医学講座

大船渡_山火事1週間_ようやく雨

 今日は2025年3月5日(水)です。
 関東地方で雪が降ったニュースが流れていました。
 さくらんぼさんの果樹園を心配しています。
 ウクライナも心配です。
 大船渡山火事が心配で毎日ニュースを見ていました。
 今日のYahoo!ニュースです。
 大船渡 山火事発生から1週間 ようやくの雨に安堵の声も
 岩手県大船渡市の山火事発生から5日で1週間です。市内では火災発生後初めて雨や雪が降っています。
 (中森至記者報告)
 大船渡町の大船渡中学校前からお伝えします。
 こちらでは5日未明から湿った雪が降り始め、午前7時ごろから雨へと変わり、次第に強まってきています。
 そして後ろ、海を挟んで見えるのが赤崎町です。白くくもって見えますが、4日まであちらの山から火の手が上がっていましたが、現在は確認できません。
 また、5日午前5時半ごろまで永浜地区方面の山にオレンジ色の火が見えていましたが、雪や雨の影響か、次第に消えていく様子が見られました。
 ようやく待ち望んていた雨が降り、避難されている人からは安堵の声が聞かれました。
 避難している人
 「ありがたい雨。やっと降ったかという感じ」
 山火事による焼失面積は4日の発表より300ヘクタール増加し、およそ2900ヘクタールに拡大しました。
 依然として予断を許さない状況が続くなか、現在も懸命な消火活動が行われています。

(以上、Yahoo!ニュース、テレビ朝日より引用)

      ■         ■
 私は中学校時代は夕張市の山奥、
 大夕張に住んでいました。
 炭鉱の街でした。
 そこには林野庁の大夕張営林署えいりんしょがありました。
 大夕張ではじめて営林署という役所のことを知りました。
 同級生の武蔵くんのお父さんが営林署で働いていました。
 山に行くと山火事注意の看板をよく見ました。
 私は実際に山火事を見たことはありませんでした。
      ■         ■
 昨年はさくらんぼさん山形で山火事があり、
 ロサンゼルスの山火事もありました。
 日本は国土の7割が森林です。
 北海道でも山火事が起きる可能性があります。
 火事はこわいです。
 大船渡は津波の被害を受けて、
 今度は山火事で家が焼けてしまいました。
 言葉もありません。
 この雨で鎮火してほしいです。

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昔の記憶

父親の誕生日2025

 今日は2025年3月4日(月)です。
 私の父親、本間寛ほんまゆたかの誕生日です。
 ひなまつりの次の日なので忘れません。
 父親は女3人男2人の5人きょうだいでした。
 ひなまつりの次の日だったので、
 誕生祝をしてもらえなかったと聞いたことがありました。
 本間家はお金がなかったので仕方がないと思います。
 生きていたら99歳です。
      ■         ■
 亡くなったのが2016年3月29日(火)午後0:49でした。
 90歳でした。
 もう9年も前です。
 母親が2023年11月7日(火)午後8:56でした。
 母親は95歳で亡くなりました。
 父親が亡くなってから7年でした。
 父親は間質性肺炎であっとう間に亡くなりました。
 誕生日の頃には本人も家族も
 まさか3週間後に死ぬとは思っていませんでした。
      ■         ■
 父親が昔働いていた手稲療養所の場所にできた、
 イムス札幌内科リハビリテーション病院で亡くなりました。
 とってもいい先生と看護師さんたちでした。
 建物は変わっていましたが、
 川の音が聞こえていました。
 病院に行く途中でシカを何度も見ました。
 もう9年も前になります。
 毎年、父親の誕生日になると手稲を思い出しています。

