二重・眼瞼下垂
目頭側の二重幅が広い
二重切開の手術を受けたけれど、
目頭側の幅が広いのです。
眼瞼下垂症手術を受けたのですが、
目頭側の黒目が隠れています。
このようなメール相談を受けることがあります。
二重の目頭側の幅が広くなったり、
黒目が隠れたりするのは、
眼瞼挙筋という筋肉の構造のためです。
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眼瞼挙筋という筋肉は、
目頭側が薄く弱くなっています。
固定するのも大変です。
目頭側の筋肉がうまく働かないと、
目頭側の二重幅が広くなったり、
目頭側の黒目が隠れたりします。
二重切開の手術をしただけでは改善しません。
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私が開業して11年です。
一番多い手術が目の手術です。
昔は眼瞼下垂がんけんかすいといえば、
加齢よるまぶたの下垂や、
生まれつき目の開きが悪い、
先天性眼瞼下垂症だけを手術していました。
この10年で眼瞼下垂症に対する考えが変わりました。
松尾清先生のおかげです。
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2008年4月2日(水)にNHKのためしてガッテンで放送された、
松尾清先生の業績によって、
『眼瞼下垂症は形成外科で治す』という認識が生まれました。
若い人でも、
挙筋機能が悪い人がいます。
二重の手術を受けても、
眠たそうな目のままの人がいます。
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ネットで調べて、
高い美容外科に行っても治せないことがあります。
もともと下の絵のような目をした女性は、
眼瞼下垂症です。
アレルギーで目をこすっていたり、
ハードコンタクトを使っていると、
まぶたを開く筋肉が弱って、
眼瞼下垂症になります。
二重の手術を受ける前に、
眼瞼下垂症かどうか、
目の手術をたくさんしている形成外科医に診てもらうことをおすすめします。
ネットで調べて【相談無料】の美容外科に行っても治りません。