医療問題
リハビリへの予算配分2016
昨日の院長日記、
医療行政に翻弄される病院2016に、
さくらんぼさんからコメントをいただきました。
早く出ろと言われても
まだリハビリすればよくなる可能性がありました
その通りだと思います。
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さくらんぼさんの、
本間先生はどのようにしたら今の現状を変えられると思いますか?
…というご質問に、
残念ながら名案はありません。
国のシステムも複雑で、
老人医療の専門家でもない私には、
よく理解できていません。
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医療従事者の一人として感じることは、
私の五十肩の経験から、
リハビリで治る病気がたくさんあるのに、
リハビリの医療保険の点数が低いことが問題だと思います。
現在の医療保険制度では、
理学療法士や作業療法士には、
自分で開業して、
社会保険へ請求する権利が認められていません。
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整骨院・接骨院(柔道整復師)には認められているのに、
国家試験に合格した、
理学療法士や作業療法士に認められないのは、
私は変だと思います。
私の五十肩はリハビリでよくなりました。
定期的に医師の診察がありましたが、
毎回一時間もリハビリをしていただいたのに、
驚くほど安い料金でした。
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これじゃ、
病院の不採算部門だと言われても仕方がないと感じました。
もっと理学療法士や作業療法士のリハビリに、
診療報酬が増えるような政策が必要だと思います。
下のパンフレットは、
北海道後期高齢者医療広域連合から配布された資料です。
先日の厚生労働省集団的個別指導でも、
一部の整骨院・接骨院(柔道整復師)の不適切な請求が取り上げられていました。
私はリハビリへの予算配分と、
理学療法士・作業療法士への配慮が、
今後の医療政策に必要だと思います。