医学講座

クマによる人身被害、最悪ペース2023

 今日は2023年10月15日(日)です。
 札幌は晴れていますが寒いです。
 暑いあついと言っていたのがうそのようです。
 昨日のYahoo!ニュースです。
 北海道新聞にも記事が出ていました。
 クマの被害が増えています。
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 クマによる人身被害、最悪ペース 東北中心100人超、冬眠前注意
 本年度はクマによる人身被害が過去最悪のペースだ。環境省が11日に発表した4~9月の速報値では、東北を中心に15道府県で計109人に上り、月別統計を始めた07年度以降の同時期比で最多となった。個体数の増加が一因とみられる。今後も冬眠の準備で活動が活発になる一方、餌となる木の実は凶作のため各自治体が注意を呼びかけている。
 本州以南はツキノワグマ、北海道はヒグマが生息。道府県別の被害は、多い順に秋田28人、岩手27人、福島13人、長野9人と続き、東北が全体の約7割を占める。北海道は3人。10月以降も増えており、秋田や岩手は14日現在で、既に過去の年度を通じた最多人数を上回った。

住宅街に現れたツキノワグマ=2010年9月、金沢市大桑町(KYODONEWS)
(以上、Yahoo!ニュース、共同通信より引用)

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 クマに襲われた人を治療する立場から言わせてもらいます。
 クマの頭数を減らすべきです
 駆除されたクマがかわいそうだと言う人がいます。
 北海道に住む者として、
 札幌市内の道路を歩いていて、
 後ろからクマに襲われるなんて信じられません。

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 今年は猛暑少雨でさくらんぼさんの果樹園が大変です。
 共同通信の記事に書いてあるように、
 クマの餌となる木の実も、
 猛暑少雨で凶作です。
 クマは餌がなくなって人里に出てきます。
 北海道では温暖化で遡上するカラフトマスが減っています。
 知床半島のクマが餌不足で市街地に出てきています。
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 私は北海道で横路孝弘知事の時代に決めた、
 春グマ駆除の廃止がよくなかったと思っています。
 1990年度の5200頭から
 2020年度は1万1700頭に増えすぎました。
 通学中の子供がクマに襲われる前に、
 クマを駆除して適切な頭数に管理すべきです。
 行政の仕事だと思います。
 クマに襲われると一撃で死ぬことがあります。
 形成外科でも高度救命救急センターでも助けられません。

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