院長の休日
心を癒す(いやす)
何度も日記に書いています。
医師はストレスの多い仕事です。
決して、楽で、儲かる職業ではありません。
診療科目や立場によってストレスは違いますが、
私のように、一人で開業していると、
医業以外のことで、ストレスがかかります。
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手術で悩むことは、まずありません。
クリニックの運営、労務、経理、人事など
今までの経験が役に立たないことで、
問題が発生すると悩みます。
私の先輩が何人か、
大病院の院長に就任なさいました。
お気の毒なことですが、
一番多くマスコミに登場するのは、
頭を下げているところ…。
謝罪の記者会見です。
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大病院の院長ともなると、すべての責任がかかります。
1,000人近い患者様や、それとほぼ同数の職員のことなど
いくら頭が良くても、すべては掌握できません。
近年は、それに経営問題が重くのしかかります。
国公立病院で‘黒字経営’をするのは、
並大抵のことではありません。
私の何倍もストレスが多いことと思います。
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私は、酒も飲まず。
タバコも吸わず。
ススキノに通うこともありません。
どうやって?
ストレス解消をしていると思いますか?
健康管理のために、スポーツクラブに通っています。
スイミングを、ほぼ毎日、少しずつしています。
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ストレス解消になっているか?と聞かれると…???
適度に疲れるので、よく眠れます。
ただ、あぁ~、
これは良かったなぁ~、
というような、感動はありません。
たまにストレス解消をしたいと思います。
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一昨日の夜、‘サーカス’のコンサートに行ってきました。
そして、昨夜は、‘さだまさし’さんのコンサートに行ってきました。
たまたま、家内が‘さだ’さんのチケットを買った後で、
サーカスの30周年記念コンサートのことを知り、
2晩続けてになりました。
少し、贅沢でしたが、
いやぁ~~、これはよかったです。
どちらも、とても心が癒され(いやされ)ました。
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サーカスのお姉さん、叶正子(かのうまさこ)さんと
さだまさしさんが、同じ1952年生まれ。
サーカスの叶高(かのうたかし)くん、
と私は札幌西高校の同期で1954年生まれ。
どちらのコンサートも、
観客は圧倒的に、おじさんとおばさん。
男女比では女性が多い印象でした。
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サーカスの叶くんも
さだまさしさんも
コンサートに来てくれたお客さんから
『来てよかった!』
『歌を聴いて元気が出ました!』
『また元気を出して頑張ります!』
と言われるのが、一番の励みになるそうです。
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さだまさしさんのコンサートは、はじめてでした。
約3時間近く、途中休憩もなしで、
歌いっぱなし、
話しっぱなし、
でした。
さだまさしさんのトークが、
こんなにおもしろいとは知りませんでした。
さださんは、幼少の頃、
お坊ちゃまでバイオリンを習っていたそうです。
その後、お父様の事業がうまく行かなくなり、
豪邸住まいから、一転しました。
ご自身でも、
映画事業の負債から30億円もの借金をかかえられました。
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コンサートは通算3,500回を超えたとお話しされました。
とにかく、すごいパワーでした。
歌を通じて、多くの人の心を癒してくださっています。
私も心を癒していただきました。
歌を聴いて、元気をいただくのはよいことだと思います。
これからも、少しずつ、コンサートに足を運んでみようと思いました。
自分も、少しでも人の役に立つ仕事をしようと思いました。
私たちの50歳台という年代は、
こんな風に考える年頃なのかなぁ…
とも思いました。