医学講座
食事介助に行きました
自他共に認める、
親不孝な私です。
実家にもめったに行きません。
でも、
さすがに、
手術後だけは、
親父のところに行きました。
■ ■
主治医の先生から丁寧に説明をしていただきました。
看護師さんはてきぱきと、
手術後の状態を観察してくださり、
実に素晴らしい病院です。
理学療法士の先生も、
一日に何度もいらしてくださいます。
頭が下がります。
■ ■
医師である私にできることは、
恥ずかしながら…
爪を切ったり、
ひげを剃ったりすることです。
手術後に、
夜間せん妄になると困るので、
手術日の夜は22:30まで病室にいました。
■ ■
家族が話しかけると、
89歳の老人も反応します。
FaceTimeで、
孫とも話しました。
『おじいちゃ~ん、わかる?』
可愛い女の子の声には、
89歳のおじいさんもよく反応します。
■ ■
『おじいちゃ~ん、痛い?』
痛くない
前日まであんなに痛がっていたのに、
手術で固定していただいたおかげで、
まったく痛がらなくなりました。
不思議なものです。
痛み止めも使っていません。
すごいです。
■ ■
昨日は休診日だったので、
朝8:00の朝食から、
夜18:00の夕食まで、
私が食事介助をしました。
主治医の先生は、
私が病院に着いた8:00にはもう病棟でお仕事でした。
夜も19:00過ぎまで病棟にいらっしゃいました。
大変なお仕事です。
■ ■
私の食事介助は、
おじいさんのお粥の係りです。
父方の祖母は、
愛知県岡崎市の出身です。
父が小さい頃から、
家に八丁味噌はっちょうみそがありました。
父はごはんに、
八丁味噌はっちょうみそをのせて食べるのが好きです。
■ ■
私が小さい頃から、
よく八丁味噌はっちょうみそをつけていました。
子供の私は正直に言って嫌いでした。
89歳になっても、
八丁味噌はっちょうみそで味付けをしたお粥は、
♡おいしい♡と言ってよく食べます。
息子の私がスプーンで食べさせました。
母親にもできそうなのですが、
骨折で倒れた父親の介護で腰を痛めて、
腰痛になって病院に来れません。
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89歳と87歳を実感しました。
もうマンションで2人暮らしは無理なので、
どこかの施設を見つけます。
昨年のクリスマスイヴには元気だったのに、
下り坂を転げ落ちるように、
あっという間に要介護です。
これ以上転げ落ちないように、
何とか阻止しようと思っています。