医学講座
女性の外性器腫瘍
札幌美容形成外科で多い手術が、
小陰唇縮小手術です。
この手術を受けて、
すっきりなさる患者さんが多いです。
看護師さんで、
この手術を受ける方も多いです。
看護師さんは職業柄、他人の性器を見ます。
自分のが大きいとわかります。
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残念なことに、
小陰唇縮小手術は保険適応になりません。
保険適応は、
国が決めることです。
今の保険医療制度では、
どうやっても保険で小陰唇縮小手術はできません。
私は美容目的の手術とは思いませんが、
国が決めたことなので仕方がありません。
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保険適応になる手術に、
K849女子外性器腫瘍摘出術があります。
女性の外性器、
大陰唇や小陰唇に腫瘍ができることがあります。
子宮や腟にできた腫瘍は婦人科ですが、
大陰唇や小陰唇にできた腫瘍は、
形成外科でも手術をすることがあります。
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大陰唇や小陰唇に、
悪性腫瘍ができることがあります。
外陰癌がいいんがんと呼びます。
保険適応の手術に、
K850女子外性器悪性腫瘍手術があります。
この手術は、
1.切除
2.皮膚移植(筋皮弁使用)を行った場合
…にわかれています。
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この2.皮膚移植(筋皮弁使用)は、
形成外科医が得意とする分野です。
私は札幌医大在職時に、
婦人科の先生とたくさんこの手術をしました。
解剖学の村上教授との共同研究で、
the posteromedial thigh fasciocutaneous flapの論文を書きました。
PRSという権威ある米国形成外科学会誌に掲載されました。
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開業してから悪性腫瘍の手術はしていませんが、
女性の外性器にできた腫瘍は手術をしています。
保険適応になります。
婦人科でも手術はしていますが、
大陰唇や小陰唇にできた腫瘍は、
形成外科でも手術が受けられます。
悪性腫瘍(外陰癌)は、
市立札幌病院形成外科をご紹介しています。