自分に正直に、本音で生きてゆくのは楽じゃない。
 周囲との摩擦、好奇の目。
 「結婚は忍耐」と言う通り、夫婦がそれぞれ我を通せば破局に至ることもある。
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 されど人生は一度きり。
 二人をうらやましく思うかどうかは別にして、つまらぬ遠慮や辛抱で消耗したくはない。
 そうはいかないのが普通だろうが、辛抱しすぎると命が縮むというからご用心だ。
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 夫婦げんかを我慢すると早死にしやすいという説を、通信社が報じた。
 米ミシガン大学の研究者が、192組を17年追跡した結果だという。
 相手の言動を不当と感じた時、感情を押し殺して我慢し合う夫婦は、言い争って解決しようとする夫婦の倍の死亡率だった。
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 江戸川柳に〈喧嘩(けんか)には勝ったが亭主飯を炊き〉とある。
 言うだけ言われたおかみさんが「職場放棄」で反撃に出る。
 これならそろって長生きだろう。
 夫婦げんかや離別を長寿の秘訣(ひけつ)としてお勧めするのではない。
 愚痴も我慢もほどほどに、仲むつまじいのが一番です。
 (以上、朝日新聞より引用)
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 どこの家も似たようなものだなぁ~というのが感想です。
 お江戸の昔から、夫婦喧嘩をすると、奥さんはご飯をつくってくれなかったのですね。
 わが家も同じです。
 喧嘩した日は、お弁当がないので、すぐに職員にバレます。
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 朝、出勤して来た職員がPCの上に気づきます。
 『アら?』
 言われる前に、私が言います。
 『今日はお弁当なしさ…』
 お弁当がない日は、弁菜亭というお弁当屋さんの弁当を買ってきます。
 だいたい、500円程度のお弁当です。
 札幌駅前の札幌国際ビル地下2階に売店があります。
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 私も、結婚して子供が生まれるまで、約2年間は、
 あまり夫婦喧嘩をした覚えがありません。
 子供が生まれてから、
 嫁さんは母親になり…
 強くなりました…
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 本間家では、夫婦喧嘩をガマンしすぎて、早死にする心配はなさそうです。
 よく喧嘩をします。
 私は長男で、
 家内は長女です。
 両方とも、強情です。
 なかなか、激しい喧嘩もあります。
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 今では、子供もいなくなり、家内と二人だけの生活になりつつあります。
 30年前は、喧嘩もしなかったのに…
 ガマンしすぎて、早死にするよりマシかもしれません…
 長く生きていると、いろいろなことがあります。
 美容外科医だからといって、決して幸せな毎日ばかりではありません。
 人生で一番幸せだったのは、
 公団住宅に住んで、ドアの開かないサニーに乗っていた頃だったような気がします。

30年前のニセコアンヌプリです。
この頃は喧嘩はしませんでした

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