医療問題
医学書のコピー
あまり名誉なことではありませんが、
韓国や中国へ行くと、
ブランド物のコピー商品を売っています。
日本からの出国審査の後で、
税関が
コピー商品と本物を比べて展示しています。
私が見ても、どちらがコピーで本物だか?
さっぱりわかりません。
■ ■
韓国や中国でも、
国の規制が厳しくなり、
コピー商品の工場が摘発されたり、
販売者が捕まって、
少しずつ、少なくなっているそうです。
私自身は、
靴もカバンも日本製。
何年も同じものを…
穴が開くまで使っています。
その方が、使いやすく楽だからです。
■ ■
韓国の学会へ、
日本から行った、
ヴェリテクリニックの福田先生が、
セレクト美容塾・眼瞼という本を書かれています。
2006年4月に
克誠堂出版(こくせいどうしゅっぱん)から出版されました。
美容外科医の間でベストセラーとなり、
初版1,000部はすぐに売り切れたそうです。
この本の韓国語翻訳版が、
学会会場で売っていました。
■ ■
この本は、純然たる医学書です。
カラー写真がたくさん掲載されているので、
素人の方が読まれても、
内容の一部は理解できます。
美容外科でよくある、
いわゆる‘宣伝のための本’ではありません。
学術的な価値も高いと思います。
私は、福田先生と克誠堂出版が、
韓国語訳を出されたと思いました。
■ ■
福田先生がおっしゃるには、
何の許可も同意もなく、
韓国でコピーされて、
ハングルに翻訳されて、
出版されたと話されていました。
福田先生は会場で(英語で)
この本の改訂版が来年発売され、
その中には新しい手術法が記載されています。
と言われていました。
第2版も、
無断で翻訳・出版されるかもしれません。
ちょっと残念ですが、
これが厳しい現実です。