医学講座
道医療大、ボールパーク移転合意
今日は2023年10月11日(水)です。
新聞休刊日の翌日、
北海道新聞のおくやみ欄は2ページになっていました。
さくらんぼさんが言われるように、
新聞休刊日の翌日はおくやみ欄が多いです。
見たところ知っている人はいませんでした。
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今日の北海道新聞朝刊のトップ記事です。
道医療大、ボールパーク移転合意 球団側・北広島市と 事業費420億円
【北広島】北海道医療大(石狩管内当別町)のプロ野球日本ハム「北海道ボールパークFビレッジ」(BP、北広島市)への移転が10日、正式に決まった。同大を運営する学校法人東日本学園、BPの新球場を運営するファイターズスポーツ&エンターテイメント(FSE)、北広島市が基本合意し、BP内で記者会見した。FSEの小村勝社長は「健康と地域社会の活性化に取り組む」と強調。健康に関心の高い高齢者らがスポーツに親しめるBPを目指す考えも明らかにした。
当別キャンパスと札幌市北区の札幌あいの里キャンパスの全学部に加え、あいの里の北海道医療大学病院もBPに移転する。当別キャンパスの薬草園やグラウンドなど一部施設は移転後も部活動や集中講義で利用する。詳細は来年3月末までに協議する方針だ。
新キャンパス予定地は、JR北海道が早ければ2028年に整備する新駅から約200~300メートル離れたBP内。北広島高の北側で来年6月に開業予定の医療施設やシニア向け賃貸マンションに近接する。
敷地面積は1万7700平方メートル、施設の延べ床面積は6万5千平方メートル。移転で敷地面積は現在より縮小するが、大学院を含めて約3600人の学生規模は維持する。同大はFSEから土地を有償で借りる。FSEは当該の土地を北広島市から賃借しているが、市との契約で転貸を認められている。
移転の総事業費は420億円。同大は自己資金70億円を充て、残り350億円は借り入れる。現キャンパスの土地や建物を売却して財源を捻出することも視野に入れる。
FSEの小村社長は会見で、約1年前から同大と移転に向けて協議を進めてきたことを明らかにした。小村社長は「Fビレッジにキャンパス、医療機関ができれば、さらに活気に満ちあふれた街になる」と述べた。
東日本学園の鈴木英二理事長は会見で当別町から移転する理由について「18歳人口の減少に伴い、安定的な学生確保が課題となっている」と説明。移転先の候補地は複数あったが、通学の利便性、交通アクセスが改善される点から北広島市に決めたと語った。北広島市の上野正三市長は「大きな決断だ。市として必要な準備をしっかり進める」と述べた。
一方、当別町の後藤正洋町長は「3者間での合意なので、町としてコメントするべきものではない」との談話を出した。(大城道雄、綱島康之)
<ことば>北海道医療大 薬、歯、看護福祉、心理科、リハビリテーション科、医療技術の6学部9学科、大学院6研究科を擁する医療系大学。1974年に東日本学園大として旧釧路管内音別町に開学した。1985年に石狩管内当別町にキャンパスを統合、1994年に現大学名に変更した。現在は当別町をメインに、札幌市北区の札幌あいの里キャンパス、同中央区の札幌サテライトキャンパスがあり、あいの里には北海道医療大学病院がある。学生は大学院を含め約3600人、教職員は病院職員らも含め約800人。
ボールパーク、行楽地から街へ 道医療大移転合意 球団側の構想前面
北広島市のプロ野球日本ハム「北海道ボールパークFビレッジ」(BP)への北海道医療大(石狩管内当別町)の全面移転を正式発表した10日の記者会見は、球場運営側の構想を前面に打ち出す内容となった。既に建設済みのマンションなど居住施設に加え、BPを大学や病院の機能も備えた「街」に発展させるという構想だ。ただ、総事業費420億円のうち350億円は大学側が借り入れる方針で、資金面で不安も抱えながらの船出となる。
「現在のFビレッジはプロ野球やレジャーなどの『非日常』を楽しめる場所。日常的に通う場所ができることでより『街』になっていく」。BPの新球場を運営するファイターズスポーツ&エンターテイメント(FSE)の小村勝社長は会見でこう述べ、構想が大きく前進することに表情をほころばせた。
新キャンパスには歯学部や薬学部など全6学部に加え、歯科クリニック、札幌市北区の北海道医療大学病院も集約する。
FSEは、JR北海道が早ければ2028年に整備する新駅開業時のBPのイメージ図も公表。球場近くに建つ大学施設のほか、高層マンションや商業施設とみられる建築物も確認できる。
FSEの前沢賢・事業統括本部長はイメージ図は、あくまで想像にすぎないと強調しながらも「北海道のシンボルと言ってもらえるエリアを目指している。『行楽地』から『街』へ、さらに二つを融合した『食・住・遊』(近接)の新たなモデルを模索したい」と語った。
BPでは、来年6月以降、高齢者向け賃貸マンションや、小児科や内科などの医療機関が集まった複合施設が相次いで開業する予定。FSEは、さらに大学が移転することで、日常的な消費の拡大や、学生がBPでのアルバイトなど働き手として期待できると説明した。
一方、大学を運営する東日本学園の鈴木英二理事長は会見で、2023年度入試はピーク時の2014年度に比べ志願者が41%減ったことに言及。「一番のネックは通学だ」として、冬期間にJRなど公共交通機関の運休が相次ぐ地理的な弱点はキャンパスを移転しなければ解消できないとの結論に至ったと強調した。
課題として残るのは資金面の不安だ。総事業費420億円のうち自己資金として用意しているのは70億円にとどまり、残る350億円は借り入れて賄う。
鈴木理事長は「十分に今の財務状況でカバーしていけると思っている」とし、財務基盤の安定に向け当別町の現キャンパスの土地売却も視野に入れていることを明かした。ただ、売却先については決まっておらず、大学関係者は「350億円を借りて大学の財政がどう転ぶか、全く未知数」と話す。
前沢氏によると移転協議が具体化したのは1年ほど前で、FSEから大学側に持ち掛ける形で始まった。ただ、細部についてはまだ煮詰まっていない。
FSE主導が色濃くにじんだ会見。終了後には、医療大幹部から「将来のイメージ図はギリギリまで知らず、びっくりしている。あくまで日ハム側の勝手な想像だ」との困惑の声も漏れた。(若林彩、光嶋るい、佐々木遼)
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当別町には大変申し訳ありませんが、
私が北海道医療大学の教員だったとしたら、
ボールパークへの移転に賛成します。
2023年度入試はピーク時の2014年度に比べ
志願者が41%減ったのは大変なことです。
350億円で移転しても、
将来、移転してよかったになると思います。
計画が無事にすすむことを願っています。