昔の記憶
自転車屋のおじさん
今日から10月です。
早いもので、
今年も10月11月12月と…
残すところ3ヵ月です。
今年は大変な年末になりそうです。
11月から北海道電力の料金が上がります。
円安で灯油もリッター100円以上します。
北国で生活する者にとっては死活問題です。
■ ■
北海道電力の料金値上。
北海道にとっては、
リーマンショック以上のダメージです。
ちっぽけな美容形成外科ですが、
危機感を持っています。
何とか、
灯油代金だけでも安くなって欲しいです。
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私は15歳の時に、
大夕張という山奥から、
札幌に出てきました。
家は裕福ではありませんでした。
母親も、
森永製菓の工場のパートをしたり、
生命保険の外交員をして、
生活を支えていました。
■ ■
私の唯一の楽しみは、
自転車でした。
体育が苦手で、
マラソンで苦しみ、
運動も苦手でした。
唯一、体を使う運動は、
自転車でした。
■ ■
小学校6年生の時に、
美唄市茶志内の生協で、
宮田自転車の、
5段変速の自転車を買ってもらいました。
青い自転車でした。
その自転車を、
大切に使っていました。
■ ■
美唄→大夕張→札幌と、
自転車も引っ越してきました。
ピカピカに磨いていました。
私のお気に入りでした。
自分で油をさして、
いつも手入れをしていました。
自分では直せない時に、
自転車屋さんのお世話になりました。
■ ■
高校から大学まで、
西区八軒にあるフジニ商会という自転車屋さんで、
よくお世話になりました。
おじさんの名前が、
玉井さんということを、
かなり後になってから知りました。
おじさんの店で買った自転車ではないのに、
ちょっとした調整なら、
(お金は)いいょ~
…と無料で直してくださいました。
■ ■
いつも笑顔のおじさんでした。
お兄ちゃん西高?
優秀だねぇ~
がんばってね
いつもこんな感じでした。
(ただで直してもらって)すみません
出世払いでいいょ
いいおじさんでした。
■ ■
結婚してからは、
家内の自転車、
子どもの自転車、
いつもおじさんの店から買いました。
小学生の息子が、
お父さん
西友でも(自転車を)売っているのに、
どうして(遠くの)お店から買うの?
…と不思議そうに言ってました。
■ ■
おじさんの店の自転車は、
(ブリジストンの)いい自転車だから。
お父さんが昔お世話になったから、
(だから)おじさんの店から買うの。
電動自転車だけは、
おじさんの店で、
走行中に充電できるSANYOの電動自転車を売っていなかったので、
ネットで買ってしまいました。
唯一の心残りです。
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自転車屋のおじさん、
玉井慎也さんがお亡くなりなりました。
昨日がお通夜でした。
家内とお参りに行ってきました。
79歳でした。
いつも笑顔の、
いいおじさんでした。
心からご冥福をお祈りしています。
ありがとうございました。
私は自転車が好きな少年でした
“自転車屋のおじさん”へのコメント
コメントをどうぞ
いいお話ですね。
私は危ないという理由から自転車を購入してもらえませんでした。
友達の後を走って遊んでいました。
その姿がやはり不憫に映ったのか社宅の前だけという約束でやっと買ってもらえたときは嬉しさでいっぱいでした。
その後自転車にも慣れ、塾迄自転車で行くようになりました。
ですが無理して坂をこぎすぎて、元々悪かった股関節を更に痛め、もう乗れなくなったのが残念です。
ご冥福をを心よりお祈り致します。
玉井さんの御冥福を心よりお祈りいたしております。
長男も大の自転車好きで 実習にも ジープに積んで行き宿泊先から病院まで通いました。山形市内でも知り合い宅に車を置いていただき、自転車で回ります。オフロードと折りたたみの二台あります。自分で直せない時は山形市内の自転車屋さんで修理してもらうようです。大きな量販店やネットに押され町の自転車屋さんが無くなったのは残念です。