手稲療養所の慰安旅行で行った洞爺湖です。
父と一緒に行ったようです。病気になる前です。

昔はこんなソリで遊んでいました

20160304

2016年3月4日、本間寛90歳の誕生日

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私のひな祭り

 今日は2025年3月3日(月)です。
 暖かったのに冬に逆戻りしてしまいました。
 朝は道路が真っ白でした。
 今日はひなまつりです。
 北海道新聞のいずみに素敵な投稿がありました。
 私のひな祭り
 立春も過ぎ、桃の節句が近づくと亡母を思い出します。幼いころ、母は一人っ子だった私に段飾りのおひなさまを買ってあげると言いましたが、高額で手が出ず、おひなさまが描かれた掛け軸を買ってくれました。
 リンゴ箱やミカン箱を並べ上に赤い布をかけて、家中の人形を飾ってくれました。日本人形やミルク飲み人形もありました。家の中がパアーッと明るくなり、とてもうれしかったのを覚えています。
 そのうちに本物を買ってあげると言っていましたが、33歳で亡くなってしまいました。
 結婚後に子どもが生まれ、男の子でしたが、私のおひなさま飾りが始まりました。友人が作ってくれた木目込み人形を中心に、私も母のように家中の人形を飾ります。今は中年になった息子たちが保育園で作ったおひなさまも並びます。
 長男のは三角おにぎり型のボディーに、顔を差し込んでいます。台座や金びょうぶが付き、千代紙もきれいに貼っています。次男は卵型のボディーに乱雑に貼っています。
 2人の性格がよく出ていて笑えますが、どちらも表情は愛らしいです。長い年月を経てずいぶん劣化していますが、補修しながら大切にしています。私の手作りのぼんぼりとつぼみの多い桃の花と菜の花も飾ります。
 立派なおひなさまはかないませんでしたが、これはこれでにぎやかで、天国の母もほほ笑んでくれていると思います。
 吉田美智子(よしだ・みちこ 78歳・主婦)=北広島市

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 33歳でご逝去されたお母様は、
 さぞ残念だったこと思います。
 リンゴ箱やミカン箱を並べ上に赤い布をかけて、
 家中の人形を飾る
 なんて素晴らしい発想なんだろうと感心しました。
 お二人のご子息が作ったお人形が健在で素晴らしいことです。
 本間家のおひなさまはクローゼットの中です。
 家内の両親が買ってくれました。
 お雛様にごめんなさいです。

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スターマー英首相「全面的にウクライナを支持」

 今日は2025年3月2日(日)です。
 札幌は暖気で雪が減りました。
 アスファルトが見えている道路もあります。
 また寒気が来るようですが、
 春が近い気配がします。
 昨日のトランプ氏とゼレンスキー氏_関係悪化
 …の続きです。
      ■         ■
 今日のYahoo!ニュースを読んで少し安心しました。
 トランプ大統領との会談決裂から一夜_ゼレンスキー氏_英首相と前倒しで会談全面的にウクライナを支持英首相が強調
 アメリカでの首脳会談が決裂して一夜明けウクライナのゼレンスキー大統領がイギリスを訪問し、さっそく首相と会談しました。
 佐藤裕樹記者
 「ゼレンスキー大統領がイギリス首相官邸に到着しました。予定より1日前倒しの会談となります」
 1日の会談でイギリスのスターマー首相はウクライナの主権と安全保障に基づく恒久的な平和が、ウクライナやヨーロッパにとって非常に重要だと述べました。
そしてイギリスは全面的にウクライナを支持すると強調しました。
 これに対してゼレンスキー大統領は首相とイギリス国民に感謝を述べました。
 会談は当初2日に行われる予定でしたが、トランプ大統領との会談が決裂し、ゼレンスキー大統領のロンドン到着が早まり、1日前倒しになったとみられます。
 ロンドンでは2日に、ヨーロッパ各国の首脳らが集まるサミットが開かれる予定で、ゼレンスキー大統領も参加し、今後の対応などが話し合われます。

(以上、Yahoo!ニュース、テレビ朝日より引用)

      ■         ■
 さすが英国です。
 自分のことしか考えていないトランプ大統領と大違いです。
 英国やフランスが支持してくれています。
 日本も支援してほしいです。
 ウクライナがロシア領になれば、
 日本もロシアに侵攻される可能性があります。
 北海道のすぐ隣にロシアがあります。
 サミットでいい結果が出ることを願っています。

