昔の記憶

北大形成外科同門会2009

 昨日、北大形成外科から、
 同門会名簿が送られてきました。
 入局年度順になっています。
 私が28番目。
 一番若い先生は129番目でした。
 私の後に100人もいるのには驚きました。
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 2008年6月22日にも
 北大形成外科同門会というタイトルの日記があります。
 私を一人前の形成外科医に育ててくださった、
 北大形成外科の大浦武彦教授、
 同門の先輩にはいつも感謝しています。
 採血や点滴すら満足にできなかった私が、
 手術ができるようになったのは、
 北大形成外科のおかげです。
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 私は、大浦武彦教授が率(ひき)いる、
 北大形成外科へ入局しました。
 札幌医大を卒業して
 北大へ行くには少し勇気がいりました。
 私が北大へ行けたのは、
 松本敏明先生[札幌医大22期]、
 大岩彰先生[札幌医大26期]という、
 お二人の札幌医大の先輩がいらしたからでした。
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 特に大岩彰先生は、
 私が札幌医大に入学した時に、
 熱心に弓道部へ誘ってくださった先生でした。
 大岩先生の、
 『私でもやっているんだから大丈夫だょ』
 『おいで!』
 という一言で、
 私は安心して北大形成外科へ来ました。
 大岩先生はお忘れになっていると思いますが、
 私が北大を訪ねた時に、
 生姜焼き定食をごちそうしてくださいました。
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 私は…
 医師が有能かどうか…?
 仕事ができるか…?
 できないか…?
 は、卒業した大学よりも、
 医師としてどのような先輩について…
 どのような人生観を持って…
 どのような仕事をしたか…?
 によって決まると思います。
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 国立大学、
 公立大学、
 私立大学を問わずに…
 最近の医学生には…
 楽で儲かりそうだから…と…
 自分が将来進む科目を…
 決める人がいるそうです。
 美容外科は…
 お給料が高くて…
 当直がなくて…
 楽そうだから…
 なんて選ぶととんでもないことになります。
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 患者さんが急変しても…
 何もできずに…
 呆然(ぼうぜん)と…
 眺めているだけしかできない、
 ペパードライバーのような医師になる恐れもあります。
 将来後悔しないように、
 しっかりとした先輩がいる病院で、
 お給料が安くても、
 充実した研修先を選ぶべきです。
 若い時から高給を取りたければ、
 プロ野球選手を目指せばよいのです。
 明日は北大形成外科同門会総会があります。

“北大形成外科同門会2009”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    大浦武彦先生の名前は何度もblogに書かれていらっしゃるので本間先生がどれくらい 大浦武彦先生を尊敬していらっしゃるかよくわかります。 先輩の生姜焼き定食の話も何度か書かれていらしたので、よき師、先輩のいる北大形成外科同門会は素晴らしい会なのですね。みなさん、いつまでもお元気でご活躍ください。
    荻野先生の件は年内中には決着がつきませんでしたが、今後ともよろしくお願いいたします。

  2. のだめ より:

    プロ野球選手で儲かるのは、ほんのひとにぎりの選手ですよ。
    下手したら年俸500万程度で、芽が出なかったら3〜4年でバッサリクビですよ。

    また、現役時代そこそこ稼いでも、引退後の生活は保障されていません。
    今は日本プロ野球機構がセカンドキャリアの為に動いていますが、元プロ野球選手のプライドを捨てない限り、会社勤めは難しいそうです。

    それにプロ野球選手になるには、ドラフトに指名されないと始まりません。
    医者になるより、プロ野球選手になる方が難しいですから。
    簡単にプロ野球選手になれるものではないのです。

  3. らずべりー より:

    私も若いうちは特に、給料が安くても症例数があって良い先輩医師がいる病院に行った方がいいと思いますね。
    先輩でも駄目なところはあるかもしれませんが、そこは影響されないで良いところだけ学び取って、わからない所や教えて貰ったことは走り書きでも良いからメモをするとかでも違うように思いますよね。
    良い先輩というのは、自分にとって良いことも悪いことも(欠点)含めて、「ここは良いけど、こうなるからこうした方がいいですよ、こうするとこういう結果が予測されるからこう工夫するといいですよ」指摘してくれたり、教えてくれる人が本当の意味での良い先輩なのかもしれません。
    基本があって応用が生まれ、誤差が少なくなってくるのだと思います。
    若いうちはショートカットする道を選択せず、基本を大切に1つ1つを丁寧にやっていく方が今後の為になるのではないでしょうか。
    1つ1つの行った質の方が大事なのかなっと。医療以外でもそう思うことはありますね。

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