医学講座

病院診療所ジョイントミーティング

 昨夜(2015年3月20日)、
 KKR札幌斗南病院と近隣診療所の勉強会がありました。
 2つの講演がありました。
 【講演1】
 難治性慢性頭痛の診断と治療
 北見クリニック 
 院長 北見公一 先生
 【講演2】
 乳線専門クリニックにおける乳がん診療の現状について
 札幌駅前しきしま乳線外科クリニック
 院長 敷島裕之 先生

      ■         ■
 北見公一先生は、
 市立札幌病院時代にお世話になった、
 脳神経外科の先生です。
 今は頭痛専門の
 北見クリニックを開業していらっしゃいます。
 私の身内も職員も診ていただきました。
 信頼できるいい先生です。
      ■         ■
 昨夜の講演会で、
 札幌駅前しきしま乳線外科クリニック
 敷島裕之先生のお話しが勉強になりました。
 日本人女性の12人に一人が乳がんになる時代で、
 女性のがんでは一番多いそうです。
 欧米女性と比べて、
 乳癌検診の受診率が低いそうです。
      ■         ■
 今まで乳がんについては
 札幌医大第一外科のおっぱいチームだった、
 札幌ことに乳腺クリニック(浅石和昭先生)
 札幌乳腺外科クリニック(岡崎亮先生)をご紹介していました。
 どちらのクリニックもとても混んでいます。
 会社を休んで行くにしても、
 なかなか予約が取れません。
      ■         ■
 札幌美容形成外科のすぐ近くにできた、
 札幌駅前しきしま乳線外科クリニック
 いいクリニックです。
 敷島裕之先生は、
 北大第二外科のご出身で、
 NTT札幌病院や、
 KKR斗南病院で乳がん手術をなさった先生です。
      ■         ■
 もっと驚いたのは、
 開業された後も、
 斗南病院で手術をなさって、
 斗南病院まで回診にも行かれていることです。
 これは開業医としては、
 実にすごいことです
      ■         ■
 ご自分のクリニックで、
 乳がんが見つかった患者さんは、
 KKR斗南病院で手術を受けられます。
 しかも先生が行って、
 手術を執刀してくださいます。
 患者さんにとっては実に安心です。
 乳がん手術は、
 ビルの診療所で、
 簡単にできる手術ではありません
      ■         ■
 敷島裕之先生の講演で私が質問しました。
 豊胸術を受けた患者さんの乳がんについてです。
 豊胸(バッグか注入か)2015
 豊胸手術の歴史2015に書いたように、
 シリコンバッグを使う方法は、
 たとえ乳がんになってもわかりやすい
ですか?と質問しました。
      ■         ■
 豊胸バッグを入れた方は、
 マンモグラフィーはできませんが、
 エコーで診断ができます
 注入は
 脂肪でもヒアルロン酸でも、
 わかりにくいそうです

 注入を受けた人は、
 ふつうの人の何倍も乳がんに気をつけてほしいです。
 大手美容外科の宣伝に気をつけてください。
 注入を受ける人は手術前に、
 先生の奥様にも、
 同じ手術をなさいますか

 …と質問してみてください。

“病院診療所ジョイントミーティング”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