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トランプ氏とゼレンスキー氏が会談で関係悪化

 今日は2025年3月1日(土)です。
 昨日の暖気で雪が減りました
 ウクライナ米国がとんでもないことになりました。
 私はもちろんウクライナの味方です。
 今日のMSNニュースです。
 失礼だトランプ氏とゼレンスキー氏が口論 会談で関係悪化が露呈
 トランプ米大統領は28日、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ロシアとウクライナの戦争を巡り、記者団が取材していた会談の冒頭で口論になった。ゼレンスキー氏は、鉱物資源の共同開発を巡る協定に署名して関係改善につなげる思惑だったが、両者の関係の悪化が露呈した。
 ゼレンスキー氏がトランプ氏のロシア寄りの姿勢に疑問を呈したことに対して、トランプ氏に加え、同席していたバンス米副大統領も加わり、3者が反論し合う事態になった。
 バンス氏が和平に向けた「外交」の重要性を強調したが、ゼレンスキー氏はロシアのプーチン大統領が停戦合意を破って2022年に侵攻したことを挙げ、「あなたが話しているのはどんな『外交』ですか?」と聞いた。バンス氏は「失礼ながら、大統領執務室に来て、米国メディアの前でこの件を訴えようとするのは無礼だ。(トランプ)大統領に感謝を示していない」と反論した。
 その後、トランプ氏とゼレンスキー氏が同時に話し続ける形となり、トランプ氏は「あなたは第三次世界大戦に賭けるのか」と主張。「あなたがしていることは、この国に対して非常に失礼なことだ。あなたはもっと感謝しなければならない」などと述べた。【ワシントン松井聡、西田進一郎】

首脳会談の冒頭で言い合いとなるトランプ米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=米ホワイトハウスで2025年2月28日、ロイター
(以上、MSNニュース、毎日新聞より引用)

      ■         ■
 心配していましたが、
 まさかこんなことになるとは考えていませんでした。
 私は失礼なのはトランプ米大統領だと思います。
 こんな人を大統領に選んでしまった米国民はどうしたのかなぁ~?
 日本は何ができるのか
 ロシアに北海道がやられることも考えられます。
 3月になったらいいことがあるかなぁ~?と期待していましたが、
 春の嵐です。心配なことが増えました。

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2025年2月28日

 今日は2025年2月28日(金)です。
 札幌の最低気温は-1℃、最高気温は11℃でした。
 山形の最低気温は-3℃、最高気温は10℃です。
 今年はさくらんぼさんの果樹園が大変です。
 経験したことがないくらいの大雪です。
 今年は豊作になってほしいと願っていました。
 雪の下で果樹がどうなっているか心配です。
      ■         ■
 心配なことがまだあります。
 ウクライナです。
 トランプ大統領になって、
 戦争が終わるのかなぁ~?と思っていたのですが、
 とても残念なことになっています。
 これから先、どうなるのか心配しています。
 ロシアの言いなりにだけはなってほしくないです。
      ■         ■
 心配なことはまだまだあります。
 物価高です。
 4月から電気とガスの補助金が減るので、
 電気料金もガス料金も上がるそうです。
 お米の価格も心配です。
 政府が備蓄米を放出して、
 少しでも安くなるといいです。
 明日から2025年3月です。
 春になっていいことがあるように願っています。

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キャベツ高くても買うわけ

 今日は2025年2月27日(木)です。
 昨日の院長日記、
 コメの価格高騰は国の責任の続きです。
 緒方純子さんの投稿の横に、
 札幌市の渡辺恵美子さんの投稿がありました。
 キャベツ高くても買うわけ
 主婦 渡辺恵美子65(札幌市北区)
 「ええっ、たっかーい!」。スーパーの生鮮野菜コーナー。キャベツの前で、私は絶叫した(心の中で、だが)。
 わが家ではもう10年以上、朝食にキャベツが欠かせない。お皿にこんもり盛ったふわふわの千切りキャベツが夫の大好物だからだ。馬かウサギか青虫かーというぐらい食べる。そのおかげで胃腸も快調らしい。
 もしキャベツを減らしたら、年金生活に突入してキャベツも食べられなくなったのかーと、しょんぼりする顔が目に浮かぶ。仕方ない。奮発するか。
 「よしっ!」。思いきって、ひと玉500円を超えるキャベツを買い物かごに入れる。そばにいる女性の視線がふと気になる。節約もできない無能な主婦に見えてしまったかな。なんとなく忸怩たる思いが…。
 やだやだ、早く春キャベツがたくさん出てこないかな。「早く春になれ」と、呪文のように唱えながらその場を離れる。いらない物までつい買ってしまわないよう、レジに直行だ。

