医学講座
2016年の目標
今年は暖冬でおだやかなお正月です。
札幌に住んでいるのに、
寒いのが苦手な私にはありがたいことです。
お正月に2016年の目標を考えました。
毎年初詣に行った時に、
今年は何をお願いしようか?と考えます。
その時に今年の目標も考えます。
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医療関係者でもあまり知らないと思いますが、
私が勤めたJA帯広厚生病院や、
釧路労災病院にも、
毎年売上目標がありました。
チェーン店の美容外科だけではなく、
JA北海道厚生連や、
昔の労働福祉事業団が経営していた公的な病院にも売上目標がありました。
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おそらく、
国立大学附属病院や、
地方公共団体が運営する、
全国の自治体病院にも売上目標があると思います。
私が働いていた頃の、
JA帯広厚生病院では、
毎月、部長・科長会議というのがありました。
通称、部科長会議と呼んでいました。
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会議には、
病院長、副院長、
各診療科の部長、
看護部長、
薬剤部長、
検査科の科長、
病院の偉い人が集められました。
院長が挨拶をして会議がはじまります。
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この部科長会議で、
毎回、事務方から、
売上目標、
各科ごとの売上、
対前年比の数字、
目標達成率、
診療報酬の返戻(へんれい)など、
病院のお金にかかわることが、
細かく数字で示されました。
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JA帯広厚生病院は、
JA北海道厚生連が運営する大きな病院です。
私が勤務していた頃は、
JA帯広厚生病院が、
北海道で一番の売上、
北海道で一番の黒字でした。
JA北海道厚生連の事務方が優秀でした。
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私が働いていた頃の、
労働福祉事業団釧路労災病院も、
全国の労災病院の中で、
全国一の黒字病院でした。
釧路労災病院は、
故新田一雄院長の経営手腕により、
設備も黒字も最高の労災病院でした。
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さて、医療法人札幌美容形成外科の2016年の目標です。
2016年4月には診療報酬の改定があります。
私が聞くところによると、
残念なことに医療機関にとって厳しい内容です。
がっぽりもうけるつもりはありません。
赤字にならなければいいです。
一番の目標は♡安全な医療♡です。
私は臆病者なので無理な手術はいたしません。
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自分自身については、
まず健康でいることです。
自分が病気になって、
患者さんに迷惑をかけない。
職員に迷惑をかけない。
家族に迷惑をかけない。
これを目標にします。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。