院長の休日
明日は明日の…夢がある
平成27年10月25日(日)、朝日新聞朝刊、男のひといきです。
毎週、日曜日の朝はこの投稿を楽しみにしています。
いつか私も投稿したいです。
男のひといき
明日は明日の…
先日、89歳になる妻の姉が入院している病院へ、妻と2人で面会に行きました。
姉は、要介護4で認知症が進んでいます。そこで、少しでも脳の活性化の一助になればと、毎回、十ほどの「ことわざクイズ」を出しています。
ことわざの肝心なところが空白になっているのですが、いつものように、順調に進んで「明日は明日の~」まで来ました。
このことわざは、いつもすらすらと、難なく答えます。ところが、この日はどういうわけか詰まってしまって、答えの「風が吹く」が出てきません。
しばらく考え込んで、出てきた答えは「明日は明日の夢がある」。
「あれ?」と、思わず妻と顔を見合わせました。他のことわざは間違えても、このことわざだけは、今まで一度も間違えたことがないのに、どうしたんだろう。
でも、その言葉を自分で繰り返すうちに、これはこれで、なかなかいい言葉だなと思えてきました。
私たち老夫婦も、そんな風に思って毎日を過ごせたらいいなあ。「明日は明日の夢がある」ような生活を送りたいと、元気づけられました。
(前橋市 宮島 茂 無職 83歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
あと20年で私も80代です。
20年も生きられる自信はありません。
でも、
要介護4
とか
認知症
…は他人事ではなく、
いつ自分が同じ立場になるかも知れません。
■ ■
89歳の奥様のお姉さん、
妹さんと、
ご主人が面会に来てくださり、
きっと嬉しかったのです。
長い間病院に入院していらしても、
面会人がいらっしゃらない患者さんもいます。
きっとおさびしいことだと思います。
■ ■
私が、
要介護4
認知症
…になったら、
♡明日は明日の夢がある♡
…なんて言えないと思います。
高齢になっても、
夢がある生活を送りたいと思いました。
前橋市の宮島茂様、
素敵な投稿をありがとうございました。