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 渡辺さんのご主人様はおしあわせです。
 本間家では高いと買ってもらえません。
 毎朝、ふわふわの千切りキャベツを召し上がって、
 胃腸が快調なのはすばらしいことです。
 奮発して購入していただきありがとうございます。
 石破首相は庶民が苦労して食材を確保しているのを、
 ご存知ないのでは?と思っています。

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コメの価格高騰は国の責任

 今日は2025年2月26日(水)です。
 北海道新聞にとてもいい投稿が載っていました。
 私と同じ考えです。
 コメの価格高騰は国の責任
 緒方純子77(釧路管内弟子屈町)
 「この間、1個970円だったキャベツが500円になっていたので思わず買ってしまった。普段は絶対買わない値段だったのに」と友人に電話しました。すると「私はずっとパスタを食べているよ」と、おにぎり好きの彼女が言います。お米よりパスタの方が安いからだそうだ。
 収入が遺族年金だけとなり、暮らしていく中で払うものを払っていったら食費に回せるお金はごくわずか。高騰するお米や野菜を買うことができなくなったと言うのです。日本国民が主食のお米を食べることができないなんて、どうなっているんだろう。
 新米が出回っても一向に下がらないコメ価格。この責任は国の食に対する方針やシステムにあるのではないですか。
 もっと食料自給率を上げてください。もっと第1次産業に、しっかり目を向けてください。おにぎりは、やっぱりおいしい。首相の石破茂さん。誰もが、おにぎりを楽しんで食べられる国にしてください。

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 ほんとうに米価格が異常です。
 昨年は米が無くなりました。
 令和の米騒動です。
 緒方さんの投稿の横には、
 キャベツ好きのご主人のために、
 一玉500円超えのキャベツを奮発される、
 札幌市の渡辺さんの投稿もありました。
      ■         ■
 食品が値上がりするのは大変です。
 北海道はこれに灯油価格があります。
 楽しい国なんて言ってる場合じゃないです。
 収入が遺族年金だけで高い灯油を買ってしまったら、
 高い米は買えなくなります。
 パスタが安いのは他の人からも聞きました。
 子供はよろこんでいるようです。
 物価高騰をなんとかしてほしいです。

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ソ連の警備艇に撃たれた漁師さん

 今日は2025年2月25日(火)です。
 残念なことにウクライナにいい考えがありません。
 ネットのニュースを読むと、
 次は日本が危ないとか、
 台湾もトランプに見捨てられるとか、
 信じられないようなことが書いてあります。
      ■         ■
 北海道に住んでいると、
 ロシアの脅威を感じることがあります。
 昔、釧路労災病院に勤務していた時のことです。
 根室市立病院から患者さんの依頼がありました。
 漁師さんがソ連の警備隊にやられたという事件でした。
 根室海峡で操業中、
 霧の中から急にソ連の警備艇が出てきて、
 漁師さんの首に照明弾を撃ちました。
      ■         ■
 左頸部に3センチくらいの穴が開いていて、
 穴の中に破裂した照明弾の黒い残骸が残ってました。
 やけどなので形成外科が担当になりました。
 首の太い総頚動脈がやられていました。
 外科の先生は、
 『だめだ助からない』と言いました。
 私も助からないかも?と思いました。
 当時、私と一緒に働いてくれていたのが、
 藤岡浩賢ふじおかひろたか先生でした。
      ■         ■
 真面目な藤岡先生は毎朝7:00頃から、
 懸命に患者さんの処置をしてくれました。
 首の穴以外は生命に危険をおよぼすような外傷はありませんでした。
 とても私では無理なので、
 北大に応援をお願いして、
 杉原平樹先生(当時は助教授)に来ていただきました。
 穴をふさぐ手術をしていただき、
 患者さんを救命することができました。
 私が一生忘れなれない患者さんの一人です。
      ■         ■
 腹立たしいのが、
 根室海峡で操業中の事件だったのに、
 労災が適応にならなかったことです。
 釧路労災病院だったので、
 事務方に何度も確認してもらいました。
 ソ連の警備艇が撃ったのは間違いないので、
 第三者行為による傷病なんだそうです。
 この事件は北海道新聞にも掲載されましたが、
 労災にならなかったことは記事になりませんでした。
 もしロシアが攻めて来たら大変なことになります。
 70歳の形成外科医が思うことです。

