医学講座
女性の外性器腫瘍
札幌美容形成外科で多い手術が、
小陰唇縮小手術です。
この手術を受けて、
すっきりなさる患者さんが多いです。
看護師さんで、
この手術を受ける方も多いです。
看護師さんは職業柄、他人の性器を見ます。
自分のが大きいとわかります。
■ ■
残念なことに、
小陰唇縮小手術は保険適応になりません。
保険適応は、
国が決めることです。
今の保険医療制度では、
どうやっても保険で小陰唇縮小手術はできません。
私は美容目的の手術とは思いませんが、
国が決めたことなので仕方がありません。
■ ■
保険適応になる手術に、
K849女子外性器腫瘍摘出術があります。
女性の外性器、
大陰唇や小陰唇に腫瘍ができることがあります。
子宮や腟にできた腫瘍は婦人科ですが、
大陰唇や小陰唇にできた腫瘍は、
形成外科でも手術をすることがあります。
■ ■
大陰唇や小陰唇に、
悪性腫瘍ができることがあります。
外陰癌がいいんがんと呼びます。
保険適応の手術に、
K850女子外性器悪性腫瘍手術があります。
この手術は、
1.切除
2.皮膚移植(筋皮弁使用)を行った場合
…にわかれています。
■ ■
この2.皮膚移植(筋皮弁使用)は、
形成外科医が得意とする分野です。
私は札幌医大在職時に、
婦人科の先生とたくさんこの手術をしました。
解剖学の村上教授との共同研究で、
the posteromedial thigh fasciocutaneous flapの論文を書きました。
PRSという権威ある米国形成外科学会誌に掲載されました。
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開業してから悪性腫瘍の手術はしていませんが、
女性の外性器にできた腫瘍は手術をしています。
保険適応になります。
婦人科でも手術はしていますが、
大陰唇や小陰唇にできた腫瘍は、
形成外科でも手術が受けられます。
悪性腫瘍(外陰癌)は、
市立札幌病院形成外科をご紹介しています。
“女性の外性器腫瘍”へのコメント
コメントをどうぞ
拝読して知りました。
そういう部分にも悪性腫瘍が出来るんですね。
病気は本当に嫌です。
コンプレックスも嫌ですが。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。悪性腫瘍とわからず湿疹として治療されていた方もいます。難しいものです。
悪性腫瘍はどんなところにもでるのですね。婦人科より形成外科で手術していただいたほうが綺麗な仕上がりになりますよね。婦人科で子宮、卵巣と癌はききますが そういった外側の癌になった人はあまり聴きませんが。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。頻度は多くありませんが外陰癌はこわいです。腟の中に悪性黒色腫ができた方もいました。