医学講座
名人の一言
十仁系日本美容外科学会(JSAS)は、
形成外科系日本美容外科学会(JSAPS)とは、
参加する医師の顔ぶれが違います。
中国から、
たくさんの女性医師が参加しています。
目に余る行為もありますが、
貪欲に技術と知識を学ぶ目線はすごいです。
■ ■
韓国の先生は、
米国形成外科学会誌(PRS)に掲載される論文を書くような、
素晴らしい先生も参加されます。
鼻の手術で有名な、
シミアンクリニック
心美眼の、
鄭東學(ジョン・ドンハク)先生
(英語表記は、Dong-Hak Jung先生)も、
毎年必ず出席されています。
■ ■
十仁系日本美容外科学会(JSAS)に参加して感じることです。
私は形成外科医で、
美容外科医じゃないな。
まだまだ修行が足りないな。
よくこう感じます。
美容外科医には、
十仁スピリットが大事だと(私は)思います。
■ ■
美容外科スピリット。
2007年9月29日の院長日記です。
美容外科は技術だけでは食べて行けません。
お客様のニーズに合わせた手術や治療を提供できるのが
美容外科だと日高先生から教えていただきました。
私はまだまだ修行が足りません。
横柄な形成外科医のままです。
自分の考えに合わない手術はお引き受けしていません。
■ ■
名人の言葉は重いです。
たとえば、
患者さんを自分の彼女だと思う
2015年6月9日の院長日記です。
私の生涯で一番記憶に残る特別講演、
福田慶三先生の
美容外科医の心得3段活用は、
巨匠と呼ばれる、
著名な先生へのインタビューでした。
東京、大阪、岐阜へわざわざ行かれて、
福田先生みずからインタビューされました。
■ ■
ためになることが満載でした。
一番印象に残ったのが、
ノエル銀座クリニック院長の
保志名勝先生のお言葉でした。
保志名先生は、
どんなことがあっても、
患者さんを怒ったりしないそうです。
■ ■
福田先生が、
『どうして怒らないのですか?』と質問されました。
保志名先生のお言葉は、
『すべての患者さんを、自分の彼女だと思ったら、怒れないじゃないですか』
これをお聞きして、
私はすごいと思いました。
私は彼女でも奥さんでも怒ります。
人間性の問題かと思ったら違いました。
■ ■
福田先生:
『どうやって怒らないようになったのですか?』
保志名先生:
『十仁で鍛えられました』
私:なるほど!と思いました。
十仁スピリット
2008年5月12日の院長日記です。
■ ■
形成外科出身の(自称)美容外科医は、
技術が売り物でも、
なかなか…
すべての患者さんを、
♡自分の彼女♡だと、
思えないことも多くあります。
私は、
すべての患者さんを、
自分の家族だと、
思っています。
家族だから怒りもしますし、
できないものはできないと言います。
■ ■
持って生まれた性分だから、
もう還暦も過ぎているから、
こんなガンコな性格は直せないと思います。
保志名先生のように素敵な美容外科医に、
自分の彼女だと思って
手術をしていただくのは、
女性にとって幸せなことだと思いました。
■ ■
十仁系日本美容外科学会(JSAS)に参加すると、
こんな名人の一言を聞くことができます。
学会の討論の間に、
ノエル銀座クリニック院長の
保志名勝先生が何気なく話された言葉の中に、
美容外科医ならではの苦労と、
たくさんの経験から生まれたノウハウがありました。
ぜひ来年5月の第105回日本美容外科学会(JSAS)に参加してください。
今年と同じ赤坂のANAインターコンチネンタル東京で開催されます。
学会長は城本クリニックの森上和樹先生です。
“名人の一言”へのコメント
コメントをどうぞ
本間先生はナチュラルな仕上がりが
モットーですもんね。
人それぞれですからね。
彼女と思うのもいいし、家族と思うのも
いいなぁと思います。
暖かい気持ちですもん。
そうですね、先生は形成外科の気持ちが
強いかもしれませんね。
この日記を拝読してる感じでは。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私には形成外科医が向いています。彼女は苦手なのでやはり家族がいいです。
自分の彼女だとは中々思えないご年配の方もいらっしゃるので 本間先生の家族だと思う方がいいと思いますが、、、 先生はありのままの本間先生でいいと思います。
今日は母の手術説明で 私が三回執刀していただいた、先生に執刀していただくことになりました。 推弓形成術という手術ですが形成外科的なんですかね?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。いい先生に手術をしていただけることになってよかったと思っています。推弓形成術という名前でも整形外科の手術です。きっとうまくいきます。私は安心しています。