昔の記憶
国家試験合格率といい先生
昨日の院長日記、
医師国家試験合格発表2015に書いた、
受験の難易度と、
医師国家試験合格率は関係ありません。
いい先生と、
悪い先生も、
医師国家試験合格率には関係ありません。
美容整形に関して言うと、
腕の良い先生と
医師国家試験合格率も大学も関係ありません。
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もっと私が言いたいことは、
現役で国立難関大学医学部に合格し、
6年間でストレートで卒業し、
一発で医師国家試験に合格した先生と、
優秀で
やさしくて
いい先生
優れた人間性
…はまったく関係ありません。
■ ■
残念なことですが、
現在も過去も、
医師国家試験は、
医学的知識の記憶力をテストする試験です。
人間性をチェックする機能はありません。
すべてマークシートです。
膨大な記憶力のテストです。
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私が知っている、
やさしくて
いい先生は、
苦労した先生です。
ストレートで医学部に進学し、
ストレートで卒業した先生ではありません。
国家試験に落ちた先生でも、
いい先生はたくさんいます。
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お医者さんを選ぶのに、
出身大学を規準にする人がいます。
ブランド物のバッグではないので、
医師の人間性と、
出身大学は比例しません。
いろいろな先生がいます。
大学教授だから、
外国に留学したから、
やさしくて
いい先生とは限りません。
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国家試験合格率にも秘密があります。
合格率を上げるために、
卒業させない大学があります。
卒業認定を厳しくすると、
国家試験合格率は上がります。
高いお金をかけて私立医大に入ったのに、
卒業できない学生もいます。
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昨日ご紹介した、
TECOMという医師国家試験予備校があります。
そんな予備校があるの?
…と思われた方も多いと思います。
国家試験に通るためには、
国立大学医学部といえども、
大学の講義だけでは通らないこともあります。
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国家試験対策が充実しているのは、
いわゆるお金がかかる私立医大です。
あえて名前は出しませんが、
そのような大学の教員は必死で教えます。
合格率を上げないと大学の存続にかかわります。
国立大学医学部では、
(私立医大にくらべると)
熱心に国家試験対策を教えません。
医学部の教育を読んで下さい。
国家試験に2回も落ちたのに、
とってもいい先生を私は知っています。