医学講座

北海道の赤潮被害2021

 今日は2021年12月28日(火)です。
 官庁は今日が御用納めです。
 北海道の赤潮被害が10大ニュースの一つでした。
 私は札幌に住んでいるのでわかりませんが、
 漁業者にとっては大変な年でした。
 今まで北海道で赤潮は聞いたことがありませんでした。
 地球温暖化の影響でしょうか?
 これから毎年被害が出ると大変です。
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 2021年12月28日、北海道新聞朝刊の記事です。
 ウニ被害、加工場苦境 原料不足、ロシア産高騰 赤潮支援置き去り
 【釧路町、浜中】道東の太平洋沿岸を中心に発生した赤潮被害の影響で、漁業者とともにウニを取り扱う釧路管内の加工業者が原料不足や仕入れ価格の高騰で苦境に立たされている。本来なら正月向け需要で最盛期となる年末、前浜のウニ加工場は閑散としていた。国や道から長期的な支援策は示されておらず、漁業者と一体となって水産業を支えてきた加工業者も不安を抱えている。
 例年なら繁忙期の12月中旬、約70人の従業員がいる釧路管内釧路町のウニ加工場は静まり返っていた。加工場を直営する昆布森漁協のうに漁業生産部会長、成田昇三さん(67)は無人の加工場を見渡し、「このままでは半世紀続いたウニ漁を次の世代に残せなくなる」と力なく話した。
収入1万円に
 同漁協は漁獲した全てのウニの殻むきと折り詰めの製造を加工場で行い、高い品質を維持してきた。赤潮によるウニ被害で製造ができなくなり、冬場に月約30万円あった従業員一人当たりの収入は1万円ほどに激減。漁業者の家族の多くが加工場で働くなど、家族や地域ぐるみでウニ漁に携わるだけに地域経済への影響は大きい。
 釧路管内のウニ漁は50年ほど前に始まった。取りすぎなどが原因で漁獲量が年約10トン台まで落ち込んだ時期もあったが、稚ウニの放流や育成に取り組み、2020年には58トンまで回復。漁獲額も同年に道内最多の13億700万円に上った。
 赤潮はほぼ収束したとみられるが、釧路管内の沿岸でウニの約9割が死滅。全道の漁業被害82億円のうち、同管内のウニ被害は40億円に達した。政府の赤潮被害対策費15億円については加工業者への言及がなく、漁業者が強く求める数年間の長期支援の実現性も不透明だ。
漁業者と一体
 釧路管内の養殖事業の先駆けで、高品質の「浜中養殖うに」のブランドで知られる浜中町では、今秋から数戸が養殖ウニ漁を始めた。Uターンして漁業者になる若手もいたところに赤潮被害に見舞われた。
 浜中町では各漁協が町内の民間の加工業者と連携。養殖事業は漁業者と加工業者が共同で、多額の設備投資をして取り組んできた。町内の加工会社「カネキ木村水産」も原料不足に困っており、町内と釧路市内の加工場の従業員計約100人の雇用を維持するため、急きょロシア産のウニを仕入れている。
 ただ、ウニ不足のためロシア産の引き合いも強くなり、仕入れ値は例年の3倍近くまで高騰し赤字経営が続く。同社の木村鉄幸社長(74)は「ブランド化に一緒に取り組み、地域の雇用を守ってきた加工業者への支援が置き去りになっている」と訴える。(五十地隆造、山岡正和)

最盛期のはずの12月、静まり返ったウニ加工場で窮状を訴える成田昇三さん(小川正成撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

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 北海道のうには美味しいです。
 高いのでめったに食べられません。
 今年はさらに高くなったようです。
 浜中町のうには、
 散布ちりっぷの高級養殖ウニ
 …として有名です。
 高級すぎて札幌でも見たことがありません。
 東京などへ直接送られるようです。
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 漁業者も大変なら、
 加工業者さんも大変です。
 月収約30万円もすごいと思いますが、
 それが1万円になると悲惨です。
 道新に載っていた写真で、
 はじめてうにの加工場を見ました。
 こんなところで椅子に座って、
 丁寧にうにを加工するのがわかりました。
 赤潮被害を克服して、
 またおいしいうにを製造してほしいです。

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