医学講座
札幌市が2030年のオリンピック招致を断念
今日は2023年10月6日(金)です。
札幌は雨です。
寒いです。
今朝の北海道新聞の記事です。
Yahoo!ニュースにも出ていました。
札幌市が2030年のオリンピック招致を断念しました。
私はいい判断だと考えています。
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2023年10月6日、北海道新聞の記事です。
札幌市、五輪2030年招致を断念 2034年以降に方針転換
札幌市の秋元克広市長は5日、2030年冬季五輪・パラリンピック招致を断念し、目指す招致時期を2034年以降に転換する方針を固めた。年内の可能性もある2030年大会の開催都市内定までに、東京大会を巡る汚職・談合事件を受けて高まった市民の五輪不信を払拭し、開催への支持を高めるのは困難と判断した。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長と11日に東京都内で記者会見し、発表する。
国際オリンピック委員会(IOC)は10月中旬の理事会・総会で2030年大会の開催都市の内定時期を協議し、11月下旬からの理事会で内定するとみられており、札幌市やJOCは早期の決断を迫られていた。秋元市長は開催都市内定前に市民らの賛否を問う意向調査を行うと公約していたが、信頼回復が進まない中で、調査を先送りしていた。
経済界には、建設資材の高騰や人手不足などから2030年度末予定の北海道新幹線札幌延伸が遅れるとの懸念が高まっており、2034年大会への目標変更を求める声も一部にあった。秋元市長はこうした動きも考慮したとみられる。
市は2018年9月の胆振東部地震の発生後、復旧活動を優先するとして招致の目標を2026年から2030年に先送りした。2030年招致はライバル都市がいる中、東京五輪のマラソン・競歩の運営実績や開催概要計画の緻密さなどから、一時は「札幌優位」との見方が強かった。
しかし、2022年8月以降に東京五輪を巡る汚職・談合事件が表面化し、こうした情勢は一変。市民からの支持低迷を受け、市は2022年12月に積極的な機運醸成活動を当面休止する事態に追い込まれていた。
打開を図ろうと市は今年5月、東京五輪を巡る事件を受けた独自の再発防止策の策定に着手。7月に中間報告をまとめ、市民対話を通じて招致への理解を深める考えだった。秋にも賛否を問う意向調査を行い、賛同を得て開催内定を得るシナリオも描いていた。
しかし、再発防止策の中間報告や市民対話を行ったものの、市民の理解は深まっていないと判断。現在開会中の定例市議会に意向調査の経費を盛り込んだ補正予算案を提出するのを見送っていた。
秋元市長は9月21日の定例記者会見で、招致時期について「まだ招致の賛否が分かれている。2030年、2034年いずれの時期にしても、住民の理解を深めることが重要だ」と述べるにとどめていた。(大矢太作)
<解説>札幌五輪招致 さらに不透明に 2034年はソルトレーク有力
札幌市の秋元克広市長は、2030年冬季五輪・パラリンピックの招致に対する市民の支持を高められないまま、断念に追い込まれた。招致を目指す大会の時期を2034年以降に切り替える方針だが、実際は招致実現の行方は一層不透明になったと言える。
2030年大会招致断念の最大の原因は、東京五輪を巡る汚職・談合事件だ。招致の是非が争点となった今年4月の市長選では、反対を訴えた他候補に票が流れ、秋元市長の得票率は前回2019年の7割から5割台に落ち込んだ。選挙後は東京大会の再発防止策の策定を急ぎ「クリーンな大会にする」と強調したが、市民に歓迎ムードが広がっているとはとても言えない状況が続く。
経費が雪だるま式に膨らむことはないのか。巨額の「五輪マネー」を温床にした不祥事は繰り返されないのか。そもそも札幌に五輪を招致する必要があるのか―。市民の根源的な疑問はなお解消されていない。
2034年大会の開催地は米ソルトレークシティーが有力視されており、札幌市幹部からも「札幌が招致するのは極めて難しい」との見方が出ているのが実情だ。
地球温暖化で開催可能な都市が少なくなる中、国際オリンピック委員会(IOC)は2038年以降の大会について、特定の都市・地域で冬季大会を順番に開く「持ち回り開催」も検討している。「持ち回りのローテーションに札幌が入るほうが、より現実的だ」(経済関係者)との声もあるが、持ち回り開催が実際に行われるかも現時点では見えていない。招致のハードルは高いままだ。(水野富仁)
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1972年の札幌オリンピックを経験した私としては、
開催できたらいいなぁ~という思いもありました。
うちの奥さんは反対です。
札幌でオリンピックは無理と言ってました。
北海道新幹線工事が遅れています。
私は2030年開通は無理だと思っています。
札幌市もオリンピックに使うお金があったら、
もっと他の事業に使うのがいいと思うようになりました。
2034年以降に開催されるのか?
何となく無理なような気がしています。