院長の休日
結婚の条件
平成20年8月9日、朝日新聞朝刊、
be on Saturdayの記事です。
ゴーン道場
結婚の条件
深いきずなが必要
―結婚を長続きさせるコツを教えてください。
難しい質問ですね。
私は日頃から、
娘には
「急いで決めず、
時間をかけて考えるんだよ」
と言っています。
伴侶を選ぶときは
本当に真剣に考えたほうがいい。
■ ■
―まず、よく考えること?
そうです。
「初恋だから」
なんて理由で
結婚してはよくないよ、
と言っています。
親が子どもに
「早く結婚しろ」
なんてせかすのはもってのほか。
子どもたちが
本当に納得した上で
結婚を決めないと
意味がないのです。
なぜなら、
結婚は
バラ色の楽しいことばかりではない。
仕事や研究と同じで、
モチベーションがないと
長続きさせるのは難しいんです。
■ ■
―長続きさせるのに大事なことは?
伴侶となる相手と
深いきずながあること。
同じ価値観や
家族観、
信仰
などがきずなとなるでしょう。
同じ国、
文化、
教会
などで結婚した夫婦が
長続きするケースが多いのは、
そんな根本的な
きずながあるからでしょう。
見せかけのきずななら、
最初の2、3の衝突で
関係は破綻してしまいます。
■ ■
―恋愛感情だけでは難しいのですか。
恋愛感情が悪いわけではないですが、
それだけでは困ります。
共通の価値観、
優先順位など、
共通項(commonality)が
なければなりません。
恋愛感情だけなら
結婚する必要はないでしょう。
■ ■
わざわざ結婚するのは、
2人の間で
家庭や価値観など、
何かを共有したい、
同じ人生を歩みたいと
思うからでしょう。
そうしたきずなが
結婚の根拠となり、
厳しい嵐を乗り切る
船の支柱の役割を果たします。
どんな夫婦にも、
嵐は必ずやって来ますからね。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
私は、先輩からいただいた
ダットサン、サニー以外は
日産車に乗ったことがありません。
ゴーンさんごめんなさい。
でも、
朝日新聞のゴーン道場は
よく読んでいます。
■ ■
私も、ゴーンさんの意見に賛成です。
本間家にも嵐は何度もやってきました。
今も、嵐の真っ只中です。
美容外科の‘先生’だから幸せとか…
医者だから幸せ…
ということはありません。
公団の狭い2DKで、
家賃が4万4千円の家に、
新婚で住んでいた頃が、
一番、しあわせでした。
■ ■
価値観が同じというのは、
とても大切だと思います。
先日、
特売のティッシュの話しをしましたが、
家内もチラシが好きで、
必ず、安いティッシュを買いに行きます。
特売のティッシュが好きかどうか?
付き合っている時に聞くのは…
少し勇気が要りますね。
■ ■
家内は、私とはじめて会った時に、
聞いたそうです。
『マージャンがお好きですか?』と。
私はマージャンはしません。
同級生には、マージャンが好きで
雀荘(じゃんそう)に
よく行っていた人もいました。
私は、
マージャンが好きかどうか?
家内に聞かれた記憶がまったくありません。
もし、マージャン好きだったら、
一発で×だったそうです。
■ ■
私は知らないところで、
テストされていました。
マージャンには合格したようですが、
お互いに知らないところはたくさんあります。
私は、
どこまで許容できるか?
が一番のポイントだと思います。
お互いの価値観を
よく確認して、
慎重に決めてください。
返品・交換はできません。
ノークレーム・ノーリターンです。