医学講座

ニューヨークからの相談電話

 今朝、午前5:20に電話が鳴りました。
 『お父さん電話。英語!』
 家内が寝ぼけ眼で電話を取りました。
 私は寝ていたのですが…
 “Hello! Good morning.”
 『もしもし、おはようござます。』
 と電話に出ました。
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 ちょっと暗い声の女性が英語で話してきます。
 こんにちは、ニューヨークからお電話しています。
 私はわきのことで悩んでいます。
 そちらのウエッブサイト(ホームページ)を見て
 お電話を差し上げました。
 半分眠っていた私は、
 ニューヨークからわきの相談で、
 電話が来たことがわかりました。
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 ニューヨークからの電話もよく聞こえます。
 相談者の方は、
 28歳の女性。
 職業は看護師さんです。
 ニューヨークでワキガ手術について調べ、
 何と!
 札幌美容形成外科の英文HPを見つけられて、
 相談のお電話をくださいました。
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 いろいろ調べてみると、
 わきの手術は日本の方が進んでいることがわかり、
 ホームページに書いてあった番号に、
 国際電話をかけてくださったそうです。
 過去に何度かメールでのご相談はありましたが、
 国際電話は今回を含めて3回です。
 勤務時間中に職員が電話を取ると、
 『先生、電話です。英語です!』
 と困った顔で、
 私のところへ子機を持って来ました。
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 ニューヨークの相談者の方は、
 看護師という職業で、
 わきの汗と臭いでほんとうに困っている様子でした。
 いつも臭いがするんじゃないかと心配です。
 シャワーは毎日、
 食事にも気をつけています。
 ベジタリアンにもなりましたが、
 残念なことに何も変わりません。
 周囲の人が私の臭いに気付いているか?と心配です。
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 わきの事で悩むのは、
 日本もニューヨークも同じですね。
 私は眠いのも忘れて、
 わきの手術は簡単ではないし、
 看護師さんだったら、
 一ヵ月近い休みが必要なこともあります。
 手術後の安静を保たなければ、
 血腫という術後合併症を起こすこともあります。
 などを…
 英語で説明しました。
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 さすがに日本に来て手術は無理なので、
 ニューヨークでアジア系の形成外科医を探すか、
 わきの手術をたくさんしている先生を見つけるように
 アドバイスをしました。
 家内は、
 日本はまだ5:20です。
 とどうして言わなかったの?
 と早朝の電話にちょっと怒っていました。
 私は怒るよりも…
 Thank you for listening to me and taking the time out to speak with me today. I really appreaciate it.
 お話しを聴いていただきありがとうございました。
 というメールが来て、
 時差のことも忘れて嬉しく思っていました。

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