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「強者」のエゴ許すな_東京報道センター編集委員・渡辺玲男

 今日は2025年2月24日(月)です。
 札幌は晴れているのに、
 山形のさくらんぼさんの果樹園はまた大雪です。
 言葉もありません。
 お身体に気をつけてください。
 今日でウクライナがロシアに侵攻されてから3年です。
 北海道新聞に記事が出ています。
      ■         ■
 道新を読んで、私の思いとまったく同じでした。
 北海道新聞を購読してよかったです。
 2025年2月25日、北海道新聞の記事です。
 強者のエゴ許すな 東京報道センター編集委員渡辺玲男
 「何のためにこんなに多くの命が犠牲になったのか」。ロシアによる全面侵攻開始から3年たった今、ウクライナで出会った人々からそんな言葉を何度も聞いた。
 隣国ロシアの一方的な侵略から国土や主権を守るため、数十万人の兵士や多数の民間人が命を奪われた。欧米諸国や日本は、国連安全保障理事国でもあるロシアの「力による現状変更」を認めれば第2次世界大戦後の国際秩序が崩壊するとして支援を呼びかけてきた。
一方、米大統領選で早期停戦を公約したトランプ大統領は、ウクライナの頭越しにロシアと停戦に向けた協議を始め、ウクライナ側に譲歩を迫る姿勢を強める。「命を守るためだ」としてロシアへの領土割譲を認めるような発言まで繰り返す。
 停戦後のウクライナの安全保障をどう確保するのか。ロシア軍に占領された約2割の国土の扱いはどうするのか-。国の根幹に関わる協議にもかかわらず、当事者であるウクライナの意向を軽視して進めるのは大国意識のエゴにほかならない。
 一人でも多くの命を守るために早期停戦を願っているのは、ウクライナ人自身だ。多大な犠牲を払っても戦い続けてきたのは、ロシアのプーチン大統領がウクライナをかいらい国家とする野望を鮮明にする中、停戦しても再び侵攻を招く恐れがあるからだ。
 先の大戦末期、米英ソ首脳は現在のウクライナ南部クリミア半島ヤルタでの会談で、旧ソ連が対日参戦する見返りに千島列島などを引き渡すことを密約した。米国には当時、米兵の犠牲を減らしたい思惑があったとされ、それが日ロ間で今も未解決の北方領土問題につながった。
 海洋進出を強める中国、核・ミサイル開発を進める北朝鮮など、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増す。今、一方的なロシアの侵略行為を「免罪」する結果になれば、国際社会のあしき先例となるのは避けられないだろう。80年前と同じ「強者」のエゴが招く過ちを繰り返さないよう、日本が声を上げていくことが求められる。

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 北海道新聞社の渡辺玲男わたなべれお編集委員は、
 モスクワに駐在していらしたことがありました。
 2年前に分断広げぬ戦略という記事を書かれました。
 北海道は日本の中で一番ロシアに近い地域です。
 私も札幌医大在籍中に、
 ロシアから来たやけどの子供さんの治療をしました。
 ジェーニャ君という少年でした。
 有名なコンスタンチンちゃんを救命したのが、
 先輩の阿部清秀先生でした
 残念なことに戦争終結のいい考えはありません。
 一日も早く終わってほしいです。
 もう人殺しはたくさんです。

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